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N字チャートをとる(初級編)
以前書いた初級編の記事が定期的にアクセスといいねがあるので、基本的なことを簡単にまとめるのは需要あるのかな?と思い、また初級編の記事を書いてみます。
基本的なことを言語化するのは自分のためにもなりますしね。
前回の初級編記事はこちら↓
https://note.com/pokusi225/n/n6a7d44096c68
今回はトレンドの基本中の基本、N字チャート。
シンプルかつ美しく、全ての始まりであり、帰着であるチャートパターン。
私もトレード始めたころは、あれこれやってみたものの全然勝てなくて、ある時期、このN字チャートだけしかトレードしない!とやってみたら、不思議と上手くいき、なんとなく、ほんのちょっとだけ前進した感覚を得ました。
今回はそんなN字チャートの取り方の優しい方法を初級編として書いてみます。
もっとこうした方が良い、ああした方が良いというご意見が出るのはわかっておりますが、それよりも簡単さと分かりやすさを重視しようと思います。
まずN字チャートとはなんぞやと。
こんな形のチャートです。
値動きがNの形になっていますね。
![](https://assets.st-note.com/img/1673859534943-dL0fc4mOfA.png?width=1200)
この時のエントリーポイントはどこか。
始めの上昇の高値部分です。
下の例だと赤丸の28200でロングエントリー。
![](https://assets.st-note.com/img/1673859697316-YdMDF6Se23.png?width=1200)
直近高値をもう一度つけたということは上へ行く力が強いと判断します。
This is 順張り。
ネックライン超えてから?プルバック?レジサポ転換?そんな難しいことは聞こえません。
では利確はどこでするか。
始めの上昇の値幅と同じ値幅を押し目の底値から動いた場所です。
下の例だと28400が利確ポイントです。
![](https://assets.st-note.com/img/1673927754072-UUj5KX2ZM1.png?width=1200)
下の例では想定した利確ポイントまで値が伸びますが、ここまで伸ばさなくても上昇がストップしたなと思ったら7割、8割行ったところで利確しちゃっても良いと思います。
腹八分目、足るを知る、利確は正義。
このN字チャートのトレードでは28200でエントリー、28400で利確。
値幅200円プラスのトレードとなります。
これはたまたまうまくいった例です。
それでは、エントリーして、想定通り上昇しなかった場合はどこで損切りするのか。
もちろん損切り場所については色々と意見がありますが一例として。
押し目の底からエントリーポイントまでの値幅の50%を足確定時に下回ったら損切りです。
ヒゲ(安値)でなくローソク実体(足終値)で抜けるのがポイントです。
エントリーポイントは直近高値にあたるので、その高値をもう一度をつけた時は一時的に利確売りが出て、ローソクとしてはヒゲになることもあるためです。
![](https://assets.st-note.com/img/1673860505951-noWzJJ2viS.png?width=1200)
もちろん、損切りした後上昇する可能性もあります。
下の青矢印の形は上昇した後、N字を作らず、ボックスでの持ち合いになり、上に抜けていく上昇レクタングルというパターンです。
![](https://assets.st-note.com/img/1673861106493-zckWuBotpP.png?width=1200)
こうなると、損切りしなきゃよかったと思いがちですし、実際トレードしてると、持っておけば良かったなという感想を持ってしまいます。
でも損切りでいいんです。
だってもうこれ、N字じゃないから!
金額的に負けたから残念に思うんです。
発想を転換します。
あなたはN字を探してN字だと思ってエントリーした。
でもN字ならなそうだから損切りした。
結果N字ではなかった。
つまり、あなたは正しい。
逆に損切りしなくて金額的には助かったとしましょうよ。
N字だと思ってエントリー。N字にならなそうだけど、損切り嫌だなと思ってホールド。たまたま建値まで戻ってきたので助かった。
その時はたまたま助かっただけで、次は助からないかもしれない。
でも前回助かったんだから今回も助かるかも…という甘美な毒に侵されるとなかなかその毒を抜くのは大変です。
ということで、N字チャートのエントリー、利確、損切りについてみていきました。
次はより美しいN字チャートを見つけよう、です。
ポイントは3つ。
![](https://assets.st-note.com/img/1673926349476-Z6QnvacrDD.png?width=1200)
まず上のチャートでは押し目が50%以内で収まっています。
目安は50%以内。それより下がると、再び上に行く強い力が必要になってきます。
50%は損切りのところの目安でも出てきましたね。
そう、50%。半分が基準とだけ覚えます。
フィボナッチ?何それ。
次にN字チャートを作る前はどうか。
安値を切り上げているとよりN字チャート完成に近づきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1673926398235-3dqT1EYFfx.png?width=1200)
安値を切り上げているということは上昇の力が上がっている証拠ですからね。
最後に上位足でのトレンドが同じかどうかです。
例にあげているチャートは1時間足のチャートです。
これを4時間足で見てみます。
![](https://assets.st-note.com/img/1673926472496-8ucEx5ejM3.png?width=1200)
4時間足で見ると、ちゃんとN字チャートが発生する場所は上昇トレンドの中にいることが分かります。
美しいN字チャートのポイント
押し目が50%以内に収まっている
N字形成前の安値が切り上がっている
上位足でのトレンドとエントリーする時間足のトレンドが揃っている
この形をひたすら探して、この形になるまでエントリーしない!という気持ちでいても良いかもしれません。
N字チャートマスターはすぐそこだ!
それでは、また!
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