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しんよげんの書

こんにちは、ポクシです。

年末最後にがっつり記事を書いて有料公開するぞっと考えておりましたが、私がこのクソ忙しい年末にコロナにかかり、ちょっと病み上がりで疲れちゃったってのもあり、さらっと記事を書いて無料公開にいたします。
内容が面白かったら、いいねやコメントなんていただければ幸いです。

今日は一部の人に人気?な「予言の書」についてです。
10月末、こんなツイートをしました。

その後のチャートはこの通り。

予言の書は11/7から上がる場合と下げた場合の2パターン書きましたが、上がる方が当たるだろうなと思っていました(理由後述)。

この様にツイートし、チャートもそれ通り動くと、「その水晶玉どこで売ってるの!」「水晶玉ください!」と言った声もいただく様になります。
(本当は水晶は誰でも持っているんだけどね。)
さも、特別で特殊なチャートの読み方をして、未来予測をしたように思えます。
でも、蓋を開けてみると実は大したことないシンプルな考え方で、真実を知ったら拍子抜けすることでしょう。
複雑に思えるものは実はシンプル、シンプルに見えるものは実は複雑というのがこの世のことわりでございます。
さあ、この予言の書についての真実を紐解いていきましょう。

これが真実だ。

まず、話の前提として、頭に入れて置いて欲しいのが、「チャートは韻を踏む」ということ。簡単に言うと、同じ様なこと何度も起こるよねってことです。
私の様なテクニカルトレーダー、チャーティストはダブルボトムや三尊などのチャートパターン含め、サポートライン、レジスタンスなんかも、全て過去に起こり、「この様な場合はこうなる可能性が高い」と言う考えのもとトレードをしています。
なので、この記事も「チャートは韻を踏む」と言う考えのもと、ラッパー気分でお読みください Yo

これは日経先物の日足チャートです。
よく見てください。

見えてきましたか?
え?見えてこない?
よーく見てください。

ほら見えてきましたね。

日経先物は2021年以降、このような68本サイクルで動いています。
※サイクルを考える時は安値と安値で1サイクルとなる様に考えます。
68本でないところもありますが、それはサイクル理論用語を使うならオーブ(許容範囲)というものにあたります。
私の言葉で言うなら「細けぇこたぁいいんだよ」。
(サイクル理論はもっと厳密にプライマリーサイクル、メジャーサイクルなんて難しいものが出てきますが、ちょっとそれは脇に置いておきます)

さらにこの1サイクルを分解して考えると、40本あたりでトレンドが変化することが多い、と言うのが見えてきます。

予言の書で上がる方が当たるだろうと考えたのはこのサイクルの初動が前回のサイクルの初動の山の作り方と似ていたからです。

40本あたりで下げているには、下のチャートのように初動でもっと上に上げてから落ちていくだろうなと考えられます。

結果、今回の動きは前回のサイクルと似たような構造となっていました。
前回の動きの韻を踏んだわけです。

と言うのが今回の予言の書の真実です。
ね、中身を知ってしまうと、なーんだそんなことかと思いますよね。

今回はたまたま、この様なサイクルに沿った動きをしましたが、では来年も同じようなサイクルをとり、同じ様に動いていくかはわかりません。
今年は特に年間を通してレンジだったこともあり、この様なサイクルが効いていたとも考えられます。

私も度々言っておりますが、未来のチャートを予想するのはあまり意味がなく、現在の値動きに対して、どうポジションをとるかがデイトレーダーとして最重要かと思っています。
ただ、シナリオを立てる上で、こういった未来予測もトレードのエッセンスとして楽しむのはありですね。

チャートを曇りなき目でじっくり観察し、チャートの癖、特徴、そして韻を見つけるのです。
そう、あなたの目で。

目を見開いて。

水晶あったー!ほら、水晶玉は誰でも持っているって言ったでしょ。

2023年、どんなチャートになるかはわかりませんが、あなたの水晶玉を通して見る「しんよげんの書」はどうなりますか?

それでは、また!




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