雑談あるいは暴落ドラムは叩かない

こんにちは、ポクシです。
昨晩、日銀の植田総裁の発言がありました。
かいつまんで言うと、「前提が変わらない限り全体のストーリーは不変」。つまり、現状維持。この結果、ナイトの先物は上昇。

「前提が変わらない限り全体のストーリーは不変」「前提が変われば全体のストーリーは変わる」同じ意味ですが、前者の発言をこの時点でしたと言うことは7月の日銀会合もYCC修正はないのだろうなと思われます。
逆に、これで修正したら市場はサプライズになってしまうね。

そもそも植田総裁は半年から1年は様子見と言っていたので、現状維持の方が濃厚だったのですが、やれYCC修正だって言っていたのは、海外の人たちなんですよね。日本人の国民性を知っているのか?石橋叩いて渡らん国民性ぞ。首相が検討使と揶揄される国ぞ。

そういえば、YCC修正にベットしたファンドもありましたね。

日銀はひとまず現状維持だろうと考えて、次に目を向けるのはアメリカ。
FOMCでは利上げが年内あと2回と言われていますが、次のFOMCでは利上げするだろうと。

実に99.8%が7月の利上げを考えています。重要なのは利上げするかしないかではなく、市場が織り込んでいるかの問題。この数値を見る限り、市場はすでに利上げを織り込んでいて、次のFOMCでは波乱なく終わるだろうと思われ。
ただ、年内もう一回あるであろう利上げ時期についてはまだフラフラしているので、そこらへんの思惑で一旦調整する可能性もあり。

ただ、最近出てくる指標たちはインフレ鈍化の色も見えてきて、利上げのゴールも見え、なんとなく先が明るいように感じます。

つまり株価指数は今年後半は、下がったら買ってけば良いね〜、なんて楽観視しています。

たーだ、色々な問題が解消されてきて、わーいわーいと青空の元ハッピーな気持ちでいると、予想もしないところから来るのが暴落というものです。

フィアアンドグリードは依然高いまま。

私たちは実は今、ユーフォリアの真っ只中にいて気付いてないのかもしれません。

まぁ、だからと言って、暴落に怯えながら、上がっていく株価を指を咥えてみているのはナンセンス。
暴落は喰らうものだと初めから割り切って(いかにその損失を抑えるかは意識して)、周りに注意して日頃のトレードを続けるしかないんですよね。

いつ来るかもわからない暴楽にかけてドラムを叩き続けるのは映画の中だけで良い。

マネー・ショート 華麗なる大逆転 より

私は華麗なる大逆転よりも、無理のないトレードの継続を考えたい。

それでは、また。



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