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悪臭。

日経平均株価は8日、ギャップダウンで下落し、日足でのアイランドリバーサルとなった。

アイランドリバーサル (あいらんどりばーさる)
株価のテクニカルチャート(ケイ線、ローソク足)において、ギャップ(窓)を空けるように株価が上(または下)にジャンプした後に再度、下(または上)側にギャップを空けジャンプして戻る値動きをすることでできる離れ小島のように見える部分のこと。一般に、下落トレンドからの底入れや上昇トレンドでの天井にあたる相場の転換点として捉えられることが多い。

https://www.nomura.co.jp/terms/japan/a/A02085.html

もしアイランドリバーサルでトレンド転換したのであれば、下落は1日では済まない。

この形で次の足、つまり月曜の足がどんな形だったら嫌だろうかと考える。
それはこう。

陰線が並ぶ形。つまり下放れ並び黒になること。普通によく起こる形。

下放れの並び黒
「下放れ二本黒」とも呼ばれ、下降トレンドで、ジリ安の局面から下放れして現れた「並び黒」で、更なる下落の前兆(売りシグナル)となる(底が抜けることもある)。

https://www.ifinance.ne.jp/learn/technical/twd124.html

並び黒になったら、さらなる下落を警戒しなければならない。
並び黒をつくるには、日経平均が前日と同じ値付近でスタートする必要がある。
つまり、金曜ナイトの日経先物が上昇し、デイのマイナス分を埋める動きをする必要がある。

日経先物チャート

あ…

ということで、ロング大好きな私が、金曜ナイトの上昇を素直に喜べない要素のひとつ目がこれである。

そして、先物がこの位置で終わったのは、私が先物チャートに引いていた斜めラインに当たっていて、ちょうどレジサポになるかもしれないという印象も与える。

日経先物4時間足

アメリカに目を向ける(指数チャートはCFDだとおもってくだされ)

S&P

S&P日足

7末につけた年高値付近で終了。強さを感じる一方、ここが年間で一番強い上値抵抗とも考えられる。ここでまた叩かれてダブルトップをつけてもチャートの形としてはなんら不自然ではない。
ナスダックは7末高値より上にいるが、抜けきっているとは言い難く、高値圏でもみ合っているよう。

ナスダック

ダウは7末高値を抜けているようにみえるが、なんとなく斜めのレジスタンスラインも見えるような気がする。

ダウ

金利

金曜に発表されたの経済指標は強かった。金利も株も上がった。
今相場を動かしているファクターは、利下げはするのかい?いつなのかい
?ってことだとすると、指標結果から矛盾している動きはどっちなのかなって考えをめぐらす。

米国債10年利回り

VIX

株価上がってるのだからVIXは下がるんだろうが、VIXの持つリズムが止まっているように見えるチャートだ。

フィアグリは68。うーん。

そういえば2018年のVIXショックも金利を理由にVIXが仕掛けられて、株価の下落があったよね。


ということで、今回は前向きな内容は書けませんでした。
私が感じているこの悪臭がただの勘違いであったほうが、平穏に年末のトレードができるのでうれしいですけどね。

来週は年内最後のFOMCもあります。
最後にドカンと食らわないよう、危機感高めにいきましょ。

それでは、また!


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