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ガチガチの気持ちをほぐしてくれた NHK-BS秘境の列車 モレック

『行くぞ!最果て!秘境✖️鉄道  〜インドネシア ほのぼの列車〜』

偶然見たNHK-BS の番組 おもしろかったぁ〜

インドネシアのジャングルの中を手作りの電車が行く。列車は古い遊園地の子供の列車のよう。古くなっても塗り替えられてない木の列車、そんな感じかな。

線路は草ボウボウ。日本でいうと廃線の残された線路そのままだ 。雑木林の緑のトンネルの中を走ってるようなものだから、枝が跳ねて窓から入り顔に当たる。窓のない席は雨も当たる。線路を塞ぐ木などは助手が降りて手でどける。そんなだから脱線する。乗客は降り、線路は助手が枝や石をどけ繋げる… え!ずれてるよ それでいいの?きちんと繋がっていないよ。それでも列車を持ち上げて線路に戻す。大きな音がしたり列車がガタンと跳ね上がったりするけど、大丈夫らしい走ってる。

橋に差し掛かる。見るからに危なげだ、大丈夫?と心配していると、乗客は列車を降り、歩いて渡るらしい。その後を列車がソロソロと続く。おー危ない! 

昔は金鉱山までのしっかりした列車だったらしい。修理を繰り返し今は個人所有の木でできた手づくりの列車だ。運賃¥1000。33km 5時間 。いやそれを2時間以上遅れたらしい。

レポーターの音尾琢真さんの驚きの顔とワクワクの顔、楽しそうな顔。多分相当大変な旅だったと思うけど、音尾さんだったから伝わった豊かな旅。

このモレックという列車を見始めてから、私はずっと笑っていた。ワクワクして楽しくて仕方がない。乗車している人もみんな楽しそうに乗っている。日本だったら走らせるはずのない線路、動かすはずのない列車。日本だったらありえない状況だ。「ねばならない」「こうあるべき」にがんじがらめになっていた気持ちが一気にほぐれた。


HSPの気質であるらしい完璧主義。真面目で完璧主義 、ガチガチだった私 。でも自分がそんなだったなんて気がつかずに昨年まで生きてきた。自分のことがやっとわかってきたけど気質は変えられない。でももう少し楽に考えて生きられるんじゃないかって思い始めてた。まさにその時のこの列車だ 。心に刺さった 。

キッチリとしなくても生きていける 。この環境でもみんなこんなに楽しそうだ。私も肩の力を抜いてまずは受け入れてみよう。もしかしたら今より柔らかい人生が送れるかもしれないよね。




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