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文庫化したら世界が滅びる小説が、文庫化したので世界滅びさす ①

百年の孤独が文庫化しました。本屋さんでも大盛り上がり。
文庫でなかなかの厚さ。お値段も1250円。

夏の課題図書として、挫折者が多いと噂の一冊にチャレンジします。
百年の孤独を挫折した人の代わりに読むエッセイ本や、解説の副読冊子も
あるらしい。やばいな。

そもそも読めるのか。しかも海外文学。
素人はまず高尾山から攻めるべきではないのか。

私は漫画しかろくに読まない。ピッコマの1日1話すら読まない時もある。
確実に読書レベルが合っていないと思われる。
ただ、私には読書家ではないからこそ使える、一つの武器がある。

積読が一冊もない。

※アマプラとネトフリのマイリスは、えぐいことになってる。

なので、私の今から読む本は、これしかないのです。
読みきれるのか、積読の記念すべき最下層の1冊となるのか。
娯楽の誘惑に溢れたこの世界で活字を読み切ることは出来るのか。

【今の目標】
・夏の間に読む。
・なるべくネタバレの先入観なしで初見の感想をする
・挫折する時はリタイアを宣言する。

【読む前のイメージ】

作者の名前は聞いたことがあった程度。百年の孤独っていうくらいだから
なんか悪いことをした人が、百年間クヨクヨ悩んだりしているのかもしれない。
装丁の人物の服装が昔の西洋な感じなので、近代ではないな。
まじで何系の本なのかわからない。ファンタジーなのか哲学系なのか。
あと装丁にバナナ描いてあるな。南国なのかな。関係あるのか。
関係ないパターンもあるよな。

では読みます。

著者近影 

あまりに、ちょけてる。


孤独と無縁そうに見える。本当に百年も孤独にさせてくれるのか、不安だな。

1ページ目 

いきなり家系図出てきた。ジョジョ?


何の説明もなく出てきて、初手天元くらった。いいだろう 受けてやるよ。
ブエンディア家系図ってことは一族全体の百年ってコト⁉️
大河ドラマ的なね。なるほどこの人達がプレイヤーチェンジしながら
出てくるのか。
アルカディオホセアウレリャノって名前多いな。
まぁ一族なら似るよな。しゃーない。ジョースター家だってそう

アウレリャノ(17人)

何?この表記?同じ人なのか??増えてるの?隣もアウレリャノやん。
右下、アウレリャノ(豚のしっぽ)も何。
17人のアウレリャノとは記載わざわざ分けとるんかい。

読み進めたら、推しのアウレリャノとか出てくるんかな。
沼ったらアウレリャノ×アウレリャノ(アウアウ派、アウリャ派)とか
pixivで表記揺れ大変そうだな…。

では読みます(本当に早く読ませてほしい)
※ここからネタバレありです。 読了量20ページくらいの内容です。


「マコンド」という村を中心とした話のよう。
最近できた20棟くらいの小規模な開拓の南国村っぽいので
あつ森をイメージしようと思います。

牧歌的ですね

挿絵がない小説の、読み始めたばかりって人物とか街とか説明されるまで
想像できなくて、今ある誰かに似てるとか仮イメージしないと読めないんだよな。

早速アウレリャノ・ブエンディアが出て来ました(1人目のアウレリャノだ!)
こいつが語り部で子供時代、つまり昔のマコンドのことを思い出してる
書き出しなんだな。

昔のマコンドを舞台に
アウレリャノのお父さん、ホセ・アルカディオ・ブエンディアも出て来ました。
(1人目のホセ)

あっ!この人!さっきの家系図で一番上にいた人だ!

始祖のブエンディアだ!いらんことしそ〜〜!!


牧歌的に暮らしていたマコンド村に、年1でジプシーが訪れ、磁石やら望遠鏡やら
文明を持ち込んだところホセ・アルカディオ・ブエンディアが魅力に
取り憑かれてしまう。基本的に善人っぽいがハマったものにだけガンギマリで
長文早口なので、仮ビジュは体格の良いライオスで想像しよう。
財産を渡し家畜を売り払い、妻のへそくりにも手を出し、家業も子もほっぽり出して発明ごっこにのめり込んでしまう。
いらんことするスピードが予想以上に早いな。まだ数ページだが。

わかるよ。田舎育ちでヨーカドーしか知らなかったのに、イオンで初めて
ヴィレヴァンを見た時・・・。
絶対にいらない部屋用のプラネタリウムとチェスボード欲しかったもん。

文明を売りつけた、ちょい悪インチキ髭面ジプシー、メルキアデス。
売りつけたくせに、ホセ・アルカディオ・ブエンディアの暴走ぶりに、ヤバって
なって返金対応するちょっと真面目なとことか、好きだな。
ビジュは東洋人の目つきだから糸目かもしれない。
好きなインチキ糸目キャラで想像しよう。

ジプシーに売りつけられた文明器具でホセ・アルカディオ・ブエンディアは
自力で地球が丸いことに気づく。普通にすごくねーか。こいつ賢いのかな?
マコンド村では知られてないが世間では、すでに証明されていたから
意味はなかったが、メルキアデスからは、やるやんけと
錬金術の工房と怪しげなメモをもらう
(ここ重要な気がするぞ・・・!表紙もなんかソレっぽい器具あるし)

鋼の錬金術師的な話なのか!?

そして、

ホセ・アルカディオ・ブエンディア、賢者の石の生成にチャレンジ!

やっぱり!!!!

金を倍増しようと試みて、妻の大事な金を溶かして水銀やら何やらと混ぜ
材料が足りないのはラードとかで混ぜたりして普通に、大失敗する。
アレンジすな!リュウジのバズレシピ感覚で黄金を錬成しようとすな。

がっかりするホセ・アルカディオ・ブエンディア。

名前長い(以下、ホアブ(略)


ホアブは元々、マコンドの若き族長だったことがここで判明。
めちゃくちゃ、ちゃんとしてる人じゃん。そういうの早く言ってよ!
(読書あるある)
しかも村の配置とか、樹木の位置とか中庭とか住民のために通りの位置まで拘った
完璧な村づくりにこだわってたとか、マジであつ森でやったとこじゃん。
しずえさんも納得の星3評価の村だったのが、ツネキチに振り回された感じか。
糸目だし、メルキアデス、もうツネキチでいいな。

そこは本当に幸せな村だった。三十歳を越えた者はひとりもなく、死人のでた
ためしもなかった

百年の孤独21P

なんか意味ありげで不気味かつワクワクする一文だな。
活気ありそうだけど、なんでみんな若いんだろ。開拓したばかりだから遠くから引っ越してきたのかな。

村人みんなが若くて、立派な村長をやっていた頃のホアブを慕っていたから
ホアブがマコンドに文明を持ってくるべき!とガンギマリの目で
冒険の旅に誘っても、男どもはついてっちゃったんだな。

結果→何の成果も!!得られませんでした!!

文明を持ち込めない、科学の恩恵を受けられない土地なら、もう村ごと移住しようとするホアブ、今度はもう付いていかない住人。

「まだ死んだ者はいないじゃないか」と、彼は言った。「死人を土の下に埋めないうちは、どこの土地の人間というわけには行かんのだ」

百年の孤独27P

あ〜〜〜〜。死んだ場所ってその人の魂を定着する感じするもんな。
結婚式は知らない土地でやるくせに、墓は思い出の場所が良い心理って、
なんなんだろな。
あつ森のラストシーズンで、しずえさんに住民が死んで初めて星3の村として
完成するって言われたらどうしようね。

放置されて育った子供達が可哀想と訴える妻に流石のホアブも目が覚め、
村に留まる。よかった。
よかったがどこから百年の孤独が始まるのかわからんくなってきたな。

村に再度、ジプシー登場!(出禁にせぇ)あ、新手のジプシー?誰!?
村長だったホアブを破滅させた、メロ男のメルキアデスは!?

飲めば姿が消えるという薬を宣伝するジプシーに行方を尋ねると

男はすでにコップの琥珀色の液体を飲み干していた。ジプシーはぼんやりした目でしばらく彼を見ていたが、やがて悪臭と煙の立ちのぼるコールタールに姿を変え、その上をただようように、こう答える声だけが残された
「メルキアデスは死んだよ」

百年の孤独32P

メルキアデス、ナレ死!

待って!!!!そのより前の文!

悪臭と煙の立ちのぼるコールタールに姿を変え

ファンタジー概念あるんです!?

いや、錬金術に狂ったホアブ目線かコレ?
磁石で大騒ぎしてビビってた人間が、ここはさらっと流すから本当にわからない。

メルキアデスの死体が海に投げ込まれ、イカの餌にされたことにショックを
受けるホアブ、しかしその直後、それすらも忘れる感動体験をする。

それは、ジプシーの持ち込んだ、ゾクっとする・・・初めて目にする・・・
透き通った・・・星の針のような輝きの・・・神秘的な大きな塊・・・
ダイヤモンドのような・・・

氷!?


人がコールタールになるやつはスルーで????
デカ目の氷に感動??なんで?南国の人だから??

もしかしてシュール系?

話の展開が全く読めんところで、区切りっぽいページになったので
一旦、ここまでで今日は終了(34/625)

挫折するほどはまだ登場人物が出ていないので、いけそう。
序盤なので、長めに感想言った気もする。

また次回に。絶対に、読み終えて、世界滅びさす。

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