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コンビニでカード買って番号教えて詐欺にひっかかった話

「コンビニでカード買って番号教えて」は詐欺です!

年明け早々に29,000円分の被害に遭うトクオカ。景気が良い。もしやこれは…と疑うタイミングが遅すぎて笑ってしまった。日頃からインターネットに慣れ親しんでるのにギフトカードの番号を教えるタイプの詐欺に引っかかる人っているんだ。わたしです。コンビニのギフトカードのコーナーにも第三者にも「番号伝えないで!詐欺ですよ!教える前に誰かに相談!」ってポップがたくさん貼られているのに、それをちゃんと見た上でカードを買って相手に番号を教えた。詐欺だよ!過去に戻る人がいたらトクオカに詐欺だよって伝えてください。

コミッションDM詐欺

物語はここから始まる

インスタグラムのDMに英語で「コミッション受けてますか?」との質問から始まるこの罪深い詐欺。国外にも自分の絵を好きになってくれた人がいるんだと喜び、安易に受けてお金を失う。褒められて浮かれちゃったよ。わたしの絵に惚れ込んで全部確認したって話も全部嘘だなんて、そんな…
頑なにPayPalで300USD払いたがる人が現れたら詐欺です。

騙された流れをざっくり

相手:
インスタのDMに絵の依頼を受けているかと英語でメッセージ。ペットの写真を描いて欲しい、あなたのイラストめちゃ気に入って全部見たと褒めてくれる。
トクオカ:
ペット描かせてもらえるんだ!ぜひ描きたいけど何を飼っているのかと質問。浮かれていたし外貨面倒だから無料でもいいなと思い受ける。
相手:
ペットの絵を2枚、名前入りで300USDで描いてほしい。
トクオカ:
桁違わない?でもペット好きは豪快なとこあるからな…と自分と照らし合わせる。気に入るものが描けるかわからないからラフを送る、オファー金額は高すぎるのでひとまず支払不要と返信。かわいい犬だねとかいい名前だねとかいう雑談と、期日はいつで何に使いたいのかなど質問。
相手:
プリントアウトして自分で飾るからA4でと具体的な条件。支払い前には絶対にひとつも作業進めないでほしいと言い絶対に対価を払いたがる。PayPalアカウント持ってる?名前も教えて。
トクオカ:
何かしら受け取っておけば相手的には落ち着くのかなと考え、PayPalは確か登録していたよなと思いアドレスと偽名を伝える。PayPalの本人確認してなかったことを思い出し手続き。
相手:
送金したからメールを確認して、見たらすぐに教えて欲しい、もしかしたら迷惑メールに振り分けられちゃってるかもと時間をあけずに何通かくる。迷惑メールボックスはここだよというスクショも送ってくれる。DMで通話をかけてくる。
トクオカ:
通話機能に驚きつつ、会話は出来ないのと伝える。やたらと面倒見のいい人だなと思う。普段は猜疑心の塊のはずなのにどうして…
PayPalのマイページには何も動きがないけど、相手のアドバイス通り迷惑メールボックスにPayPalからのメールが到着。送金はあったけどこのままだと受け取れない、相手と更に200USDをやり取りして機能拡張してという内容の英語。外貨ないしそもそも無料でいいから送金取消してもらえないかなと思いながらとりあえずメールがきたこととその内容を伝える。
相手:
一旦200USD先に送るけど届いたらお金返すって約束してね、送金手続きしたからメールをすぐ見て連絡してというメッセージ。文章を読むのに手間取っていたらインスタ通話をかけてくる。
トクオカ:
通話はとれませんとまた謝罪。このとき、いくら絵が好きだからって無茶苦茶だよ、こんなにわたしのこと信じて大丈夫なの?早く不安を取り除かないと!という気持ちに。PayPalで送金したいので相手に番号を訊く。PayPalから本人確認失敗のメールも届いていて、こちらは日本語。ちょっとでも返信に時間がかかると着信。
相手:
すごく丁寧に、自分がオーケーならPayPal送金じゃなくてギフト券で大丈夫。日本円換算で29,000円分を買うんだと説明され、日本のコンビニのギフトカードコーナーの写真を送ってくれる。合間に着信。
トクオカ:
まさか日本在住なの?と不思議に思い質問すると、あなたにわかりやすくするために日本語の画像を送ってるだけだと言われる。親切だな、きちんと対応しないと。正直なところ、もう21時だし次の日に先送りしたかったけど、怒涛のメッセージと着信に相手の不安を思いコンビニへ。そして指示通り29,000円をチャージしたアップルギフトカードを買って領収書と番号の写真を送る。夜は寒い。そのままコンビニで待機してと言われたけど、いまいち理由がわからないし寒かったので帰宅。

このあと相手の指示に素直に従って領収書をPayPalアドレスに返信したところ、確認中ですというメールを一通挟み、PayPalでのやりとりを安全にする保険有効化のために500USD(相手が了承すれば日本円でも可)送ってね・双方確認できたら1000USDがアカウントにチャージされるよという内容のメールが届く。相手からはメールきたよね、同じようにコンビニでカードを買う、今度は72,500円分で大丈夫だから!とメッセージと着信がひたすら入る。送ってくれたら1000USDチャージされるからね!あなたがやるべきことはお店に今すぐ行ってギフトカードを買い領収書を送ることだよ!と。

日本円で金額を認識した時の衝撃

まだ気付かないわたしは、さっきの客がすぐにまた大金チャージしたらさすがに店員さんに不審がられるだろうな、外寒かったし今夜はそろそろゲームに戻りたいと考える。さっきの29,000円で相手が負担したはずの分は返金できたはずだし、一旦いいかなとやり取りから距離を置く。対価も元々不要だったし、現金化できなくても問題ない。そう考えて、手元にお金がないし確認中だからもう少し時間くださいねと連絡してログアウト。メールをもう一度落ち着いて読むために受信ボックスを見ると、本人確認失敗メールとは送信アドレスが若干違うことに気付く。もしやこれは…と検索したら、詐欺。詐欺か!また騙された!

これまでも、母に贈り物をしたいからお店を探していると英語を話す人を道案内したら結局公園に連れて行かれて子どもたちの未来に投資する財源のためにと謎のビーズ一粒を千円で買わされたり、駅でお金が足りなくて困っていると言う人にお金を渡したり。怪しいけど本当かもしれないし、本当である可能性にかけてお金渡しちゃう。

お手本みたいに騙されたから相手もやりやすかっただろうな。しばらく返信せずにいたからか、偽PayPalからWe’re waiting for your receipt….って一文のみのメールが届いた。物悲しいメール。散財と損切りが得意でよかった。

騙された理由はメッセージや着信で追い立てられたのもそうだけど、一番は主体性に欠けてたことだろうと思う。料金とか、その受け取り方とか。適当もほどほどにしよう。リズムの良いやりとりには気を付ける。

とりいそぎアカウントの通報とブロックをして、教えてしまったアドレスは諸々変更するなどしました。手間だった。もう同じ手口で騙されることはないでしょう。バリエーション違いは騙されるかもしれない。自信がありません。

お気を付けください。

不正メールはこんな感じでした


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