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本当は第1回アルカナカップ何位なのかを考える

彼がこの世界から消えて4回目の夏を迎えました。

今更になってサントラが出るあたり、大変”らしい”なと思うわけですが、そんな折にこのツイートが目に入りました。


大鳥居で行われた第1回アルカナカップは、スイスドロー形式で行われました。当時カードゲームにさほど詳しくなかった私は、「まあそういうのもあるのか」と軽く受け流しておりました。
1位から3位を勝点に応じて決定する、という大変シンプルなレギュレーション。本当にシンプルすぎて、これ以上の書きようが本当にないのです。

「総得点にて1〜3位を決定します」
http://coj.sega.jp/ver1.0/sp/arcanacup1st/index.html

でも、今なら分かります。16人も参加者がいて、総得点だけで順位を決められることなんて無いのだと。そのために、OMWなどの指標を用いて、順位付けできるように準備しておくものだと。
ところが、当時の大会運営はその準備をしていないように見受けられました。
そう判断した理由は2つあります。
1つ目は、最終戦が終わったあと、2位と3位の選出に大変時間がかかっていたこと。
2つ目は、勝点9で並ぶ人が複数いたにも関わらず、「無敗同士の4戦目を事実上の決勝戦と見なし、敗れた「あーさー」を2位にする」というコメントがあったことです。「無敗同士の4戦目を事実上の決勝戦と見なす」のであれば、普通にトーナメントやればいいのになと思うわけで、そして現にこれ以降の大会は全てトーナメントになっていると記憶しています。
ちなみに、「アクセンチュアマン」が何故3位だったのかはあまり記憶がありません。たしかこれも、勝点9のうち「harukaze」と戦っているのが「アクセンチュアマン」と「あーさー」だけだったから、という理由だったように思います。

このコメントが発表されたとき、たまたま「アクセンチュアマン」の隣にいた「ちゃみ」が、「これ文句言った方がいいですよ」と発言していました。優しさと言うよりは、知らんやつがゴネた結果「あーさー」の順位が落ちたら面白い、くらいのノリであったのではないかと推察されます。

ですが、ここで私は改めて問いたい。
「本当は第1回アルカナカップ何位なのか?」

そこで今日は、第1回アルカナカップの本当の順位を、この場でつまびらかにしたいと思います。「あーさー」、震えて眠れ。

算出方法

前述の通り、本大会においてスイスドローの後どのようにして順位を決めるかという詳細なルールは決まっておりません。よって、他所から拝借する他ありません。
慣れ親しんだMTGのそれを流用しても良いのですが、いわゆるBO1形式の大会ですのでやや馴染まない印象があります。また、いくつかのオポネントの計算方法について読み込んだのですが、正直に言ってほぼ理解できませんでした。
そのなかでも、1番意味のわかった下記のサイトに記載のあるルールを援用することとします。これにどこまでの妥当性があるのかは、あまりよくわかっていません。

順位決めの要素は下記の通り。

①勝点(3,0,1)
②OMW%
③OOMW%

これに倣って、ツイート内の画像に記載のある試合結果を基に順位を算出したいと思います。

勝点

これは明確でいいですね。勝ったら3点、負けたら0点。引き分けなら1点(当時のルールで引き分けがあったかは失念しました)。
そんな勝点にもとづく順位表はこちら。


YOC 0

まあこれはいいでしょう。これでは何とも言えません。次に行きます。


OMW%

次に、各プレイヤーの対戦相手の勝率を平均した値をとります。対戦相手の勝率が25%を下回る場合、25%として計算するというルールのようなので一旦これで計算します。わざわざこの下限処理を施した関数を組みましたが、適用対象となったのは勝点が0の「YOC」のみでした。
そんなOMW%での順位はこちら。


雌雄を決するとき

これで、「激おこプンプン丸」と「ちゃみ」の線はなくなりました。2位・3位争い、残すは「あーさー」「アクセンチュアマン」のみ。

OOMW%

私はあまり馴染みがないのですが、各プレイヤーの対戦相手のOMW%の平均をとるようです。さすがにここまで来れぱ決まるか…?このOOMW%にもとづく順位表はこちら…!


というわけで

あーさー、元気してる?最近会ってないけどどう?昔、MOAの大阪予選Cブロックのトーナメント表見たあーさーが言った、「アクセンチュアマンが最強のレベル」って言葉、「クソザコが相対的にトップレベルになってしまうほどレベルの低いトーナメント」って馬鹿にしてるのは重々承知なんだけど、この言葉の「アクセンチュアマンが最強」のところだけ抜き出して心の中に保存してます。
いろいろ調べたんだけど、やっぱあーさーが2位だったよ。なんかごめんね。またアキバでラーメン食おうね。それじゃあ。

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