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NACHERRYデビューミニアルバム「CANDY SUNDAY」購入者限定 無料招待ライブイベント

 2021年9月7日に誕生した、村上奈津実さんと田中ちえ美さんによる音楽ユニット・NACHERRY。その日の界隈の激震ぶりは忘れられないほどですが、今までライブ感想でも散々書いてきた通り、村上さんと田中さんといえばステージ上で素晴らしい結果を出してきた2人だけに(本職は村上さんですが)どちらも応援している身ですから、最も大きな衝撃を受けた一人が私です。
 そこから10月6日のデビューデジタルシングル「フォーチュンテラー」、2022年1月19日のデビューミニアルバム「CANDY SUNDAY」の発売を経て、去る3月12日に開催されたライブイベントに両部ともに参加し、直接NACHERRYのステージに立ち会うことができました。参加した際の記憶を備忘録レベルながら、簡単に感想として書かせていただきます。

 これまで楽曲のリリースはもちろん、番組への出演やオンライントーク会等のイベントもありましたが、やはり直接目にする機会というのは大事ですね。不思議なもので、暗いなか冒頭の「フォーチュンテラー」が始まった瞬間、ようやくNACHERRYというユニットができたのだと実感しました。CD音源から感じられたことですが、今まで私が観てきた役を背負った姿とはまた違う、村上さんと田中さん自身としての歌声がとにかくカッコよかったです。初めて生で楽曲を披露する機会だけあり、会場を盛り上げる姿も非常に印象的で、間奏で一緒にクラップをする夢が叶ったことが本当に幸せです。

 アルバムと順番が変わったのは「リブラ」。「リブラ」は個人的お気に入り楽曲でもあります。光り物を使わないライブというのは相当に久しぶりの2回目で、どう楽しむか感覚がつかめていない部分もあったのですが、そのような場だけに会場全体でマフラータオルを回すというのもいいですね。あと第2部の間奏でお立ち台に立った村上さん、「嫌いな食べ物、らっきょう!」はやめてくださいw 田中さんの梅干しは普通に聞けるのですが、そっちは事件を思い出して吹き出すのでw

 続いては入れ替わりの対象となった「silly silly silly」。基本はどちらも真面目ながらやんちゃな匂いもする2人なので、こういう反抗期っぽい(?)楽曲も似合うんですよね。やはり渾身の「アォ!」が聴けたのはめちゃくちゃありがたいですね。カメラも入っていましたし、後ほどなにかの映像で観られないですかねえ…。両部とも11列目で細かく見るにはやや遠かったので、表情まで含めてきちんと観てみたいんですよね。

 ここまでの盛り上がる3曲とは打って変わって、終盤は落ち着いた楽曲である「HAPPY NACHERRY BIRTHDAY」から。私事ながら当日は誕生日のちょうど一週間後でしたので、タイミング的にも合った一曲となりました。収録のときには互いのことを想って歌ったと話していましたが、NACHERRYとして初めて楽曲を披露するこの場ですから、そのような意味でも刺さる刺さる…温かみに溢れたステージとなりました。アメリカン・ロックを主体とするとのことで、盛り上がるような楽曲がほとんどになるかなと思っていましたが、こういう楽曲もやはり良いものです。

 ラストの「パールを落としたマーメイド」は、一人の少女を物語るようなこのアルバムをシメるに相応しい素敵な一曲。2人のきれいな歌声とハモりに心震わされました。CD音源にも入っていますが、やはり生でこれを聴けるのは格別です。こちらも落ち着いた分表現力が求められる楽曲でしたが、それだけに2人がまさにアーティストとなったことを身を持って体感した瞬間でしたね。

 それからサプライズで1コーラスが披露された、2ndミニアルバムに収録される「Catch me⇄Catch you」。やはり最後はNACHERRYらしく元気に盛り上げてシメてくれるのが良いですね。楽曲としてもデビューミニアルバムの5曲とはまた少し違ったものになっていて、これからのNACHERRYの可能性が広がるのを感じました。岡田マリアさんの助けを借りて作詞に挑戦したソロ楽曲も収録されるそうなので、2ndミニアルバムのリリースが本当に待ち遠しいです。

 声優として活動する傍らでアーティストとしての活躍を夢見て、ここまでたどり着いた村上奈津実さんと田中ちえ美さん。2人が人一倍頑張ってきた方々だというのは常々感じていますから、これから生まれるであろう新しい夢も叶い続けて欲しいと心から思います。これからもNACHERRYの輪が広がっていくことを楽しみにしています。そしていつか、田中さんの故郷であり私の住んでいるここ静岡県で、NACHERRYのライブが開催されることを夢見ています。

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