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【ポーカー】OOPからのCB戦略の簡略化【集合分析】


疑問

SBvsBBやUTGvsBTNのように、自分よりポジションの良い相手からコールされた場合のCB戦略はどのようにすべきか?

  • SBvsBBは、双方のレンジが広すぎてバリューレンジとブラフレンジを構築するのが難しそうに思える。こちらがオリジナルレイザーなので、レンジ33%ベットを使ってベットすれば大丈夫なのか?

  • EP(UTG)vsLP(BTN)は更に最悪だ。レイズこそされなかったものの、相手のレンジにはポケットペアやある程度強いブロードウェイハンド(KJsやQJsなど)が多いのではという推測ができる。

  • ボードにAやKが落ちてそれがUTGのレンジにヒットしてワンペアでもできれば安心してベットすることができるが、何もヒットしなかった時は判断に迷う。ブラフでもベットして相手を降ろしたいが、相手はポケットペアの割合が濃いので、最低1コールはされてしまうかもしれない。かと言ってチェックすると、こちらが弱気を見せたのをいいことに相手がガンガンベットしてくる感覚がある。

なぜ簡易戦略を使いたいのか。

  • 簡易戦略にこだわるのは、適切なバリューレンジとブラフレンジを構築することが難しいから。全レンジ戦略でもEVロスが少ないのであれば、レンジ構築の過程で自分が誤った判断を下してしまう可能性を排除したい。

  • 特に、全レンジでベットする戦略については、こちらからベットを仕掛けていくことによってフォールドエクィティが発生し、ポットをフロップで終わらせることができる可能性が発生する。ポットをフロップで終わらせることによって、それ以降のターン・リバーの難しい判断に直面する可能性が減るから。

調査・検討

設定・調査すること・しないこと

  1. 今回はSRP(2BP)を前提に確認を行う。3BPや4BPについては取り扱いをしない。

  2. プリフロップのOOP側のレンジはzerosハンドレンジを用いている。

  3. 理由は複雑なプリフロップの戦略を単純戦略に落とし込んでおり、人間でも暗記すれば再現性が高いから。インポジション(以下IP)側のレンジはGTOwizardのレンジを活用。

  4. ベットサイズは33%、75%、125%を使用する。

  5. レーキはGGpokerのマイクロステークスを想定して、5%の5bbキャップで設定

SB(zeros)vsBB(wizard)の場合

SB3bbオープン→BBコールの場合

SBのオープンレンジ(3bb)
BBのコールレンジ(3bb)

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