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"A-5TD"のメモ!#1(433Ax)

アウポジでパットしている相手に対して、インポジから3betをしました。
アウポジのパットしていた人は再度ドローを行い、No.1を作られて負けたお話です。

・シチュエーション

大型大会後半(7位インマネ。残り21人くらい)
6人テーブル
自分のスタック:アベレージくらい

・登場人物

BBさん(黄色)
トーナメントスタート時から同卓。違和感のないプレーラインでショーダウンされたカードもほぼ想像通りだった方。

UTGさん(青色)
この種目ほぼやったことなさそうな方。
VPIPが高く、9ローや8ローでのパット(ブラフではなさそう)も確認している。

CO(だるま)
自分。

・ハンド

・アクション

※ブラインドは実際と異なりますが、ビッグベット数が合うように書いてあります。

・『2bet 4000』は必要だったのか

”アクション”の2枚目右上にある”2bet 4000”、このプレーについて考えていきます。

①プレー中の自分の考え

プリドローで3betCCしたBBをとても警戒していました。
ショートスタックでcall参加からの2枚交換だったので、No.1になりうる3枚(下限531くらい)を持っているのではと想像をしていました。

プリドローをcallで1枚交換のUTGは、強い4枚なんだろうけどNo.1ドローではないのかもしれないと想像をしていました。

2/1/2の交換を終え、UTGからのベットには当然のcallで、自身のハンドが進展していることもあり、喜んでのcallでした。

BBの1枚交換になった進展が少し嫌と思っていました。

UTGのパットは、今まで広めのハンドでパットを確認していることもあって強い手ではない可能性も大いにあると思っていました。
パットされているのは嫌だけれど捲れるアウツは結構あるのではないかと思っていました。

自身の手が順調に進展し、6543AのNo.5の手が完成し、素直に喜んでしまいました。

BBは当然チェック、UTGは当然betという状況になりました。

BBがチェックレイズオールイン体勢だった場合、先にraiseが入っていれば最後callして勝ってなさそうだし変えてくれるかもという思いがありました。
また、UTGはほぼ確実に捲っていると思い、トーナメント後半で経験豊富な方が多くいる卓で、このUTGの方から多くチップを取ることが優勝に繋がると考えていました。
大きくこの2つの理由から"2bet 4000"を打ち、BBがfoldし、UTGはcallをしました。
「BB=call→1枚交換」,「UTG= call→pat or 3bet」の流れになることを想定しての2betでした。

BBが降り、UTGが1枚交換をした際、これはNo.1ドローがあると悟り、ラストベットラウンドで2betされた時には「引かれたか…」と思いつつのcallでチップを大きく失うことになりました、

②直後に考えたこと

結果的に、自分がcall止めしておけば、UTGと私がパットで回り、最後で"checkにbet"or"betに2bet"or"betにcall"を選ぶことが最善だったのではと思いました。

アグレッサー側になってしまったことが、相手に「交換する」という選択肢を与えてしまったことを後悔していました。

③そこからずっと考えているけどわからない

ヘッズアップならコールで止めて変えさせないようにできていた気がします。
しかし3wayでショートのBBがいることでどちらが正しいのかが全く分からなくなっています。

もし私がcallをした際にBBは、「やや緩くパットしている可能性があるUTGさえ捲ればトリプルアップすることができる」と考え、3wayで3rd change roundに進んでいたと思います。

緩くパットしている可能性があるUTGよりも、良い3枚から参加して進展もしているBBに後1枚見られる方がきついとも思えてきました。

そう考えると、2betでBBを降ろすことに成功し、UTGの1枚交換に対しての65ローはフェイバリットのためナイスプレーだったとも思えます。

しかし、

BBが残り1.5ビッグベットを残して次SBの状況でfoldの選択肢を取るかという疑問が生まれます。(今回はfoldしていますが)
例え2人の完成主張がいても、インマネも遠いこの状況ではトリプルアップを狙って引きに行くプレーをする気はしています。

BB目線でのCO(自分)も、3betして2枚→1枚→2betのため、かなり強く見えます。(おそらく下限で65432くらい?)

6ローを目指せる1枚交換でのオッズは合うのか否か。
3000のオールインをすることで23000のポットを取ることができるため、必要勝率は約13%。

アウツの枚数が5枚~7枚あるととても悩みそうな数値です。
ナッツを作りに行くには確実に足らず、6ローを目指すなら際どいです。(2種8枚がアウツだが、確実にUTG,COがそれらのカードを複数持っていそうなため)


さらに、

UTGは、こちらのブラフorセミブラフの可能性を考えてのcall→patのプレーラインの選択肢を持っていない気がしてきました。
「call→1枚交換」または「4bet」となるとポット獲得のためにはコール止めもありな気がしています。

・まとまらないけどまとめ

似たシチュエーションになった際、同じアクションを取ることもあり得ますが、今回のケースよりも深く考えたうえで判断しようと思いました。

チップを集めるゲームがポーカーのトーナメントという認識を持って臨んだつもりが、強い役を作りにいってしまった・強い役の完成に意識が持っていかれすぎたことが今回の後悔の大部分です。


私目線でのBBのイメージ、UTGのイメージは大きくは外れていなかったように感じます。

しかし、UTGにNo.1のドローがあることを想定できていなかったため大きくチップを失ってしまいました。(大きく外れていなくてもこの読み違えは痛かった。)

今回のスポットでマルチウェイの難しさを改めて痛感させられました。

自分がBBをどう見ているか
自分がUTGをどう見ているか
自分がBBにどう見られているか
自分がUTGにどう見られているか
BBはUTGをどう見ているか
UTGはBBをどう見ているか
BBは、自分がどうBBを見ていると思っているか
UTGは、自分がどうUTGを見ていると思っているか


経験を積み、多くの選択肢を持てるようになり、プレー中の観察の精度を上げて納得のいくプレーを選べるようになろうと思いました。

悔しい。。。

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