富くじ(オリパ)に関する事
TCG界隈でネットオリパが流行りを見せていますが、時々確率のみ記載し総口数を記載しないオリパがあります。
今回、好きなオンラインオリパが総口数を記載していないオリパを作っており、総口数を記載しない事について、法的にはどうなのか?を調べました。
全て素人が調べたネットの情報なので鵜呑みにはしない様にしてください。
刑法 第百八十六条(富くじに関する罪)
1. 富くじの主催者が、公正を期すべきくじ引きをせず、または富くじの全部または一部を販売しないで、当せんを発表した者は、5年以下の懲役または50万円以下の罰金に処される。
2. 前項の罪を犯した者の従業員その他の従事者で、その行為を知ってこれを助けた者も、同様とする。
くじの公正な運営と消費者保護を目的としています。
運営は公正を期していないオリパ販売と判断されないようにしなくてはいけません。
透明性と公正性を確保するためには、総口数を含めた正確な情報提供が期待されています。
景品表示法
(不当景品類及び不当表示防止法)
消費者が誤解を招くような表示に基づいて商品を購入しないように保護することを目的としています。
オリパは、総口数の非開示が消費者の誤解を招く可能性がある場合、この法律が適用される可能性があります。
消費者契約法
消費者が不利益な契約を結ぶことを防ぐために、事業者による不当な利益の誘引や誤解を招く情報提供を禁じています。総口数の非開示が消費者にとって重要な情報である場合、その隠蔽は消費者契約法に違反する可能性があります。
総口数の非記載について、直接記載があるものは見つけられませんでしたが、誤解を招く情報提供は禁じているので、裁判になった際運営が誤解を招く情報提供をしていると判断されない為にも総口数の記載は重要になります。
しかし、ゲームのガチャとかは確率だけしか書いてないじゃない?という疑問がでます。
ゲームのガチャについて、総口数を記載しなくても大丈夫な理由は、以下が考えられます。
1. 動的調整の可能性
ゲームのガチャシステムはアイテムの総数が変動することがあります。
運営者はイベントやコラボに合わせてアイテムの配布確率を変更することが可能であり、総口数を設定していないことがあります。
2. 無限供給の原則
ゲームのガチャシステムのデータを販売している構造上、無限に近いアイテムが供給され得ます。
このため、総口数を事前に定めることが困難と判断される事があると予測できます。
つまり、オンラインオリパは、カードを発送する構造上、有限である為ゲームのガチャシステムとは別の考え方を持つ必要がありそうです。
如何だったでしょうか、調べた限りでは直接的に総口数として触れている記載はありませんでした。
ただし、公平では無いと消費者が誤解を招く販売方法だと、法律に触れるの可能性があるということがわかりました。
ハラスメントの様に、受け取り手の感じ方(誤解)による所、という綱渡りな感じを受けました。
その為、運営は細心の注意を払う必要がありそうです。
繰り返しになりますが、素人がネットで調べた結果なので鵜呑みにしないでください。
また、詳しい方いらっしゃいましたら、こんなのもあるよーと、ご教示下さい。
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