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耐久型うらこうさくアルセウスのすすめ

こんにちは、ポケモンカードカレッジの凛です。

少し前にかがやくリザードン入りのうらこうさくアルセウスの動画を作りましたが、今回は耐久に寄せたうらこうさくアルセウスの記事になります。安定感の高いデッキ、ポケモンのダメージをコントロールしながらしぶとく戦いたい方はぜひ組んでみてください!


はじめに

以前から環境トップにいるパルキアVSTARやミュウVMAX、ポケモンGOで登場したががやくリザードンやロストアビスで登場したギラティナVSTARなどによって、VSTARのHP280が簡単に倒されてしまうダメージラインになってきています。またこのポケモン達は、エネルギーが付いていない状態から1ターンで起動してワザが撃てる性能も持っているので殴り合いにとても強くなっています。

また安定したダメージを出しつつデッキを高速で堀り進められるソルロックルナトーンや、様々なワザで臨機応変に攻められるレジギガスやロストバレットなど、アタッカーがVではない"非V"のポケモンで攻めるデッキが台頭してきています。

そこで環境トップの高速デッキにはHP280以上の耐久を押し付けながら殴り合い、非Vのデッキに対してはこちらのダメージをコントロールできるうらこうさくアルセウスがかなり環境に合っていると感じています。加えて闘タイプのアタッカーを採用しているデッキがあまりないのも追い風だと思います。


採用カード

VvF1kV-oaAvF5-vFVwkk

・かがやくサーナイト

今回のデッキのかがやくポケモン枠です。場に出しておくだけで相手のポケモンVからのダメージを20軽減してくれるので、アルセウスに大きなお守りを貼れなかったり、ツールスクラッパーやツールジャマで大きなお守りを無効化された時もHP280を越える耐久値を保つことが出来ます。ただスタジアムの頂への雪道を張られるとかがやくサーナイトの特性が止まりますし、Vポケモンでないかがやくリザードンからのダメージは軽減できないので注意が必要です。

また以前までのうらこうさくアルセウスでは、デッキに入っているたねポケモンがアルセウスV4枚とメッソン4枚、入っていればマナフィぐらいでかなり少なく終盤ベンチを5体埋められない場合が多いです。そうなると相手にやまびこホーンを使われて、せっかくバトル場のアルセウスを倒されないように固めてもベンチにアルセウスVを呼び出されサイド2枚を狙われてしまいます。なのでサイドを1枚しか取られないベンチを埋めるポケモン、としても役割があります。

・こだわりベルト

クロススイッチャーを採用した時に一緒にデッキに入ったカードです。トリニティノヴァで育てた基本エネ3枚ついたアルセウスにつけるとダメージが230になりVポケモンをきぜつさせられます。最初はベルトを巻くと大きなお守りが付けられなくなってしまうので採用していなかったのですが、このデッキにおいて進化前のVをきぜつさせてサイド2枚取る動きが予想以上に強かったので採用に至りました。

プレイングとしてはチェレンで回収したくない基本エネ3つついたアルセウスに付けて、最初のダブルターボがついたアルセウスにはお守りを付けてチェレンを使う対象にすると継戦能力が上がります。またインテレオンに付けてアクアバレットするとトリニティノヴァ180点と合わせてHP330のVWAXをきぜつさせるラインにもなります。

・クロススイッチャー

ボスの指令×2+ともちてちょうで戻すボスの指令ではベンチのポケモンを呼び出すカードが足りないなと感じたのと、デッキを組んでいて2枚なら入れる枠作れるなと思ったので採用しています。2枚のみの採用ですが逆に4枚採用よりサイドに落ちる確率は低いですし、最初にデッキ確認しておけばかなり使いやすいです。

例えばデッキのボスの指令を使いきってしまった場合、うらこうさくでともだちてちょうをサーチ、てちょうでボスを戻した後にもう一回うらこうさくでボスをサーチする必要があります。ですが手札にクロススイッチャーが1枚あればうらこうさく一回でベンチのポケモン呼べますし、手札にクロススイッチャーがなくてもインテレオンに進化できれば、てちょうを挟まなくていいのでうらこうさく一回で手札に揃える事が出来ます。またアルセウスが相手のアタッカーと一回ずつ殴り合い、相手のアタッカーがベンチに逃げた時に、チェレンでアルセウスを回復させながらベンチに逃げたアタッカーを呼んでサイドをとれるのがボスの指令との差別点です。


デメリットですが、先攻2ターン目など博士の研究で7枚引きたいときに既に手札にあるとトラッシュしてしまい、片割れのクロススイッチャーも意味のないカードになってしまいます。今回のリストではマリィを1枚採用しているので、一応デッキに戻しつつ5枚引けますが悪運でサイドに落ちていたら諦めましょう。でもめったに起こらない状況です。

・ふつうのつりざお

このデッキではいかにトリニティノヴァで後続のアルセウスにしっかりエネ加速し続けられるかも鍵になります。盤面から基本エネがなくなるのは、きぜつしてトラッシュに行くかチェレンで手札に戻るか、になります。チェレンで手札に戻した基本エネは次のターンにマリィでデッキに、トラッシュの基本エネはつりざおでデッキに戻します。戻すカードとしては、ベンチにアルセウスVがいればVSTAR、終盤価値の高いインテレオン、基本エネのセットが多いです。

またパルキアVSTAR対面では、セイボリーでベンチをこじ開けやまびこホーンでアルセウスVを呼び出してくるので、相手のトラッシュにこれらのカードがなければつりざおでアルセウスVを2枚戻しておきましょう。

・メロン

メロンの採用理由ですが、先攻1ターン目にアルセウスにエネルギーを手貼りできなかった場合、うらこうさく次第ですが次のターンにアルセウスにメロンで加速、ダブルターボ手貼りでトリニティノヴァまでたどり着くことが出来ます。また今回は頂への雪道を採用していないので、ジュラルドンVMAXと対面したときに基本エネルギーを盤面にそろえる手段にもなります。終盤はインテレオンにもエネ加速できるキバナが重宝するのでてちょうで戻す対象になることは少ないです。

・エイチ湖

今回のコンセプトの"耐える"要素です。他のスタジアムと併用はせず多めの3枚採用することで、サーナイトの特性も打ち消してくる相手の頂への雪道を割りやすくしています。よくある雪道+他のスタジアムの採用にしていた場合、雪道を張られると序盤のアルセウスのスターバースが使えないのでスタジアムをサーチするためにうらこうさくを一回分割くことが多いと思います。今回のリストでは序盤から終盤までいつ張っても強いエイチ湖を3枚採用することで、序盤手札に来てうらこうさくを経由せずに雪道を返せる確率を高くしています

最近はパルキアに雪道は大体一枚、その他のデッキにも採用されていて一枚の構築が多いです。なので序盤は積極的にエイチ湖を張って相手の雪道を誘発して、次のターンに再度張り直す動きが通りやすくなっています。ただレジギガスだけは弱点を突いてくるレジロックがいる上、雪道を3枚以上しっかり積んでいることが多いので、相手から雪道を張ってくるのを待ったり2枚目以降の雪道を博士でトラッシュするのを待つのが大事です。

また最初にトリニティノヴァを撃つアルセウスに付いているエネルギーがダブルターボとキャプチャーだった場合、張ったエイチ湖の効果を受けるために、トリニティノヴァであえてベンチのアルセウスに2枚とワザを撃ったアルセウスに1枚水エネを加速させるときもあります。これにより弱点を突いてくる闘タイプポケモンの攻撃も耐える可能性が高くなります(お守り+サーナイト+エイチ湖でガラルサンダーVのらいめいげりでさえ耐えます)。

加えて今までパルキア対面では、新しくベンチに出したアルセウスVが倒され続けるとキツイ展開になっていました。ですがエイチ湖・かがやくサーナイト・大きなお守りによって、トリニティノヴァで水エネを付けておけばベンチのアルセウスVがあくうのうねりを耐えるようになりました。

ただ一応相手にも恩恵があるスタジアムなのでダメージ計算には注意しましょう。特にフュージョンエネルギーは全タイプのエネルギーになっているのでエイチ湖が適応されます。ミュウVやゲノセクトVがトリニティノヴァできぜつしないパターンがあるので気を付けましょう。


終わりに

うらこうさくアルセウスではVSTARを一発で倒すことができないので、トリニティノヴァやアクアバレットを6回使えれば勝ち、その前にサイドを取りきられれば負け、というゲームになります。チェレンで回復して良い場面なのか、ボスの指令でサイドを取りに行って良い場面なのか、マリィでお互いの手札を入れ換える場面なのか、アクアバレットはいつ撃ちに行くのかなど、よくも悪くもプレイングの幅が出やすいデッキだと思っています。ただスターバースやうらこうさくなど盤面の作りやすさはトップクラスだと感じているので、序盤の安定性とロングゲームを求める方にはおすすめのデッキだと思います。


【ライター】
ペンネーム:凛
普段はポケカを遊びながらYouTubeチャンネルの運営・動画編集・各デザインを行っています。好きなポケモンは色違いのブラッキー。元環境の好きなデッキはうらこうさくアルセウス。

【ポケモンカードカレッジ】
YouTubeにて新カードや多種デッキの考察、初心者向けの動画を公開しています。

画像引用:ポケモンカード公式サイト

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