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マシュマロのお返事 『夢』の話。

みぉです、こんばんは。

ブログを読んで下さった方から質問が届きました。また少し長くなりそうだったので、ここでお答えさせて頂こうと思います。

こんにちは。お仕事についてのnoteを読ませていただきました。その上でお伺いしたいことがあります。あと何年夢を追いかけようと思ってますか?決めていたりしますか?

ブログ読んでくれてありがとう、フォロワー。
え?どういうことだろう?…ってなってしまった質問なんですが、質問にそのまま率直に答えると

「一生」

かな。よほど、全く何も生み出せなくなるような状態にならない限り、私はずっとこのままだと思います。

以下は、私が勝手に感じた言葉の違和感と、私の考えを擦り合わせたいだけの長い蛇足になるので、うるせ~知るか!ってなる方は全然読まなくて大丈夫です(笑)

*******

まず、質問者さん的には私が「夢が叶っていない状態にある人」と認識されていると思うのですが(全然、むかついたとかじゃないよ!)、ここが何を指しているのかなって。
ブログに書いた「子どもの頃の夢の漫画家にはなれなかった」ってあたりの事かな。「売れるイラストレーターになる」みたいな事かな。
「絵を仕事にする」っていうシンプルな話であれば一応、形だけでも既に叶っているし…
めっちゃ客観的に自分のブログを見返してみると、私=売れていないけど細々と創作活動をしながらバイトしてる人って感じだから(そしてまさにそうなんですけど)、たぶん後者だろうなと思って先程は回答しました。

絵描きって言うのが、そもそも「叶った」って言う線引きが難しいんですよね。今の時代って必ずしもどこかと契約する必要もなく、自発的にやれる範囲でも仕事(金銭のやりとりを絡めた絵の譲渡の機会)を貰う場所は作れるし、絵を発表して「仕事請け負います」って言うだけで、1件でも依頼が来た時点でプロと言えるわけで。
依頼じゃなくても、好きに描いた原画そのものを売ってる人もいますね。

漫画家の話も出したからついでに言うと、漫画も例え新人賞を得られなくても、Pixivを始めいろんな投稿サイトなど自主的に創作漫画を連載出来る場があります。自分に権利のある一次創作ならブログにまとめて有料記事にしたりPDFで電子書籍化したり、個人出版(同人誌)で本にしたりして販売したら商売の形は出来上がるし、Webで漫画連載してます!と堂々と言えてしまう。もちろん生業とする為には売れるか売れないかは大きな問題なのでやや無責任な話ではあるけど、出版社のバックボーンを得たいとか担当に付いてもらいたいとかを度外視すれば、漫画家にだっていつでもなれるシステムが今の世の中にはめっちゃ用意されているので、「やっぱり漫画家になりたいや」って思う事があったなら私もそういう事をやってみたいなぁとも思っています。
「誰でもなれる」って言っちゃうといい加減過ぎるけど、いつでも誰でも自分から「始める」事が出来る時代なので、諦めるとかの話もちょっとピンと来ないんです。やめる事はできるけど。

「夢」って漠然としていて大きくて輝かしい響きの言葉ではなくて「目標」って言い替えればたくさんあります。「公開出来る実績を積んでいろんな人に絵を見てもらう事」とか「今の自分が絶対一生描けない!って思ってるレベルの絵が描けるようになる事」とか、「たくさん稼いでお母ちゃんたちに楽させてあげる事」とか。でも、それも全部“作り続ける事”の延長線なんだよなぁ。実績とか技術とか稼ぎとかは結局積み重ねた結果でしかないと思うから、無理だ~って諦めるのもなんか違うなって思っちゃう。

なんだろ。私はとくに自分を『こうならなきゃいけない!』って言う型にはめてないから、前のブログで「絵描きを名乗るには至らない」なんて弱音も吐いちゃったけど、ちゃんとお仕事をしているって観点では今の自分でも充分「叶ってる」って言えると思っています。このままずっと絵も感性も人間性も、自分が今持ってるベースのまま、全部大事に育てて行きたいって感じ。

規模とやり方と収益の大きさにとらわれなければいつでも何でも始められるいい世の中なので、いつまで追いかけるかとか自分でタイムリミットを決めてしまうのは勿体ないなって話でした。
的外れな事を言っていたらごめんなさい。ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!


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