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SVシングル S2 最終163位(R2141) 使用構築 スカーフドラパルト軸 スタンダード

S2 お疲れ様でした。
社会人トレーナーをしております、ぽけひこと申します。
記事を閲覧いただきありがとうございます。
来期はルールが変わりますが、自身の環境への考え方など含め、記事として残そうと思います。書ききれない部分はありますので記事の中で質問等ありましたら、TwitterのDMでお気軽にどうぞ。


【使用構築】

【コンセプト】

・相手にテラスタルを強要させる盤面をつくり、周囲で一貫を作る。
・受け、ギミック、壁、ムラっけ、スタンパなど環境に存在する構築に五分以上で戦う。

【構築経緯】

ドラパルトが相手のテラスタルを強要でき、スカーフを持たせることで全ポケモンの上から動けるため、とんぼ返りで襷削りや不毛なテラス択回避できる点に注目した。また、現環境でドラパルトの持ち物として考慮されにくいこだわりスカーフは相手からの見えない勝ち筋を作りやすいとも考え構築をスタート。
ドラパルトの呼ぶ、霊、悪、妖、竜技の引き先として単体性能も高い、チョッキマスカーニャ、ラウドボーン、サーフゴーを補完枠として採用。受け系統への崩しとして剣舞妖テラスガブリアスを採用。最後にここまでで重い環境の対面最強3竜セグレイブ・カイリュー・ガブリアスに対面抗えるゴツメWロトムを採用し構築が完成した。

【個体解説】


ドラパルト@こだわりスカーフ
テラスタイプ:ゴースト
特性:すりぬけ
性格:いじっぱり
実数値:163-189(252)-110(116)-×-95-180(140)
技構成:ドラゴンアロー/テラバースト/とんぼ返り/呪い

調整
A ぶっぱ、
S 最速ゲンガー抜き抜き(竜舞ドラパルト意識)
余りB
意地鉢巻セグレイブの礫を確定耐え
意地マスカーニャの不意打ち確定耐え
先制技を受けるポケモンなので、HではなくBを伸ばしている。

構築の軸。物理or特殊が判別がつきにくく、環境最速の素早さ、受けにくい技範囲により対面したほとんどの相手にテラスタルを強要する盤面をつくる。(例えばカイリュー対面やセグレイブ対面がこれにあたる)選出画面での圧力があり、スカーフをもたせることと先制技を耐える耐久を確保することで全環境のポケモンに上からとんぼ返りを打つことができる(押す口実ができる)すりぬけと呪いのおかげで一定数いる壁やギミック系統にも抗える点も強かった。初手のスカーフや襷、妖・鋼テラスを呼ぶため初手のとんぼ返りで様子を見るのことができる。相手の構築にドラパの引き先があるかどうかでテラスタルをきることもあった。受け系統や、ブラッキー入りの構築には不利を取る。ドラパルトが相手の構築にいる場合の初手ミラーだけ不毛だった。


マスカーニャ@とつげきチョッキ
テラスタイプ:フェアリー
特性:変幻自在
性格:陽気
実数値:151-162(252)-90-×-111(164)-170(92)
技構成:はたきおとす/じゃれつく/とんぼ返り/けたぐり

調整A ぶっぱ
S 最速ガブ抜き
こちらの記事を参考にさせていただきました。
細かい調整意図などはお読みください。
URL:https://nahara.hatenablog.com/entry/2022/12/22/020247


※無断転載のため問題があれば削除致します。

特殊アタッカー(サザン、サフゴ、Wロトム)の引き先。技構成に関しては、サイクル要因かつ変幻自在のため、トリックフラワーを押したい盤面がほとんどなかったのでとんぼ返りとした。けたぐりは鋼サザンへの打点と、サザン+ノーマルカイリューへの一貫する技として採用。とんぼの対面操作、はたき、じゃれで裏へ負荷をかけるなど様々な動きができた。相手のカイリューバックにじゃれを当てるとカイリューのテラスタルを強要できるので、裏のロトム、サフゴ、ラウドに一旦引いて型判別をしてから動けるのも強かった。対面、サイクルの両方面で活躍してくれた。


ラウドボーン@おんみつマント
テラスタイプ:ノーマル
特性:天然
性格:図太い
実数値:211(252)-×-159(196)-131(4)-x-96(4)-93(52)
技構成:フレアソング/シャドーボール/鬼火/怠ける

調整
H ぶっぱ
S ミラー意識で伸ばした
残りB、端数CD

特性の天然と隠密マントにより、キョジオーン、ビルドコノヨ、カイリュー、クエスパトラ、オニゴーリ、バトン系統などを安定してみれる枠として採用。技と特性が優秀すぎるため、代わりのポケモンはいない入れ得ポケモンだった。ノーマルテラスの理由はビルドコノヨ、ラウドボーンミラー、など霊技透かしのため。サーフゴー、岩、水ガモスに抗える水テラスなども候補だった。


サーフゴー@こだわり眼鏡 
テラスタイプ:鋼

特性:おうごんのからだ
性格:臆病
実数値:175(100)-×-115-181(220)-111-140(188)
技構成:ゴールドラッシュ/シャドーボール/サイコショック/トリック

調整
H 16n-1かつゲンガーのシャドボ15/16耐え
C 無振りサザンドラをゴルラで確定
S 準速セグレイブ抜き

タイプ・特性が最強なため単体性能が抜群に高く、あくびカットや絡め手などすべてに強い。眼鏡ゴルラの圧力とサイクル破壊性能が高い。技構成はゴルラ、シャドボ、トリックまで確定。1枠を気合玉、サイコショック、自己再生などから選択となるが、トリック+サイコショック+後述の剣舞ガブリアスで受け構築を崩していけるため、この構築ではサイコショックを採用とした。


ガブリアス@オボンのみ
テラスタイプ:フェアリー

特性:さめはだ
性格:いじっぱり
実数値:209(204)-187(156)-116(4)-×-106(4)-140(140)
技構成:地震/テラバースト/岩石封じ/剣の舞

調整
H オボンの回復効率の良い4n+1
A 11n+1
S 準速セグレイブ抜き
余りBD

デカヌ展開、受け系統やブラッキー構築への崩し、セグレイブ、ドラパルト、アンコールカイリューなどにテラス込みで対抗できる駒として採用。はじめは岩石封じ→ステルスロックで使用していたが、対戦数をこなしていく中で、ステロが欲しい場面よりも浮いているポケモンの打点+素早さ操作があったら勝ってたという場面が多かったので、少し珍しい剣舞岩石封じとした。デカヌ展開へはとんぼorボルチェンで風船割りつつガブを着地し剣舞の起点とした。ちなみに、+2フェアリーテラバでHBブラッキーは62.5%の乱数です…


ロトム(水)@ゴツゴツメット
テラスタイプ:鋼

特性:浮遊
性格:図太い
実数値:157(252)-x-174(252)-125-128(4)-106
技構成:ハイドロポンプ/ボルトチェンジ/イカサマ/鬼火
調整
HBぶっぱあまりD

貴重な地面の一貫切りかつ、鬼火イカサマの物理方面に役割を持たせた。キラフロルに毒を巻かれず突破でき、カバルドン展開への牽制、カイリュー、ドドゲザンへ鬼火を入れる役としても活躍した。とはいえ回復ソースが無いため、HP管理がかなりシビアになる。鬼火、ドロポンの命中不安も弱い点だが、それ以上に代わりがいない性能だった。
オボンを持たせることも考えたがガブリアスに持たせたかったので断念。しかし、思った以上にゴツメの使用感もよく活躍してくれた。セグレイブ、ガブリアス入りへは初手なげすることもありました。セグレイブの電気テラスは天敵です。

【重めなポケモン】

・セグレイブ
ロトム+ラウド、ガブ+ラウドorロトム、ドラパ+ロトム
など2体で見るようにしたが、後発から展開してくるセグレイブには毎回天を仰いでいた。
・ドドゲザン
ロトム、ラウドで鬼火を入れて処理をしていくことが理想。マスカーニャ、ガブリアスも不利ではないが、ドドゲザンに対して不利対面を取ったときの引き先とはならないので重めだった。
・ウルガモス
ガブ、ラウド、ドラパルトで処理をしたいが、眼鏡や水、岩テラスなど舞ってラウドを処理してくる型は苦戦した。

他にも重めなポケモンは多数いるが、並びでみていた。

【振り返り】

S1は結果が940位とギリギリ3桁に残りはしましたが、終盤の変わりゆく環境に適応することができず、構築、プレイング共に上位との差を痛感したシーズンでした。
S2は色々な構築記事を読み、ギミック、壁、スタンパ、受けルなどにある程度戦える構築を組まないと中盤、終盤に安定しないと感じ、試行錯誤しました。今回の結果は環境にスカーフドラパルトが刺さっていて、自身が上位との差を埋めたかというとそうではないのかもしれませんが、考え方としての発見があったシーズンでした。
最終盤は何より潜っていて楽しかったです。
最近、仲良くしてくださる方々も増えたことも楽しくできた要因の一つと感じています。
お名前は出しませんが、ここで感謝をお伝えさせてください。
ありがとうございます。励みになりました。

私自身、家庭を持つ身なので来シーズンも同じ熱量でできるかは分かりませんが、なんとか時間を作ろうかなと思うのでS3も共に頑張りましょう。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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