バディミッションBOND 感想
ちょいちょい気になってて買わずにいたらいっせいトライアルで来た(でも期間中は全然遊べなかったので買った)
バディミッションBOND、感想記事です。
バディ(相棒)の関係をメインに描いた、闇に蔓延る犯罪組織を追うコミック風の演出が特徴的なアドベンチャーゲームです。
以下感想:ネタバレ注意(全エピソード)
あまりにも駆けすぎてプレイしたしクリアした後もちょいちょい会話回収してて
記事出すのが遅れてしまった
面白かったゲームなので先に悪い部分を言っておきたい
・QTE、つまらない
おいらはゲームのQTE結構好きなんですけどバディミのこれは楽しくなかった
まず早押しもあるんだけど、早押しかと思ったら風花雪月の釣りというか音ゲーというか、タイミング式だったやつがあって
後半になってくると輪っかが小さくなったりするから瞬発力じゃなくて正確さを求められるのが斬新だった(褒めてない)
mission12よぉ…
目押しというシステムにあるまじき表示移動だったり、急に来る見づらいしシビアな協力技…ゲームとしての作りが…
あいつらマジで許さねえ
またチャプターによって要求される操作が微妙に違う(長押しと連打だったり)ので、せめてチュートリアルを入れるか操作形式を統一するかしてほしかった。
一応ADVゲームだからアクションが苦手な人だと本当にキツそう。
あと、これは完全に好みなのですがSEがしょぼかったり振動がないせいか爽快感がなかったです…
・ゲームのテンポが悪い
選択表示が出るまでの速度が微妙に遅かったり潜入ミッションにダッシュ機能が無かったり、ゲームとしてのスピードがモッサリしている。
エピソードを回収するために周回前提でもあるから
そこを少し作り替えればだいぶ遊びやすかったと思った
選択するときにいちいちスティックを動かさないといけないのは誤選択防止でいいんだけど…
漫画をゲームにしたような作品なので肝心のゲーム部分が作りが浅かったのが悔やまれる。
それでもストーリーメインなので十分楽しめた。及第点超え。
本当の本当に感想
ゲームとしては集めた情報を元に捜査するスタイルであるが、そこについてはだいぶわかりやすく、
顔で女を落とすチェズレイ、ルークと甘いものなどキャラクターの好みや性格がただ単な設定だけでなく生かされているのが良い。
記憶力(不安ならスマホなどでメモを取って)と少しの読解力があれば詰まらずにクリアできる…と思う。
村田雄介先生のことは作品名だけ何と無く知っててご存じなかったんだけど
まさかの熊本出身だったという。
・ストーリー
「因縁の悪の組織を追う」というわかりやすく王道なストーリーに適度に入ったボケ要素、だんだん真実が明かされていき先が気になる作りはまさに漫画。
終盤に真犯人は…でしたというどんでん返しがあり、仲間が窮地に立たされてもなお絆を信じ、「みんな」助けたいというルークの想い、行動によってラストは全員救われたのが良かった。
個人的には宇宙より飛来した謎の物質とか隕石による狂化だとか生体実験的なモノが好きなので楽しかった。
・バディ同士の関係の描き方
(実は幼い頃の親友で)真正面からぶつかってお互いに絆されていき、最後はお互いのやるべきことのために別れるルークとアーロン、
相手の深いところまで侵入するやりとりのち、自分の本心に気づき考え方を改め救い救われの関係になりずっと一緒に生きていくモクマとチェズレイ。
と、2つのバディの表現の仕方が良かった。
またmission18ではBONDチームだけでなく今まで関わってきた島の人々や里の人との「絆」を有効活用して捜査を進めていったのも良い作り。
・キャラクター
ルーク
始める前に気になってたのがルークで蓋を開けてみたら
・圧倒的光属性
・ワンコ系(と言っていいのかこれは)
・超正義漢
・ウルトラ甘党
・大ボケ(天然?)
・ヒーローもの大好き
なんか色々盛られていた件
どんなに小さなことでも、たとえそれが悪人でも、助けられる人は助ける。まさにヒーロー中のヒーロー。(選択肢次第で保身に走るのもそれはそれで下衆で面白い)
自分の信念の元にもなってもいる愛する父親が殉職し、その元凶や真実について追求しようと国家警察になって、警察内でも雑な扱いをされ、警察が組織と繋がっていると知り、警察をクビにされても諦めず突き詰めていったら、そのまさかのファントムが尊敬する父で、ひどく絶望する。
それでもなんとか自我を取り戻し、自分が今までやってきた事はと思わず、相棒達の力を借りて、親の始末は子がつけるべきだと、最後まで前を向いて立ち向かってくれ、真エンドではシキ&イアンに加え、ファントムの命をも救ってみせた。
今まで犯罪組織を運営していただろうが自分や仲間達を傷つけただろうが、それでも助けられるなら助けるし、あの日の自分に希望をくれたのはあなただからと、教わった気持ちを最後まで捨てなかった。
カッコいい。
あと最後のシーンは孤児を引き取った…ってことなんかな?
アーロン
脳筋パワータイプかと思ったら常識人だった。ルークとの漫才が面白い。
アラナの確実な救出のためにルークを裏切ったものの、心の底ではやはり諦めきれなくてすかさず相棒を助けに行った。お互いに影響を受けていって微笑ましい
昔はルーク(ヒーロー)の方が頼りがいがあるというか、ハキハキした性格でアーロン(ルーク)はオドオドした性格なのちょっと面白いし、
幼少期オドオドアーロンから幼少期トゲトゲアーロンへ移行しつつあるのを見てみたい…
mission2でルークの手を取ったのが今度はmission8で手を取られる側になり、幼少期にてルークを背負い助けたのが、終盤では背負われ助けられるという対比…
アツい!アツすぎる!
トゲトゲのアニキ!
「名前を返しにきた」エモい展開になると思いきや変にしんみりせず「今更いらん」でバッサリ切るのもアーロンらしい。
もしかしたらスイと並んでWヒロインなのかもしれない…?(別にそういう思考はない)
孤児と接するときの包容力ある兄ちゃんぶり、好き
モクマ
死角から突き刺さったキャラだった
マジ最高っス(グレン)
最初の登場のおとぼけでお茶目なおじさんキャラや〜(彦摩呂)と軽く見てたら
バディエピソードでチェズレイに地雷を突かれて心からマジ切れ(たことをごまかす)
実は希死念慮を心の奥底に抱えていて、長年退避し続けて、
ほとんどフウガのせいなのにそれでも自分のせいだ殺したのは自分だと罪の意識を背負っていて…チェズレイの幻影により精神を惑わせつつも最後まで守りたい、と気づき、下衆な守り手として生き抜く決意を固めた…
審議:100点
イズミとお互いに(おそらく)想いを寄せていながらアッカルドにイズミを託したのも、そして真摯にイズミの幸せを願うのも……
良い!😁
フウガが全部悪いんじゃなくて、フウガに全力で応えなかった自分も悪いと後悔してるのも…ただの下衆だったらあいつやべーかったで全て終わらせれるものを、フウガは誰にも愛されることなかった人間だったから…
そしてファントムでさえ生き残ったのにフウガだけは助けられなかったしもっとできることがあったんじゃなかろうか、あの時応えてれば…とこの先一生心に残り続けていくんだろうね…
良い!😁
😭お〜ん泣
結局何歳なんだ?見た目50〜60くらいだけど40くらい?若すぎるけど。ストレス?
チェズレイ
なんだこいつはって思ってたけどただの一途な顔芸の面白い人だった。回りくどいそうでもしないとモクマさんは振り向かないけど。あの人何をどうしたって隠そうとするから…
常に完璧であればいけない、そんなことはないと彼もまたモクマさんから教えてもらった。濁り酒は比喩。
ルークをただの駒として見ていたらファントムから生まれたとは思えない彼の純粋さ、真摯さにいつの間にか惹かれて気づいたら母と同じ感情を抱いている…あとなぜか母性が目覚めた。素晴らしきルークパワー
潔癖症が濁りを受け入れて素手で指切りげんまんするのめっちゃ良い契りの証だ
この2人、相棒というか伴侶ですね(そういう思考で言ってないけど)
どうでもいいけど変装ってどうやって身長変えてるんだ。
・サブキャラクター
ナデシコ
画風がどことなく斎藤ロクロ先生っぽい強い女。
なんか他のキャラに比べてあんまり過去が明かされてないけど、若さ故に影がある男に惹かれた…ってのはちょっと笑ってしまった。
スイ
圧倒的ヒロイン力。良い子
最初は父親のこともあってどことなくトゲトゲしてたけど、後日談では心が軽くなっててよかった。
アッカルドが実は死んでいたと知った時めちゃくちゃショックだっただろうに、心を動揺させなかったの強い。
あとルークが流石に鈍感すぎる
イアン
筋の通っていた男だった。悪ゆえの美学。
「もしかしたら自分を倒してくれるヤツが来るかも」って気持ちも含めて闇カジノに居座ってるの泣ける
お前だったのか、腕がドアかシャッターを貫通した超絶強い被験者は。何のために保管してたんだろうか(万が一の戦闘兵器?)隕石研究ルートで見られる手術台ってイアン改造用かな。機械の修理ならわざわざ手術台使わないよね…
死んだかと思ったら(コースター)生きてて(ファントム戦)、クレーンに巻き込まれて死んだかと思ってたらゴミ捨て場で生きてたりルークを守ったり強すぎだろ…
チームナデシコで活動していくとはいえヤサオとばったり会ったらめちゃくちゃ気まずくなりそう。だからこそ全てが終わった後罪を受け入れて一人でこっそり死のうとしてたんだろうけど。
シキ
可愛い。服がおしゃれ(小並感)
ファントムはどうやってご神体盗み出したんや…って思ったら、お前生きてたんか。(そりゃそうですね)
アッカルドと会って息子はいなかったことにされてて捨てられた…って勘違いしてるのがなんとも…アッカルドはそう言うしかなかったけど悲しいよね。
スイと電話し合ってるの良い。
フウガ
糸目の子安岳人、裏切らない理由がない
モクマへの愛憎ヤバすぎるだろ…こいつが全ての元凶かもしれん。
でも可哀想でもある(唯一死んじまったボスキャラや)
王族ゆえのプレッシャーや重圧がきっととてつもなく辛かったであろうし、決してモクマが悪いわけではなかったのだが人格が歪んだのはモクマのせいでもある。
心の奥底ではモクマの隣に立ちたかっただろうに結局その座に立ったのはチェズレイだった。
ファントムの件もそうだけどこういう罪人だけど環境などのせいで歪んでしまった人ってどこから「悪」として見做せるんだろう。でも罪は罪なのでちゃんと裁こう!
アッカルド
オリジナルの彼、めちゃめちゃ良い人だった。
市民目線で街を見回ったり娘の心配をしてたりと良い人ムーブを醸し出していたけど、作中でルーク達が接してきたアッカルドはエドワードだったのでなんか変な感じですね。シキにハゲの遺伝子があったらどうしよう
イズミ
悪い人かと思ってたらチェズレイの幻覚なだけだったので全然そんなことなかった
どうでも良いけどマイカ王族、声が風花雪月の大司教と大司教補佐なんだよなあ…(シナリオに風花のスタッフ関わってるらしいし狙った?)コズエさんが井上さんなのは驚いた。イズミもかな…?
エドワード
サイコ野郎
怖い。「無」しかない(ARuFa?)
感情が無いってことは、Twitterで見た父の日エピソードのルークからチョコレートもらって泣きそうになったのも…演技だったってことですか?
脳の研究を自分に使わず他人に使ったのも怖い。なぜ実験の時だけ感情が芽生えたのか…わからん
彼がやったことは許されないことだけど、それでもルークはエドワードに寄り添うんでしょう。父親だから。
シバコ
(^ω^)かわいいんじゃぁ^〜
・好きなBGM
いかにもな「神曲!」って感じではなくて耳に残るようなサウンド。大体ジャズで統一されている
月影を掠めて、和風ジャズなのがたまらんしイントロがモクマのテーマのアレンジなのも良い…(ニンジャジャンのテーマも入ってるらしいけどわからなかった)
I SHI KU RE
テイク・オフ
潜入 〜上空を駆ける〜
潜入 〜流星のように〜
潜入 〜月影を掠めて〜
潜入 〜すべてを賭けて〜
ルークのテーマ
アーロンのテーマ
紅き葉に寄せて
天より降りし
フレッシュ&ジューシー
黄昏の砂浜
アミューズメント・ストリート
追跡
運命の輪郭
変身超忍ニンジャジャン
おわり
オモシロゲームでした。
バディミって新作だしまだ発売から一年しか経ってないしこれから色々展開されていくのかな?楽しみです。
でもキャラブックとかグッズ、受注限定だからもう買えないんですよね…
再販してください、お願いします
ドラマCDもいつか買って感想投げたいです。今一番欲しいのはサントラです。
スクショまとめ記事→ https://note.com/pokedon_0723/n/nf59ab7ff5f54
(6/1追記)
買いました♪
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