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新入社員のころの思い出

もう3月も終わり、4月になりますね
私もはるか昔、新入社員を経験しました
考えると30年前らしいです

商業高校を卒業し、地元の生花市場の事務員として就職しました
同期は私も含めて4人
久しぶりにまとめて事務員を採用した年でした

そのうちの一人は偶然友人でした
仲が良かったのになぜどこに就職するか話してなかったのか謎です(笑)

少し社会人という雰囲気にもなれた頃、生産者のところへ出張する先輩社員についていくことになりました
今思うと、顔見せや宴会要員だったのかと思います(30年前の時代の事ですので目をつぶって頂いて、、、)

はじめての出張でなにかソワソワした気分の私と友人は、当時は会社でイケイケ2トップが運転席と助手席に陣取る車に乗り込みました

ダブルデートみたいだわーと、男性に触れた経験のない若き日の私はフガフガしておりました

県北の温泉がある田舎町です

思惑通り(?)田舎町のおじさんや青年団の方々は、何やら若い女の子がたくさんやってきたぞ!とざわつきます

生産者のビニールハウスや農協を見学したのでしょう
ここの部分の記憶はない

夜は待ちに待った宴会です!

会社の猛者たちに宴会の楽しみ方も少々習っておりましたので、私たちもワクワクしていました

その場所にいた全員がいい気分になり、宴会も盛り上がってまいりました!
調子に乗った青年団やオジサマたちは
宴会にはダンスがつきものだ
と、若い子ムスメたちを誘い、チークダンスの真似事をはじめます
何もわからない子ムスメたちも酔った勢いでヘラヘラしながらおじさんたちに合わせてユラユラ揺れておりました

まぁ!なんて品の無い子ムスメたちなんでしょう!!
今ならそう思いますが、当時は

これが接待ってやつだろう?
我らはいい仕事してるんじゃないのか?

と思っていました(おそろしき昭和生まれの呪縛)

少し二日酔いの重たい体で家に帰ったのでした


翌月曜日、出社した私達4人は、当時会社のトップだった会長の部屋に呼ばれ、会長、社長にこっぴどく叱られたのでした
杖をついて歩く、大おじいちゃんの品のある会長は言いました

ハシタナイ

はい
そのとおりですね

今では私は表面上は「品があるフリ」をして生きております