女子校育ちは一生女子校育ち

高校は地元から少し離れたところにある女子校に通っていた。

制服が可愛いからという理由で選んだ高校だったが、わたしという人間を確固たるものにしたのはこの「女子校」に他ならないと思っている。

今でも連絡をとる友人のほとんどが、あの異質な空間での生活を共にした猛者たちだ。

今回は、わたしが女子校で過ごした3年間の中で

「今思い返すとやべぇな！！！」

という出来事を振り返りたいと思う。

その1 教室の床に教科書置きまくる

これは一番後ろの列のやつらの特権。教科書は持ち帰るのも怠くて、掃除の時だけロッカーに移動してあとはずっと床に置きっぱなしにしていた。よくよく考えるとマジで汚い。重ねすぎてよく雪崩を起こしていた。

その2 スカートの下にジャージが当たり前

特に冬。わたしは寒すぎる時は膝丈のプリーツスカートの下に学年指定の緑のジャージを履いて、腰にブランケット巻いて登校してた。なんならスカート履かずに上だけ制服、下はジャージの時とかあった。もっと言えば冬に限らず夏もスカートの下に短パンのジャージ履いてた。

その3 マンガの回し読み

わたしの通っていた高校は大学進学者が多かったけど、いわゆる「自称進学校」だったので勉強に励む子とそうでない子のギャップがすごかった。当然わたしは後者。授業中ずっとマンガ読んでた。ハイキュー‼︎とかNARUTOとかBLEACHとかね…。ほとんど少女マンガ出回らないところがおもしろい。

その4 めちゃくちゃ食う

いやこれ本当にすごい。掃除の時に教室のゴミ回収するでしょ？？帰る頃にはまたゴミ箱がお菓子のゴミで満杯ですよ。ちなみにわたしは週6活動の運動部だったので、

朝→家から持ってきたおにぎりを2つ食べる&それでは足りず昼の弁当つまみ食いする

休み時間→登校途中で買った菓子パン食べたりお菓子食べたり

昼休み→残りの弁当&購買ダッシュして買ってきた菓子パンや揚げ物食べる

放課後→部活前に腹ごしらえで昼に購買で買った何かを食べる

みたいな生活をしてた。いやいやずっと食ってんじゃん？授業はずっと寝てたしね？？牛よりひどくない？？？

その5 体育祭がガチ

共学みたいにね、借り物競走でカノジョお姫様抱っこでゴール💕みたいなのはもちろんないですよ。ですけどね、みんな本気で勝ちを狙うからこそ本当に楽しかった。写真とか見返してもだれも可愛く写ってない。うぉら！！！みたか！！！ザマァねえな！！！とか言ってた気がする。

代表的なところでいうとこんな感じだろうか。なんともまあ酷い、ゴリラの巣窟のような空間だった。

でもやっぱり今思い返しても、学生に戻るとしたらわたしは間違いなくこの女子校での生活を選ぶ。

あそこで過ごした3年間は、限りなく自由だった。

あの空間では「女」というくくりから脱して、「人間」としてしっかり生きていられたと感じる。

強く、しなやかに、逞しく

そうやって今日もわたしは、生きていく。