2020年EXTRAドリームクール香川版

 皆さんはご存じだろうか、今にわかに流行しつつあるドリームクールという遊びを。

 詳細な企画意図は発端であるこちらのブログに書かれているので詳細は省くが放送延期が続く昨今自分自身のお気に入りの深夜アニメを並べて最強の番組表を作ってみようという事である。

 レギュレーションはいかに引用する通り


①本数は30分枠30本前後+5分アニメ数本
②組める時間は日曜日~土曜日の22:00~26:00の4時間とする (夕方枠、朝枠は設けない)
③実際に放送していたときの放送局や放送時間等は無視し、各時間に1本とする (複数放送局での放送時間かぶりは考えない)
④2クールアニメであれば1クール目をもってきても2クール目をもってきても良い。同様に複数期制作されたアニメであればどの期からもってきても良い。その際、同一タイトルの1期と2期のような組み方は不可。

 が、私は地方(香川県)の人間なのでこんなに詰まった番組表で深夜アニメを見ることなどないしただ並べるだけではこれだけの数をリアルタイムで追う感覚はわからないのでどこに何を配置するかというテンションの”波”のようなものまで汲み切ることはできないだろう。なので私のドリームクールには「今現在香川県において実際にアニメが放送(予定)されている時間にのみ配置できる」というレギュレーションを追加した。

 そのためにまず今現在放送されているタイトルをまとめたのがこの表となる。(括弧内は放送局)

ドリームクール1

 スカスカのように見えるが何年か前に個人的にデータをまとめた際には香川県の地上波で放送される深夜アニメ本数は平均5本ほどだったためこれは多いほうだろう。


 そしてこの枠を下にに私のチョイスしたアニメを入れたものがこちら。

ドリームクール2

以下、当てはめたタイトルを思いついた順番に理由を説明したい。


ドージンワーク

 元の番組表ではゆるキャン△だった日曜24:30に配置した。
 そもそもゆるキャン△自体再放送であるので元のままでもいいかとも考えたがやはりドリームクールなのだから好きなものを入れていかねば損だ。
 それにそれなりの理由はある。まずゆるキャン△はきららアニメである。きららアニメが放送されている枠に同じくきららアニメであるドージンワークを置くことで以降のバランスを取る際に基準にしやすくなるのだ。
 また、ゆるキャン△の再放送も実写ドラマ版ゆるキャン△の放送に合わせた企画だろう。このドージンワークにも実写コーナーであるドージンワクワクが存在しており同人誌を書くべく奮闘する斎藤桃子さんとこやまきみこさんを見ることができる。ドラマ版ゆるキャン△で福原遥さんのしまりんを堪能したように二人の同人誌完成への道のりを楽しんでほしい。


アトム・ザ・ビギニング

 これはEテレで放送中の銀河英雄伝説Die Neue Theseの枠に収めた。
 放送局に縛られる必要はないがNHKとなると少し身構えたくなる。やはり同じNHKアニメを入れるのが収まりがいいのではないだろうか。また、その中で遅い時間にやっていたタイトルとして私はアトム・ザ・ビギニングを入れたかった。
 この原作にあたる漫画は有名な手塚漫画「鉄腕アトム」のスピンオフでアトム誕生以前のお茶お水博士と天馬博士を描くという触れ込みだ。アニメを見たいというよりはここにセットされることでテレビ放送され多くの人の目に留まることで原作にも手を出してほしいという意図の方が強い。
 原作ではシリアス展開が続くのだがアニメはほぼオリジナル展開で実は原作の1巻すら消化していない。有名作品の過去であるが故皆未来も知っていることと思うがだからこそ二人の学生ライフを楽しみたい。


ガールフレンド(仮)&絶対防衛レヴィアタン

 元々ここに入っているのはアルゴビナスfrom Bang Dreamと白猫プロジェクトでどちらもスマホアプリゲームが原作のアニメである。そのつながりで2作品をセットするならこの2作しか考えられなかった。理由は薄弱だが決意は強固だ。


ガリレイドンナ

 ここまでどちらかといえば日常よりのタイトルばかり上げてしまったのでここらでシリアスでハードなものをセットしたい。そうした条件で真っ先にチョイスしたいのはガリレイドンナである。実は個人的にここ数年で一番印象的だった深夜アニメとして挙げたいのが梅津監督作品のガリレイドンナとウィザードバリスターズ弁魔士セシルだ。どちらも世間的にあまり評判はよろしくなかったし私もやや片手落ちな面がなかったとは思わないが足立慎吾さんのかわいらしいキャラデザが梅津監督の描く世界観で活躍する濃い世界観はドージンワークを楽しんだあと30分おいてから見るにはちょうどいいだろう。

 

最弱無敗の神装機竜

ここらで一作品ライトノベル原作アニメを入れなければバランスが悪いのではないか安直だがエロさもありつつ異世界ファンタジー、個人的な好みとしてはロボットアニメ要素も欲しいのでこの一作を選んだ。
 木曜日にポツンと一作だけ見られるというのも良い。実際の放送していたら録画してみることになりそうだが深夜アニメの集中する週末を迎えるにあたってスタートダッシュに見るテンションとしては適しているのかと思う。
 一つ懸念としては推しが武道館いってくれたら死ぬの枠だっためアイドルアニメの枠がここで消えてしまった。


アイドル事変

 推し武道の時間帯に神装機竜を入れたことでアイドルアニメがなくなってしまったのでここらで一本アイドルアニメを入れたい。
 そして、元の番組表を見てほしい。木金日は2時にアニメが1作は入っているのに土曜日には同じ時間帯にアニメの放送はないそれだけならスルーしてもいいのだがそもそも土曜日深夜にアニメの放送がないのだ。さすがにこの穴を放置するのは少々寂しい、とはいえ最初に決めたレギュレーションを破るのだから理由が欲しい。その理由づけの一つに使えるカードが「ご当地アニメ」だ。岡山香川でも結城友奈は勇者であるやうどんの国の金色蹴鞠、愛・天地無用!など放送地域を舞台にしたアニメが放送された実績は過去にもあるのだ。
 そこでご当地アニメかつアイドルアニメのアイドル事変の出番である。
え?アイドル事変は香川県のご当地アニメじゃない?確かにアイドル事変全体はどこかの場所に密着したアニメではない。しかし事変03Nyanway Generationをみてほしいこのエピソードは猫ノ島と呼ばれる猫が多い島を舞台にしている。実際にどこがモデルであるかという事には言及されていないが島の情景には瀬戸内の島をモデルにしていると思われる情景が見られる。また、現実に猫島と呼ばれる猫の多いことで有名な島は香川・岡山・愛媛・山口と瀬戸内に多い。
 また、この回にゲストとして登場するアイドルのひとり綾井しらゆきは香川県出身のアイドル議員であるという設定もある。これだけあればご当地アニメとして認めるに十分である。


深夜!天才バカボン

漫画原作のギャグアニメには漫画原作のギャグアニメをぶつけるのが正当なやり方だろう。そもそも邪神ちゃんドロップキック'は素晴らしいアニメである。また、プライムビデオにてすでに全話配信中で放送延期となることも考えにくい故に据え置きでもいいのではないかとも考えたがやはりドリームクールなのだから総とっかえしてみたい。あと邪神ちゃんは個人的な枠組みの中で絶対防衛レヴィアタンと被るところがあるのでバランスの悪い感じがする。そういったジャンルの近さを回避しつつ日曜日の締めにちょうどいいギャグアニメ、それが深夜!天才バカボンである。深夜!天才バカボンのテンションは決してハイテンションではないが痛烈に、シニカルに社会を批判する、批判し倒すのである。何もかもをバカにする自分のことも、気に入らない上司のことも好きなものも嫌いなものも。すべてをバカにし倒したあと不思議と社会に帰る気力がわいてくるのである。つらいことも多い中日曜日の締めにこれを見ることができればた1週間頑張る活力にもなるはずがない。


おしまい

 という事で単に模倣しても好きなもの適当に並べて終わりになりかねないので香川版という事にさせていただきました。
 あくまで1クールという設定なのでバランスよくと思ったのですができてしまうとタイトルの傾向に偏りが出てしまいました。ただ、実際ただ好きなものを順位付けして並べるという行為とも違ってバランスをとるとかどういう状況で観ることになるのかという視点を持ち込んで選ぶことになったので少し新鮮な気持ちでチョイスすることができたのは自分でもよかったと思います。

あと、裏設定ではこのドリームクールの香川県では放送されていませんが関東ではまじぽか60期が放送中となっています。
 

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