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水彩 | 水災

仮想の水害を想定し、ピンクのラインを街中に掲示するプロジェクトです。日々の生活の中で忘れがちな水害を多くの人に意識してもらい、東京という大都市でも自然の一部であることを再度確認してもらう作品です。

実施マップ

企画主旨

「水彩」都市である江東区は「水災」都市でもあります。かつては大規模な水害にみまわれいましたが、堤防の整備などで、難を逃れています。しかし近年の異常気象で想定を上回る雨が降り、私たちの街もいつ水害にあうのか予想がつかない状況です。

また、3.11で発生した予想を超える大きな津波。被災された街に行くと「津波到達地点」と書かれた看板があちらこちらに見かけます。あの圧倒的な高さを目の前にすると私たち人間の無力さを感じ、メディアを通して知った気になっていただけだと痛感しました。

江東区ハザードマップに記載されている深川地区の到達水位は0.5m〜3mとなっています。城東地区とは違い深川は水害は起きないと話す方もいらっしゃいます。そのような過去の経験が役に立たないのが自然災害の恐ろしい点ではないでしょうか

可能の水災を想定し、様々な場所にピンクのテープを貼ります。私たちの「ダイジョブ」という思いを考え直すきっかけにする作品です。

※本展示は10月末より開催される、アートプロジェクト「本と川と街」の関連展示です。

「本と川と街」について

空襲や震災で本所、深川は、江戸から続いて来た文化や歴史の多くを失いました。今年で東京大空襲から75年。先人たちは焼け野原から様々な街の歴史は紡いできました。そしていま、私達はコロナにより新しい人との繋がり方を必要とされています。このプロジェクトは「リフレーミング」というキーワードを通して街の魅力を再発見し、持続可能な街づくりを提案するアートイベントです。

開催時期
2020年10月31日〜2021年1月11日
主催
「本と川と街」実行委員会(TreckTreck 、gift_、いいね森下)
共催
東京都公園協会、隅田川マルシェ実行委員会
協力
東京都現代美術館、TOKYO ART BOOK FEAR
hage、LYURO 東京清澄 by THE SHARE HOTELS、松林院、高橋のらくろード商店街、深川資料館通り商店街


主催 その他

主催: 江東区の水辺に親しむ会
共催 :「本と川と街」実行委員会


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