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【飯能ワカモノ会議】を始めたワケ~後編~

このnoteは、脱サラ独立して地方郊外での活動について体当たりで実践している2児のパパの奮闘記的なものです。
まだ半年ではありますが、1つ形として始めたワカモノ会議を企画するに至った経緯も含めて、備忘録的に書き残しておきたくまとめてみました。
今まさに地方郊外で活動を始めたり、何か新しい0.5歩を歩み始めた人たちの参考にもなれば嬉しいです。

なぜ40歳以下なのか?

そうして、少しずつ飯能に関わり始め、街を歩き、人と出会い、その流れで活躍している人を紹介していただき会って話す。という事を繰り返していました。街中をぶらぶら歩いたり、お店や施設・観光スポットを回ってみたり、そうして市内の方や観光で訪れる方の人間観察も行いながら、まずは街と人を知ることから始めました。

そんなある日、bookmarkメンバーとのふとした雑談で
「40歳以上のアクティブな人たちはたくさんいるんだけれど、40歳以下の若い人たち、特に20代の人たちをあんまり見なくて、もっと若い人たちとも街を盛り上げる活動をやっていきたい」
という話を聞きました。

地方郊外で活動していると必ず聞くこのフレーズで、飯能も例外じゃないなと感じました。
ただ、ふと「なぜ?」なのかなと、帰りの電車に揺られながら思考を巡らせてみて妄想をしてみました。

●我々と同世代は職場でも中堅クラスになってきてマネジメント要素も増え、仕事量が多くなる。特に、結婚、出産、子育て、自宅の購入とイベント続きでもあり、加えて親族関係の相続や稼業を継ぐなどの話なども出始める頃で本当に日々のやることに忙殺されがち。

●仕事もある程度こなせるようになり、人との繋がり、家族を通じて”社会”というものの全体像が見えてくる。行政の役割や仕組みなども理解するし、街の公共施設の利用頻度も多くなる。一方で、レジャーで近郊の手軽に行ける良い場所を探し始めたりもする。

●人によっては、この働き盛りのタイミングで独立を図って基盤を固めて、自分らしい人生を生きていく決断をする人もいる。リモートワークも一気に社会的な認知も得られるようになったことで、その活動拠点として自分の好きな街を選べるような時代になった。それなら仕事を通じて、自分の好きな街に貢献して共に生きる。という選択をする人もいるかもしれない。


20代は自分のことだけで手一杯だったのが、自分が社会に関わる影響の輪が広がり始める中で、自然と自分の人生を見つめ直すタイミングが来た。というのはまさに自分自身が体験したものでもありました。

「もしかしたら同世代には同じような考えを持った人たちがいるかもしれない。」

早速、一緒に活動する"つむぎプロジェクト"メンバーともmtgの中で話してみた所、みんな同じ考えを持っていました。
それならば、ということでワカモノ会議の構想を練り始めたのが今年の4月頃の話です。

それから、5月に"0.5歩"となるオンラインキックオフイベントとして、ワカモノ会議の趣旨を発表する説明会を、6月に若者会議vol.1を開催しました。

※ワカモノ会議は、あえて40歳以下と限定することにしましたが、世代で区切る事が本意ではありません。あくまで繋がって色々仕掛けていくために、各世代と共存共生していくための手段としてです。
現に、40歳以上の方でもオブザーバーとして単発で参加いただくこともOKとしていますし、今後企画していくワークショップやパネルディスカッション、研究会などには積極的に招いてコラボレーションしていきたいと考えています。

↓5月のオンライン説明会の時の集合写真

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やってみて感じた事

説明会込みでもまだ2回しか開催していませんが、その中でも感じたことを3点ほど書いてみました。

①面白いくらいに多種多様な人たちがいる
 ・固定種野菜の有機栽培にこだわる農業家
 ・建築が好きすぎて施工(左官とかも)まで手がける建築家
 ・自社ブランドを持っている服飾デザイナー
 ・都内の上場企業へ勤めつつ新規事業作りに燃えるマーケター
 ・予防医療で事業作りに燃える作業療法士
 ・獣害駆除とジビエ肉の製造加工販売に革命を起こす猟師
 ・地方メディアの制作編集を手がける敏腕ディレクター
 ・地域の子育てママさんの悩み相談を受け支援する保育士さん
 ・上場企業勤め、移住してきたので何かやりたい熱意ある女性
 ・同世代のママさんを支援するメディアを立ち上げ予定の事業家

狙っているわけではないのですが、得意分野も個性も違った方々が集まってきてくれて、1人1人の話が面白すぎて時間が本当に足りないくらい。
多分、本気で話したら朝までいけちゃうっていうやつ。
集まったメンバーの多様性たるや・・書いてて胸熱になります。


②五感でコミュニケーションする事の大切さ
 ここ1年は緊急事態宣言などもあり、このようなリアルイベントを開催できませんでした。本当に久しぶりすぎて懐かしさすら覚えたぐらいなのですが、五感と言葉と表情を使って対話をするという人間だから出来るこの行為は何者にも変えがたいなとつくづく感じました。
 いやあ、ただただ本当に企画してよかった。


③出会いは宝
 思い起こせばこの飯能での活動も、オンラインスクールで地域で活動する先人たちと出会えたから、そこからつむぎプロジェクトメンバー、bookmarkの人たち、その延長でお会いした数々の人たちとの出会いがあって進展してきました。ひいては、自分自身の人生も素敵な沢山のお師匠と出会えたから今があります。
 この出会いをワカモノ会議でも生み出し続けていきたいなと考えています。地域の人たちへ、次の世代へ。

↓つむぎプロジェクトが手がけるつむぎファームでの一コマ

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これからやっていきたいこと

ワカモノ会議は毎月1回の開催と決めていますが、そこから派生してイベント企画をどんどん打ち出していきたいと考えています。
「困りごと」や「こういうのがあればいいのに」「やってみたい」ということを小さくてもいいから初めてみる。
私個人が手がけていきたい0.5歩のデザインでもあります。
幾つか既に動いている企画がありますが、それはまたSNSなどで情報発信していきますのでご期待ください!

最後に

地方郊外で活動すること、について。
都会での12年間に及ぶオフィス賃貸業界での自分のキャリアがほぼほぼ通じない地方郊外でのチャレンジは、本当に手探りで、ゼロから自分を見つめ直し再構築する。学び直しの連続です。
けれども、そこには受け入れてくれる人たちの暖かさや、自分のちっぽけな悩みなんて吹き飛ばしてくれる勇壮な大自然があります。
この居心地の良さって何だろうなって考えた時に、生まれ故郷の青森を思い出しました。子どもの頃は川で遊び、ザリガニやとんぼを捕まえて、祖父母と一緒に田畑で農業をやっていたこと、その環境で育ってきた事が自分自身のアイデンティティーなんだなあと。
だけれども、都会には最先端のテクノロジーや情報、人が集まっていて、そちらから得られるモノも変えがたいものがあります。
そこで、「都市か、地方か」といった二項対立ではなく、「都市も、地方も」という共存共生モデルを作る事は出来ないか?あえて、二拠点間を行き来しながら、接続して新しい価値を見出していく。そういうことに今後の人生を賭けてトライしていきたいと考えています。
そのためのキーワードとしての、0.5歩のデザイン。
自ら体現していきたいと思います。



割と新目の飯能界隈のオススメの施設を載せておきます
ムーミンバレーパーク・メッツァビレッジ
(※うちの子供いわく、あの夢の国よりも楽しかったとのことでした。ここに行ってからムーミン好きになるという)
パンザ宮沢湖・ファンモック
ノーラ名栗
OH!!! ~発酵、健康、食の魔法!!!~
CAWAZ BASE(粋な大人が集うカフェ+複合型ワーケーション施設)

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