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これからの時代を幸せに生き抜くための、「スキル」との向き合い方

Code for Japan Summitにて、「新時代のスキルの向き合い方」というテーマで登壇させていただきました。
キャリア教育に関わる中で、常にこれからの時代に必要な学びや、その結果得られるスキルは何だろうというのは大きなテーマ。
tomoshibi田中くんに誘っていただき、クリエイターがポートフォリオを作れるプラットフォームを作られる山田さんと、サービスデザインを誰でも学び自分のスキルとして身につけられるWEBサービスを提供する斎藤くんという、全く自分と違うバックグラウンドを持つ二人と議論した結果の備忘録をここに載せておきたいと思います。30分で書いた文章なので、乱文失礼します。

これからの時代は、生き方働き方を選ぶことができ、そのためには「スキル」も自分で選ばなければいけない時代

スキルを自分で選び、組み合わせていくことが必要な時代。

求められるスキルが多様化し、
また「価値」として認められなかったような「スキル」も
社会の価値になったりするのが、今の特徴。

例:レンタルなんもしない人、セミプロのカメラマン・デザイナー

「所属」に必ずしもこだわらずに生きられるようになった
(生きなければいけなくなった)結果、
どんなスキルを選ぶのか、が自分の「社会との関わり方」を決めるし、
それが自分の「生き方」も決める。

どんなスキルを身につけ、どんな生活がしたいのか。
そんな自分の「在りたい姿」を描くことが、全ての前提になる。

また、そもそも、
「こうなりたい、こう生きたい、これがしたい」そんな強い目的や、
「これすごく楽しい!」と、自分の趣向に合ったものでなければ、
スキルを身につけることも難しい。

過去の「受験」のように、疑うこともほとんどんく「必要」とされれば、頑張れるかもしれないが、「本当に必要なのか?」と世の中に答えが何もない今の時代は、なかなかそれも難しい。

「〇〇で”なければいけない”はない」とLIFEULLのCMでも謳っているが、
それがないが故に、思考停止では損することが多く、
なんでも「自分で考える」ことが求められる。

それができるかできないかが、きっとこれからの時代、
幸せに生きられるかどうかが変わるんだろうな。

「スキル」はとても多様である

ただ、ここでいう「スキル」は選び「新たに獲得」するものと、自然と身についている「個性」に近いものを社会への価値に変換して言語化して「顕在化」させるものがあるんだろう。

例えば、プログラミングとか、デザインとかは、前者で、
意識的に選択をし、学び、獲得するスキル

一方で、無意識的に培っているスキルもたくさんあって、
例えば「笑顔でご飯を食べる」とか「なんでも楽しく話を聞くことができる」とか、
「ポケモンについて熱く語り、世代を超えて仲良くなれる」とか
自分では割と当たり前に普段していることも
場面を変えればすごく「価値」になり、時に「仕事」にもなったりする。

自分がすでに持っている「スキル」を自覚し、その延長線に見出すか
自分が理想とする「生活」「働き方」から逆算し、必要だろうという「スキル」を選び、獲得し、既存のスキルと掛け合わせながら、理想に近づいていくのか。

何れにせよ、
一人ひとり違う自分の「幸せ」な生き方・働き方に向かう上で、
自分の「スキル」と向き合うことは必須だし、
不確実で変化の激しい世の中で、時代に合わせてスキルを獲得していくというマインドを持つことは必須なんじゃないかな。

居場所を得るには、「スキル」が必要。

おまけとして、このテーマで思い出した話がある。
それは、定年退職直前の方向けの地域への参画を促す講座を行なっていた時の話。
参加した方が口々に言っていたのが、
家族もいるのに、仕事がなくなると「居場所がない」ということ。

ある本で定義された「居場所がない」の定義がとても印象的で、
「居場所がない=役立てる実感が持てるコミュニティがない」と言えるのだとか。

つまり、今までは「会社」という組織に死ぬ直前まで割と多くの人が属することができ、
ある程の役割を「誰か」から与えられ、自ら動かなくても「役割」は与えられた。

それが、単純労働は機械に置き換わり、寿命もすごく伸びた結果、
何か「スキル」がないと、人から「役割」を与えてもらいにくくなっているし、
多くの人がそこに悩むことになる。

繰り返しにはなるが、ここでいうスキルは別にITだけではないし、
いわゆる「専門」でなくてもいいのかもしれない。

でも「自分はこれができます」「こういうスキルがあります」と、
自ら発信ができないと、「居場所」を見つけにくいし、
裏を返すと、それが言えれば、SNS等の発達も合って
誰かしらそれを求める人・コミュニティと出会えるようになっている。

お金とサービスの交換だけでなく、
お金を介さずとも、人と人がお互いの「価値・スキル」を交換し合うのが主流になる
「価値交換経済」に、これからなる。みたいな言葉も聞いたことがあるけど、

まさに「お金」だけ持っていても居場所は得られず、
自分の「価値・スキル」が社会と関わるツールにこれからなっていくんじゃないかなと、
僕は考えている。

こんな未来像を描いてみると、
バイアスはたくさんあるかもしれないけど、
やっぱり高校時代から「自分の在りたい姿」について考え、
またそうした姿を描くための「体験・知識」を得ることは、
とても大切だと思った。

「やりたいことがわからない」
「興味があることがない」

そんなことを「悩む」のは、ある意味この時代で健全で、
今の時代を生き抜くセンスがある証拠なのかも。

だからこそ、そうした悩みを持つ人には、
まず、自分の在りたい姿を描く上で、
一歩、今の自分の価値観・視野から飛び出し、
枠を広げる体験に取り組める機会に出会い、挑戦できる環境が必要。

今取り組んでいる
Wandering Challnegeやその他の事業はそんな環境づくりの
第一歩。

改めて自分のやっていることの価値が異なる角度から見えた気がした。


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<現在仲間/参加者募集中の取り組み>
ご興味ある方、ぜひぜひご覧ください!

【参加者/仲間募集中】
Wandering Challenge 神奈川大会(10/20まで!)
ー台湾のNGOと連携して行う国際大会。「やりたいことがわからない、でも見つけたい」と悩み高校生の最初の一歩として有効なミッションが設計されていて、期間中に3人のチームで優勝(台湾へ無料招待)を目指して取り組む中で、いつの間にか自分の中に「目的意識」が育まれるという、今年初開催の大会。

[LINE@、Twitterにて随時情報公開中!]
LINE@
http://nav.cx/6QsyGxX
Twitter:
https://twitter.com/WanderingChall1
[公式サイト神奈川大会HP]
https://challenge.citywanderer.org/…

MAKERS UNIVERSITY U-18(インターン募集中)
ー全国の「はみ出し高校生」を30人集め、大学進学やただの就職という「枠」を超えて「創りたい未来を自ら作ろうとする」U18世代が、その生き方を貫くことを「コミュニティ」と「メンター」との出会いを提供することで支援する5泊6日のプログラム。
今年で5回目となるこの取り組み、インターン生を募集しています。

https://www.project-index.jp/intern/19013


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