【ミリシタ】KING of SPADEコミュの雑感 ~枠を超えてこそ得られるもの~

※この記事はKING of SPADEコミュの内容を含みます。
未読の人はご注意ください。

KING of SPADEイベントお疲れ様でした。
今回のコミュは曲と上手くリンクした話だったと思います。

コミュで一番大きなトピックは第6話、プロデューサーが「ガチンコでやらせてください」と嘆願したところでしょう。
番組制作側の意図(=枠)にどうしても収まりたくなくて、それを超えようと挑んだ。
あの場面のプロデューサーは、歌の中の「超えていく意志」をそのまま表現していました。

ここ、プロローグときれいに繋がっている印象もあるんですよね。
・思っていることをしっかり言わないと相手には分からない(Pと美咲ちゃんのやり取り)→暗に「しっかり言おう」と伝えている
・譲れないことがあって、意見をぶつけることも大切(社長の考え)
・Pはアイドルのことになると譲れない(小鳥さんからのP評)
と。
何と言うか、作りが上手い。

そして同じく6話には、実はもう1つ枠を超える描写があって。
ここに思い至って、テーマの貫徹さを感じたのでした。

それは具体的には、紬・風花チームの弁当手売り戦略。
茜ちゃんが「販売域を広げるべきだった」と述べていて、これはつまりつむふうが販売ブースを離れて売って回っていたことを示しています。
逆に響・茜チームはブースを離れなかったのでしょう。

私は今回の曲及びコミュのテーマを「枠を超えてこそ得られるものがある」と解釈していますが、紬・風花チームの勝利もブースという枠を超えた結果だと思っています。
一方響・茜チームは知らず知らず枠の中で完結していて、それが差として表れたのかなと。

ところで765のアイドルの中での勝敗をここまではっきり書くのは、ミリシタコミュでは珍しいと思っていて。
かつてJus-2-Mintでは同率3位、ストロベリーポップムーンはセンター争いの結果こそ言及されど、事務所内オーデ1位2位のユニットは分かりませんでした。
またVacation VS Summerではあずささんが第3極を立ち上げて勝利しましたが、本人的には別に勝ちに行った訳でもなく。
これはもしかしたら、開発側においてもこれまでの枠を超えようとした表れなのかもしれませんね。

番組ディレクターが「新しい風」云々言っていたのは、まあ社交辞令だろうなと。
予想外に自分の言葉を返されて「……!」してましたが。
個人的には台本がマンネリ化の一因なんじゃねぇかなとは思ってしまいます。

後はエピローグの「勲章」の表現も良かったですね。アイドル達が正に勝ち取ったんだ、て感じで。
今回のコミュは自分においても、「枠を超えること」の意味を改めて考えさせられたと思います。
全体を通して、素敵なコミュでした。

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