ミニマリストを目指している話

最近は部屋の片付けをしている。
ずっと前に推しのルカ・カネシロが「俺、ミニマリストなんだ」って言っていたのを時々思い出しては、ミニマリストってなんかいいなぁと頭の片隅でいつも思っていた。
でも私の部屋はごちゃごちゃで、どこもかしこも物だらけ、汚部屋への道を一直線に進んでいた。
そんな部屋にいると頭の中もごちゃごちゃになり、ずっと自分の部屋が嫌いだった。
クローゼットには何年も前に卒業した高校の頃の制服が埃をかぶって淵へ追いやられていた。
いつも見て見ぬふりをして、片付けをしないでいた。
今の家に越してきてもう10年以上は経つ。
流石に片付けをしないといけないと思いながらダラダラと毎日を過ごしていた。
いつものようにYouTubeを見ていた。本の要約動画を観るのにハマっていて、中田敦彦さんの断捨離の動画を何気なく見たのが全ての始まりだった。
その動画は私の片付け魂に火をつけてくれた。
見終わった後、「えらいこっちゃ」と思った。片付けをするだけで、生活が整うというのだ。
そのまま片付けに興味が湧き、Netflixでミニマリストと調べたら外国人二人組の動画がヒットした。また、「えらいこっちゃ」となり、次はおすすめに出ていたこんまりさんの片付けの動画を見た。今思えば当たり前なのだけれど、「まず最初は全てクローゼットから出しましょう」という一言に衝撃を受けたのを今でも覚えている。
今思えば本当に当たり前なのだけれど、あまりにも片付けから目を背け、逃げ続けていたので、「全てを出して片付ける」という基本的なことに衝撃を受けた。
私は連休を利用してとりあえずクローゼットの中身を全て取り出して一つずつ見て触って不要なのか必要なのかを見定めて、片付けを進めていった。
今捨ててスッキリしているのは、数年前に好きな人に告白した日に来たワンピースだ。
結果はフラれたのだけど、その日に身につけていた物に良い思い出がない。
本当に捨ててよかった。
物と思い出がセットになっていて、見るたびに嫌な気持ちになっていたけど、まだ綺麗だから着れるだろう。とずっと残していた。
捨てた瞬間、なんだか前に進める気がした。
今まで自分の感情に蓋をして、目を背け続けていたけれど、物を片付けるという行為は強制的に自分と向き合わされる行為だと私は思う。
断捨離を始めて1ヶ月が経った。
自分が思うミニマリストにはまだ程遠いけれど、かなり物が減ってスッキリしてきた。
仕事がある日は気付いたら寝ている日が多いので、片付けは休日に進めている。そのせいで進みが遅いが、まだまだ私は片付けをする。物が減って落ち着いたら断捨離をして思ったことをnoteに書いてみたいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?