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ヨハネスブルグ産駒の活躍は予見できたのか

写真はファンファーレを吹く自衛隊の方々

今年は、POGシーズンにおいて予見しきれなかったレベルの活躍馬が多数出た。
ヨハネスブルグ産駒である。
この日本初年度となる種牡馬の産駒の活躍を、僕は予期していなかった。
なぜなら、日本でのそれまでの産駒で、活躍したと言えるレベルの馬がほとんど存在しなかったからである。
確かに、日本で競走生活を送った馬自体が5頭しかいなかったとはいえ、ヨハネスブルグの父ヘネシーも日本では結果を出せずに再輸出されていることを考えれば、この血統の種牡馬が日本で大成功するとは考えづらかった。

ここまで○外が走っていなかった種牡馬を輸入して、日本で成功した例はなかなか思いつかない。
この手のひら返しを要する活躍を予期しうるポイントは、この種牡馬の早熟性くらいしか思いつかない。

つまり、マル外は日本に輸入される際において、検疫などで数ヶ月、まともに調教できない期間が存在してしまう。
その時期というのが、この早熟種牡馬の場合、どうしても、産駒の成長期とまるかぶりしてしまっていたのではないか。
それ故、輸入してくるとどうしても活躍の時期を逸してしまう。

今後も、早熟タイプの種牡馬を輸入してくる場合においては、マル外の産駒の活躍以上に、国内産の産駒が成功する、という例が出てくるかもしれない。

……それ以外のポイントを思いつく方がいたらご教示願いたい。


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