ノーザンF繁殖牝馬セールが行われる!

ノーザンFはこれまで、繁殖牝馬の入れ替えにあたてジェイエスの繁殖牝馬セールを利用してきた。
これを、今年から、自前のセールで売却することにしたという。

ジェイエスからすれば、大きな売上を失うことになったのは事実ではあるだろうけれど……
これはこれで、プラスになる部分も大きいのではないかと。

ノーザンFからすれば、自前でやることで、手数料ぶんの出費は抑えられ、日高の生産者からすれば、イチオシの良血である「ノーザンF放出品」を先にセールしてしまうことによって、ジェイエス繁殖牝馬セールに向かう予算、予定頭数も計算が立てやすいことになるのではないだろうか。
ジェイエスからすれば、ノーザンFの繁殖牝馬ぶんの売上、手数料収入を失うことは痛いだろうが、「ノーザンFの本命馬を待って予算を残しておいたのに、繁殖牝馬を買えずじまいになった生産者」が、他のセリを活発化すれば、繁殖牝馬の取引全体としてはプラスになるのではないかな、と思われる。
となれば、業界全体としてはメリットのほうが大きいセールになるのではないかと思われる。

ノーザンF全体でいまや800頭以上の繁殖牝馬がいて、未供用も含めて60頭程度の売却は「当然」で、このセールは当たり前のように必要とされるもの……

というあたりは普通の競馬コラムであって、このアカウントは「POG用」ネタアカウントである。
だから、このセールの利用方法は別にある。

「ここで売却されるのって、ここ1~2年の子出しが悪かった牝馬ってことじゃないか?」

ノーザンF生産馬は様々なクラブから募集され、セレクトセールで高値で取引されて人気になる。
その馬達の「期待値が低い」ことを見抜く傍証になるのではないかと。

放出される牝馬も良血であるがゆえに、今、妊娠中の来年生まれる仔馬、もしくはそれ以降に生まれる仔馬たちから活躍馬が出る可能性は大いにある。

次の記事では、2019年セールに出てくる馬、であれば、いまクラブ募集されている2018年産、既に出産済みの2019年産において、期待値が低い馬としてチェックできるのではないかと。
今回は、2019年ノーザンファーム繁殖牝馬セール上場予定馬の、2018年/2019年産駒をチェックしていきたい。

そして、さらにその次の記事では、2018ジェイエスセールの上場馬の2018年産駒もリストアップしていく……

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?