#限界突破WiFi を契約してみた

poezです。
にわかに話題のモバイルWiFi、限界突破WiFiを契約してみたので記事にします。何かあればコメントやTwitterでどうぞ。

限界突破WiFi公式サイト

限界突破WiFiとは

月3500円(税別)で使えるモバイルWiFiです。ポケットWiFiとかWiMAXとかそんな感じのやつです。
何がすげーのか、かいつまむと

・国内通信容量無制限
・ずーっと月3500円(税別)
・端末(スマートフォン)は無料購入(2年契約)
・トリプルキャリア(docomo、au、Softbankの電波を扱える)

だと思います。トリプルキャリアではあるけどSoftbankばっかり掴むので、Softbankだけ入らない所にいかないと実感できません。あとは海外に行っても端末から割と安く契約できるらしい。空港とかでSIMを買わなくて良い。

速度

一番気になるところと思います。

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1枚目の結果は帰ってきて自宅で測りました。上り下り20Mbps以上出ています。

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2枚目の結果は18時過ぎで人だらけの秋葉原ヨドバシ前です。ポケモンやらドラクエやらをやってる人がゴミのように居ました。

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3枚目の結果はそのあとの上野駅在来線コンコースです。

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4枚目の結果は18時の千代田区岩本町あたりです。

速い?遅い?

さて、どう感じましたか?
時間帯としては混雑する時間帯なのですが、にも関わらず岩本町付近と自宅付近では20Mbps程度以上出ています。一方でヨドバシアキバ付近や上野駅では著しく速度が低下しています。

回線そのものは(どの結果も)Softbank回線を掴んでいました。MVNO(格安SIM)とは仕組みが違うので、時間帯によって多少の増減はありますが、そこまでの混雑は起きません。キャリア同等の通信速度が出るはずです。

では何が影響して速度が低下するのか。
おそらくですが、テザリングの周波数帯に起因します。限界突破WiFiの端末は限界突破WiFi用に機能制限されたスマートフォンです。スマートフォンのテザリング機能を使い、他の端末を接続するのですが、その周波数帯が2.4GHz帯と呼ばれるものです。
2.4GHz帯はWiFiで広く使用されている周波数帯なのですが、使える周波数帯が狭いのです。しかも1-13chに別れているのですが、前後2ch分くらいの周波数帯が重複しているので、重複なしで使えるchは1,6,11等です。公衆無線LANや他のポータブルWiFiも基本的に2.4GHz帯を使っているので、この周波数帯は人の多いところや商業エリアではグチャグチャのめちゃくちゃです。
(周波数が重複すると自分の通信と他者の通信が入り乱れるので速度が落ちます)
ヨドバシアキバ付近や上野駅で速度が落ちたのはこのせいだと思います。限界突破WiFi端末で開こうと思えば(自己責任で)ブラウザを開けるのでスピードテストをしてみると、上野駅で7Mbpsくらいは出ました。

2.4GHz帯が原因での速度低下を防ぐには、2.4GHz帯の使用をやめ、5GHz帯を使うしかないのですが、現状使う手段がありません。ソフトウェアアップデートに期待するしかありません。
これは限界突破WiFiがその時間に遅いのではなく、その場所の2.4GHz帯が混雑してるせいです。時間帯によって速度が低下するMVNOに対して、無線LANの電波環境によって速度が低下する限界突破WiFi(というかテザリング)です。

ただ5GHz帯にも問題はあって、36-48chは屋内専用です。それ以上の周波数帯も2.4GHz帯に比べれば山ほどあるんですが、そっちはDFSという
レーダー等の電波を検知したら電波をスキャンし別のchに変更する機能
を実装せねばならず、1分程度通信を止めざるを得ません。なので5GHz帯が使えれば快適!とも言えないのですが、屋内で据え置きで使うことも多々あると思うので、使えるようにして欲しいですね。

不満点

・SSIDとPSKを任意に変更できない
なんでや。サポートデスクに要望出しました。

・5台までしか接続できないらしい
まだ2台しか繋いでないから未確認。8台まで接続はアップデートで対応予定らしい。

・ケースがなかなか売ってない
出し入れするもんじゃないし、キャリングポーチ買ったけど、ほんとは手帳型ケースがほしい。

概ね満足はしてますが不満はちゃんとあります。気になることはしっかりサポートデスクに投げて、やり取りしてます。契約した人、これからする人、不満はサポートデスクへ送りましょう。

サービス的にユーザが増えたからって速度の低下は考えにくいですが、どうやって利益が上がるのかは不思議な仕組みです。要はキャリアから何も言われないのかなと。なんか契約してるんでしょうけど。しらんけど。

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