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EISの企業座談会に来るべき理由〜合同説明会は集団合コン〜

こんにちは!EIS代表の西村です。

先日学生より、こんな質問を受けました。

「合同説明会は何社も来るので効率がいいと思うんですけど、1社だけの企業説明会ってなんの価値があるんですか?」

実はEISでは1社だけの企業説明会を企画しています。そこには経営者や側近の人が来て座談会のような形式で開催しています。

自分が行きたい業界ではない、その会社に興味がない場合、確かに一見合同説明会の方が効率的に感じます。

しかし本当にそうなのでしょうか。

合同説明会と企業座談会は全くと言っていいほど性質が異なり、得られるものも全く変わってきます。

結論を言うと、やりたいことが全くわかっていない人、自己分析がまだうまくできていない人、どう言う業界に行きたいか分からない人、就職活動をまだ積極的にしていない人は断然少数規模の企業座談会・企業説明会をお勧めします。

恋愛に置き換えると分かりやすくなります。

合同説明会はタイトルに書いてあるとおり、集団合コンのようなものです。いろんな人と知り合うことができるのが特徴です。

企業座談会は喫茶店で二人でお話にいくようなイメージです。一人としか時間は共有できませんが、ありとあらゆる話をすることができます。

この違いを知った上で、合同説明会が向いている人と、企業座談会や企業説明会が向いている人がそれぞれどういう人なのかを説明していきます。

合同説明会が向いている人

合同説明会に向いている人は以下の4通りの人です。

1、集団合コンにおいてポジショニングができる人

盛り上げ役になれたり、幹事役になれたり、空気を読んでポジショニングを取れる人は合同説明会が向いています。その役割がどの会社にハマるのかを見極めることに集中すれば、いろんな企業さんと出会える合同説明会は効率的と言えるでしょう。一際目立つ魅力を兼ね備えている人間です。

2、はっきりとした魅力を兼ね備えている人

集団合コンでは待っていても誰かが言い寄ってくれるような人は無双状態です。

一際目立つ実績を持っていたり、スキルを兼ね備えている人は、それを少し見せるだけで企業から情報をいくらでも引き出せることでしょう。

逆に待っていても誰も来ない人なのに、待つ事しかできない人や、積極的に行動できない人は合コンにおいてどうなるのかは言うまでもありません。

3、やりたい事が決まっている人

やりたいことが決まっている人は意中の業界や会社と同時に複数社関わりを持て、その後のアクションも積極的に行えるため、それこそ効率的に情報を収集できるでしょう。

4、どんな業界が向いているのか見定めようとする人

自己分析などがしっかりできている上で社会における業界把握や、自分がビビッと来る業界を見定めようとしている人なども合同説明会は向いています。

逆に上記4つに挙げたような人以外は合同説明会が向いているとは言い難く、言っても大した収穫をあげられない可能性があります。

考えてみてください。会社は1社に絞らなければなりません。しかし、皆さんは選択肢を広げようと、いくつもの候補が集まる合同説明会に足を運びます。選択肢は広がれば広がるほど迷う原因となり、選択するためには自分自身の判断基準がより明確に必要となります。

仕事柄多くの学生の就職相談や自己分析に関わりますが、多くの学生が選択基準が曖昧にもかかわらず、選択肢を広げることに意識が向いてしまい、結局何が自分のやりたいことなのか分からなくなっているのです。

では次に少数の企業座談会や企業説明会が向いている人の特徴を話していきます。

少数の企業説明会が向いている人

少数の企業説明会が向いている人は次の3通りです。

1、自分のやりたいことが分からない人

先ほど挙げた理由で、自分のやりたいことが全く分からない人が合同説明会にいくと、判断基準を持っていないため、どれも面白くなく感じるか、どれも興味があるように感じてしまう可能性があり、ますます迷ってしまう原因となります。

やりたいことが分からない人ほど、特定の業界を深く知ってみて、はっきりと興味があるかないかを突き詰めていくと、自然に方向性が絞れてくる可能性が高まります。

2、対象の企業が自分の行きたい業界の場合

行きたい業界の場合は、そこでの心構えや大学在学中に身につけておいた方がいいこと、その業界で活躍するための方法や、スキルのことなど、ピンポイントでその業界の先駆者に聞くことができるため、大幅なショートカットとなります。

自分の行きたい業界かどうかの最終確認の意味合いもあり、そのまま就職活動を短縮できる可能性もあるためお勧めです。

3、対象の企業が自分の行きたい業界ではない場合

意外だと思いますが、逆もまた然りです。

嫌いなものを見ると好きなものがたまらなく好きに見えてきます。つまり、本来興味のない業界の話を聞いて退屈に感じるなら、今選択している業界の方向性が正解に近いことがはっきりします。

逆に自分の行きたい業界ではなかったのに興味が湧いてくる場合は、自己分析が不十分であった可能性が高く、自分の判断基準を一旦見直す必要が出てきます。

EISの企業座談会に来るべき理由

私は集団合コンのような雰囲気が単純に好きではありません。実際に行ったことがあるわけではないのですが、某テレビ番組の集団お見合いなど、考えただけでゾッとします 笑

合同説明会も大学時代行きましたが、何一つ収穫がないままでした。

それよりも自分自身の自己分析をしっかりと行い、自分でしっかりと調べ、自分で選んだ企業の情報をしっかりと集めていく作業の方がとても有意義なものでした。

しかし、そうして入った会社ですら、しっかりとマッチングができていたとは言えないものでした。(事実2年半で私は会社を辞めてしまっています。)その時に足りていなかったものが、経営者や社長の声を直接聞ける機会でした。

私の学生時代は今のEISのような組織が近くになく、大手の就活サイトで会社情報を比較するしか選択方法がありませんでした。

現在経営者となり、愛媛の経営者や社長さん方とお話をさせていただく機会を得た今の自分の状態から当時を振り返ると、なんてもったいない状況なんだろうと思っています。

まず企業というのは社長さんや経営者の想いから出発しています。日本には無数に企業や会社がありますが、全ては誰かの想いから始まっているのです。

EISの企業座談会は、社長、もしくはその地位に準ずる人たちが来てくれています。会社の雇用条件を比較するのはもちろん重要です。でもそれ以上に、直接社長の声を聞くことが一番重要で大切なことなのです。

もちろんそう言った機会はほとんどないのが現状です。私たちがセッティングできる企業も限られているでしょう。しかし、自分たちの身の回りにいなかった「社長・経営者」という立場の人の声を、思いを、考えを聞くことができる。

これにより、その社長さんの会社だけでなく、他の会社を見る時にも、その経験値が生かされ、違った視点から会社を見ることができるようになります。

その経験はあればあるほどいいと思っています。実際に自分の興味のある業界であろうがなかろうが、経営者や社長には共通したマインドがあります。それを感じ取った時、あなたが社会に出た時にどう在ろうとするかにも影響が出てくるでしょう。

私は愛媛の企業なんて・・・。と正直思っていました。しかし、直接話す機会がたくさんある現状では、むしろ愛媛の企業は、会社は、経営者は面白い。と感じています。想像以上に魅力的で、エネルギッシュで、革新的な人たちがゴロゴロいるのです。

この感覚になれるかどうかは、実際に足を運んで、その思いを聞いてみるという経験をするしかありません。

社会人になれば、1会社員が他の会社の社長の声を聞く機会などお金を出してもかないません。皆無です。

大学生のうちにしかできない貴重な体験です。そしてその経験は絶対に今後の人生における重要な経験になることをお約束します。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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