見たことない魔物を見に行ったらシーラカンスが好きになって帰ってきた話

正直なところ当初、シーラカンスはあまり好きではありませんでした。
理由は簡単で「エモい」が歌詞に使われていたから。たったこれだけのことでしたが僕にとっては大きな理由です。

9月12日火曜日、横浜アリーナ。僕の一番の楽しみは見たことない魔物でした。曲よし歌詞よしダンスよしMVよしの傑作です。その期待を裏切らない最高の盛り上がりでチケットを取って良かったと思いました。

今回のツアーでは4期生が日替わりで期待してない自分のセンターをまわしています。賛否があるのは理解していますが個人的にはいい選択だと思っています。全体ライブでセンターに立つ経験なんてこの先そうできるものでもないでしょう。しかもまだ一年目。今だからこそやる価値があるというものです。

この日のセンターは石塚瑶季ちゃん。
不安そうな顔がずっと隠せていませんでしたが最後まで必死にやり切る姿が印象的でした。

このツアーでの4期生の出番は多くありません。4期生だけで立つ「シーラカンス」「見たことない魔物」「期待してない自分」と、先輩たちと立つ「My fans」「NO WAR in the future」「HEY!OHISAMA!」、そしてアンコール。
限られた出番の中を全力で、なんとか見てもらおうとする強いパフォーマンスに込み上げてくるものがありました。漢字欅と同じステージに立っていた時のひらがなけやきを彷彿とさせる姿です。そしてそれに応えるかのような客席の盛り上がりにも胸が熱くなりました。

正真正銘「日向坂46」として集まってきた彼女たち4期生からこの空気を感じられた収穫は大きいです。


あの頃と変わってない ときめきを見つけたんだ
まさか今もそっと生きてたなんて 奇跡だ



先輩たちと合流して1人ひとりの出番が増えれば、あるいは同期という括りで活動する機会が減っていけば今回のような4期生の姿をみることは難しくなるかもしれません。1公演だけじゃ満足できない。今しか見れないこの姿をもっと目に焼きつけたい。

そして、あまり迷うこともなく福岡1日目のチケットを購入しました。この行動力を何か他に活かせないものだろうか。