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秘教哲学概論11

スピリチュアリズムではよく、オーラの色は個性を表すと言われているが、
実際は、オーラの色は段階を表すと私は見ている。

DK覚者は、青色が完成した人の基本的オーラであると述べている。
そして、オカルティストが赤を嫌うのは、赤黒い色が、未発達の動物人間に見られるオーラの色であることも述べている。

0段階 赤黒
1段階 白色
2段階 緑色
3段階 オレンジ色
4段階 薔薇色
5段階 青色

段階によって上記に近い色がオーラの主要な色となっているだろう。

DK覚者のホワイトマジック下巻 177~180ページに、段階の象徴である色彩的イメージが出てくる。以下に部分的抜粋を試みる。

1やがて赤は薔薇色に変わり、薔薇色はピンク色に変わり、ピンクは白に変わる。そして、純白の生命のバラがほころぶ。
2広場は緑、その広大な広がりの上で、躍動する唯一なる生命の多くの形態が楽しんでいる。・・・魂は「主の遊び場」へと入り、そこで遊ぶ。やがて五芒星を見て「私の星よ!」という。
3「汝のひたむきな目的であるオレンジ色の玉を自分のものとしなさい。」
・・オレンジとブルーはいつの日か融合するが、それはまだずっと先のことである。その融合したものが蕾に光を浴びせ、将来開かせるのである。
4非常にぼんやりと、卵形の窓が現れる。その色はブルー。このブルーの空間に薔薇色の十字架が腕を広げているのが見える。4つの腕が交わるその十字架の中心には一輪のバラがある。
5もはや赤い欲望が生命を支配することはなく、澄んだブルーの炎が燃え盛っている。・・・彼の肩には平安の鳥が止まり、足は使徒のサンダルを履いている。


5つの段階に相当する5つの色は、仏教徒が金剛界の五仏として表現していた。

上記のデュシャンの絵は、女体を薔薇色の十字とみなすと4段階のシンボルに見える。薔薇十字の騎士は4段階の象徴的階級であった。

5仏と5つの段階の関係

1アシュク如来 白
2不空成就如来 緑
3宝生如来 橙(黄)
4阿弥陀如来 薔薇(赤)
5大日如来 青

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