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i2iとかinpaintとか今使えるものを使ってイラストの修正をする方法を紹介してみた回


AIイラストは「惜しい……」との戦い

どーも、どーも。
みなさん生成してますか?

AI生成して最初のうちはガチャこそすれ、割りと満足することが多いと思います。
僕も昔の生成したイラスト当時は「あ、これは最高!!」って思ってたんですが、今見返すと「ちょっとなあ……」ってなっちゃいます。
それだけ経験値が増えたとか、目が肥えたとか、できることが増えたってことだとは思うんですけどね。
少なくとも完璧だと思えるイラストをポンとt2iだけで出すことって難しいと思います。

そこで補正というか修正とかをしていくわけですが、最近僕自身がやってる方法を紹介してみたいと思います。
参考にしていただければうれしいし、もっといい方法があるよ、とかこういう方法もあるよとかあったら教えていただければ今後の糧にさせてください。
AIジュツシクウ。AIジュツシノチカラモラウ。カワイイオトコノコセイセイシタイ。ダカラクウ。

実際に試してみた

1.t2iで好みの画像を生成しよう

今回は海辺で男の子を生成しようと思います。

プロンプト:
male focus, outdoors, summer, beach, from side, from above, full body
BREAK, 1boy, solo, standing, looking up, looking at viewer
ネガティブプロンプト:
(EasyNegativeV2:1.2), [:(badhandv4:1.5):0.7], multiple angle, censored, girl, lady, woman, female

何度かガチャガチャして好みの雰囲気が生成できました。

2.カバンと謎の布を修正しよう(inpaint LamaCleaner)

ひとまずまず気になったのはカバンでしょうか。
海辺だと謎の布が風ではためきがちなのでそこも気になりますね。
inpaintで修正しましょう。
該当する範囲をマスクしてプロンプトにsatchelを入れて生成します。
ちなみにマスクする範囲はけっこう広めに塗ったほうが体感上手くいく気がします。
あんまり狭すぎると上手く生成できないことが多いように感じますね。
denoising strengthはひとまずデフォルトの0.75で回して今後は様子を見ながら調整します。

カバンと布の修正ができました。
カバンの紐に余分だと感じた部分があるのでLamaCleanerで削除します。

消したいだけだとLamaCleanerは本当に便利です。
ただ広い範囲を消すと微妙に消しきれずに色が残ったりします。
早い段階で使っておいてあとから修正するのがいい気がしますね。

3.こっち向いてもらおう(inpaint)

シャフ度っぽい感じも良いんですがちょっとこっちを見てもらいので顔の周辺をマスクします。
プロンプトからlooking upを削除して修正します。

4.海っぽいアイテムがほしい(inpaint)

海っぽいアイテムが欲しいので左下の岩をヒトデにしてしまいましょう。
該当する部分をマスクしてプロンプトをstarfishに変えます。

5.靴下ってイイよね……(inpaint)

唐突に性癖を出していくスタイル。
靴下を履いてもらいましょうハァハァ
両足首から上をマスクしてsocksを指定します。

6.海にボートを浮かせよう(外部ペイントソフト inpaint)

海の上の余白が寂しいのでボートを浮かせましょう。
としてみたんですがinpaintだけだと上手く出てくれません。
外部ペイントソフトの力を借ります。

子供の塗り絵じゃないか……でもこのくらいでええんです。
ボートの周辺をマスクしてプロンプトboatで回します。
denoising strengthは0.4です。
もともと上手く出ない場合はこのくらいに抑えると良さげです。
これより高いと消えてしまうことが多かったです。

7.微調整と顔の描き込みを増やそう(i2i ADetailer)

今回はそこまで目立ちませんが修正した部分が周囲から浮いてしまうことがあるので微調整します。
denoising strengthは0.2程度で。
あまり強いとまた新しく破綻することがあるのでこのくらいで補正するのが良さそうです。
ついでに顔の描き込みを増やすためにADetailerも適用ます。

ADetailerの適用前
ADetailerの適用後

ADetailerは顔の描き込みがぐっと増えますね。
ちょっと過剰だと思ったらADetailerを外して再度i2iかけたりしますが今回はこれで良いでしょう。

8.高解像度化しよう(TileDiffusion)

最後に好みの方法で高解像度化しましょう。
TileDiffusionで高解像度化します。

ほらかわいい。

まとめ

みなさんいろんな修正方法あると思うんですが、僕自身のやり方はこんな感じです。
修正やり始めると楽しいんですが生成枚数が跳ね上がっちゃいますね。
でも自分の理想に近づいていくのは楽しくもあります。
300枚くらい生成にかかっても平気!!……平気……?
それではみなさん、楽しんで沼に浸かっていってください!
おじさんも沈んできます!

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