Flying Vのおはなし-悩ましいセンターピックアップ-
手持ちのギターに一本、悩ましいものがありまして。
Gibson Flying V Faded 3-Pickup
です。ついでにあれこれ紹介します。
このギターは私が500円貯金で買ったものでして、100%趣味で選んだシリーズです。かれこれ7年位前でしょうか。
仕事でも趣味でも音楽制作をしている為、基本的には実用のために選びますし、弾いてなんぼの道具として買います。
が、時に、「たとえそんなに弾かなくても眺めてても満足だしその上でたまに弾けたら最高」チョイスをすることがあります。
ベースではリッケンバッカー4003。ギターはこの子です。
で、ギブソン純正のフライングVだったら基本何でも良かったんですが(願わくば67'スタイルが良いな、程度)、中古で眺めていてお手頃だったので購入しました。
Fadedシリーズは塗装が簡略化されており、サテンフィニッシュになっております。クリア塗装のツルツルした光沢ではないタイプです。
この恩恵だろうなあと感じるのがまず重量。軽いです。
軽いとちょっと弾こうと思うまでの心も軽くなります。良いです。
音については比較できる通常塗装のVが無いため、Fadedだからみたいなことは言えないのですが、軽快でしっかり鳴る印象があります。
SuhrやDEANに比べるとサクサクザクザク鳴る感じ。ベストバランスな刻み音やリード音はやっぱりSuhrかな。DEANはフロントPUがすごい好き。
んでまあ、見ての通り、ピックアップが3つもついております。
3PUはまあわかります。ストラトもですしね。
センターハムという存在
しかしセンターもハム。これの活かし方が自分にはなかなか分からないのです。
なおフロントとセンターが490R。リアが490T。フロントと同じ。
「フロントよりこの位置だからこそ最高！」という唯一無二の存在で重宝する方もいらっしゃるかもしれませんが、「基本リア、たまにフロント」な自分には悩ましい存在です。
そんなこんなで、もともと遊び用だったしPUを総とっかえして遊ぼうかなーと思ったりしております。
…かれこれ5年くらい。
数千円で済めばまあ速攻やるのですが数万円となるとなかなか腰が重くて…
どうせやるなら「ぼくのかんがえたさいきょうのエレキギター」を頭悪くやってやろうかと、James Tyler・Suhr・Tom Andersonの3PU構成にしてやろうかと考えたりもしてます。4番バッター並べるような。
妥協案としてセンターだけ変えようかなーと今は考えてます。少なくともリアは好きな音が出るので。
センターはリアになり得るのだろうか
ここでの理想は「別のリアがセレクトできれば超楽しいな」です。
しかしセンターの位置でどれだけリアらしい音が出るのか。
リアってのはブリッジに近い為振動が膨らまず減衰も早く、結果ザクザクしたスピード感と高域が出る訳で、ここの位置が変化するのはかなりでかいと思われまして。
フロントとセンターはまだふくよかさの「程度の差」でいけそうなんですが。となると、やっぱ「膨らみすぎないフロント」みたいな使い方、フロントPUを選ぶべきなのでしょうか。
どっちでもいいじゃないですか。欲しいものを選びましょう
次に自分に言い聞かせるのはこれです。別にどっちでもいい。
「あーやっぱリアみたいな音は出ねえーでも面白い」
になる気もするんです。
なので真剣に「欲しいもの」を考えるんですが、考えれば考えるほどに
「無し」…かな…
になったりしてしまうんですよね。
なので考えすぎたら終わってしまう。考えすぎず勢いとノリだけでやらないといけない。
敢えて現実的に考える
多分ですね、「P90」「ハムサイズのシングル」みたいなのが正解だと思うんです。絶対使える。次点で「取っ払う」。
でもですね、3ハムが楽しいんですよ。
V8OHVエンジンでアメ車最高ヒャッハーみたいなもんです。
やっぱなんかしたい
色々考えては二の足を踏み続けてるのですが、やはりリアピックアップを付けてみたいなーとか考えております。
普通に音が好きになってしまい、3つ替えることにはまだまだ躊躇してしまいますが、いつか「フライング高級コンポーネントギター見本市V」にしてみたいですね。
いまのところセンターにはTom AndersonのH2とかどうかなーと思っております。
余談
写真はSIGMA fp(+45mmC)ですが、先日アップデートで追加されたカラー「ウォームゴールド」にしてみました。ノスタルジックですね。ピックガードは白ですが写真によってはゴールドっぽくも見えます。部屋が電球色なのも要因かもしれませんが。
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