クマ取り手術をした話。

愛猫のほかにペットを二匹飼っていました。両目の下に。クマ二匹。

昔からクマが酷く、沢山寝たら直るかなと思い、諸事情で一ヵ月ほど入院した際に……しこたま寝たのにも関わらずクマは元気なままでした。
温めたり、擦らないようにしたり、あらゆる手を試しましたが、無邪気に育つクマ二匹。
骨格のせいですよと整骨院の先生や、鍼の先生に慰められたりしながらも、順調に濃く、目立つようになっていくクマに悩み……。
努力しても治らねえなら、隠しすしかねえ!と、コンシーラーの名品と呼ばれるものを試しまくりました。コンシーラーの墓ができた。

これはテクでどうにかするしか……と、いい時代になったものでYouTubeで職人達のテクをラーニングしましたが、どうにもならんかった。というか、重ねれば重ねるほど乾燥してよれた。

いや、もうこれ無理くないか?

クマは三種類に分けられます。

青クマ、茶クマ、黒クマ。

一つだけに限らず、複合してもある。ゆっくりと検証してみた結果、どう見ても……どう足掻いても……黒!クマ!!!!

※黒クマとは、目の下に影のようなクマができる現象です。目の下のたるみのくぼみとか、眼下脂肪の突出で出来る影なので、メイクテクで隠すのには限界があります。見分け的には上を向いたときにクマが薄くなれば黒クマの可能性が高いです。

黒クマを隠すテクとか見たけど、どうしてこの人は隠れるんだ?わたしは隠れないが……と、黒クマで検索をかける日々が始まりました。
一緒にPD診断を受けた友人と、ごはんと映画デートをした時に、さらっと「明日クマ取りに行くんだ」と言われ、わたしは背筋が伸びる事を感じる……。

そうだ、もう医療の力を借りよう。

メイクテク、生活習慣、食べるもの、スキンケア。それらを放り出し、クマ取り手術を調べる方へとシフトしました。

もうね、クマ。本当に気になる。人から、疲れてるねと言われ、外出中ふと鏡を見た時に、何もかも台無しになるくらい目立つクマ。
クマ?わかんないよ!と人に言われたって、疲れてるねとさっき言ったろうがと頭の中でオラオラと殴り、ヘヘ……と愛想笑いをする日々からオサラバよ。

↓↓写真があるので気をつけてください!


これがずっとわたしを苦しめてきたクマだ。

とりあえず調べた結果、裏ハムラが大々的に謳われているものの、わたしはそこまで望んでいないので、普通の脱脂手術……俗にいう切らないクマ取りがいいだろうと検討を付けました。

切らないクマ取りと言われてはいても、目の下の皮膚(下まぶたの裏側)を切開はするので、ダウンタイムは存在します。
プラス、他から脂肪を取って入れて目の下をフラットにして……というのは最初から考えておらず。理由としては、黒クマの元となる、脂肪だけ取ってもらえば他はメイクでどうにかしますわと思ったからです。だってわたしの家にはコンシーラーの墓があるからね。
これはあくまで自己判断によるものなので、気になる方はカウンセリングをきっちりする事をお勧めします。

湯水のごとくお金がある方は、大手……良く広告を出している湘……とかT……とかでもいいと思いますが、かなり勧誘+OP積みがすごいみたいなので、強い意志を持って立ち向かってください。(複数の友人談です)色々口コミとか、評判を見て病院はお選びください。

と、書いたのはいいものの、わたしは目星をつけたところに行って、先生にカウンセリングをしてもらって、他の病院と比べず一週間後に予約を入れてきました。ちょ、ちょうど夏休みの前だったんだ!

先生「うん、ちょっと脂肪が出ているね。他のクマの兼ね合いもあるかもしれないから、手術をしても完全には消えないと思うけど。それでもいいなら今日やってく?」

軽いな~~~?!?!
美容医療ってこんな感じなんですか???

このカウセの後に、一人でゆっくりと美術館を巡る予定があったので当日はお断りして、美術館を巡りながら考え、帰りに予約を入れたというわけです。

さくさくと日は経ち、当日を迎える……。

当日、写真を撮り、化粧を全て落とし、コンタクトを取って(めがねは持っていこうね)手術室に通され……。スタッフを紹介されたあとは、ちいかわ状態になりながら転がされました。笑気麻酔を入れられ、これ眠る直前みたいな感じだな…という感想を抱く。目薬状の麻酔を目に落とされ、その後局所麻酔もされ、パーティータイムに突入です。

あ、切った。うお?なんかすごいゴリゴリゴリゴリされてる?!痛くないけど、痛いのは分かる!!!じょきんって何か切った!!!なになになに、なにー?!

20分後、起こされて先生がチェックし、終了。早い。

すぐ立ち上がれて、特に異常なし。スタッフが、取った脂肪を見せてくれる。黄色い!多い!こんなに取ったの?

「あの写……」写真撮っていいですかと、言いかけたわたしを尻目に、スタッフは微笑みながら脂肪を捨てた。そ、そんな汚物のように……写真、撮りたかったな……!

鏡を見せて貰い、そしてぽいっと外へ放り出される。早い。入ってから40分後、クマのあったわたしは、40分後クマのないわたしとして降り立った。
ちょっと買い物をして、めがねをして家に帰る。なるべく横にならないでと言われていたので、なるべく横にならずにいる。特にだるいとかはないけど、目が重たい。麻酔で青ざめていた顔は、次第に腫れていき、次の日はちょっと血の涙が出た。

痛みは鈍痛、普通に眠れる。腫れているし、コンタクトNG。少なくとも3日は休まないとダメでは?と思いながら、一週間ひきこもりました。
次第に腫れがどす黒く、黄色くなっていくのが面白くて、母親に写真を送ったりもしました。隠すつもりはなかったので、普通に職場の人にも言った。

一週間後、少し目の下が窪んでいるように見えたりしてびびったけれど、三か月後には目立たなくなっていたし、クマがなくなった嬉しさで踊ったりもしました。

手術をして5ヵ月経った今、コンシーラーもいらないし、疲れているねと言われなくなったし、何より出先で鏡を見ても、クマがなくて高笑いしたくなる!
脱毛とクマ取りはマジでしてよかったよ。自分の心の平穏の為にね。

イケセイキレイステーションに行ったとき、クマないですよねと言われて含み笑いをした。クマ取りの話で盛り上がったのでとても楽しかった。

クマを見るたびに憂鬱になっていた、わたしのような方は、手段の一つとしてクマ取り手術もいいんじゃないかなと思いました。
健康な身体にメスを入れるし、失敗のリスクも満足できないリスクもあるし、金額も決して安くはないので、自己判断でどうぞ!

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