Oneness Asia で後悔したこと

【2016/02/23Facebook掲載】

時間が出来たので、つらつらと投稿しようと思います。

2/18〜21の4日間箱崎キャンパスに軟禁されていました。東京のJASCAという学生団体企画のOneness Asia Leaders Summitに参加してきました。

もちろん、この四日間で学んだことは沢山ありましたが、そんなことはやっぱりどうでもよくって、自分がFacebookに書き残すべきなのは、最終日のスピーチで話せば良かったなぁと思うことを発信することだと思います。

次世代のアジアのリーダーを育成する

簡単にいうと、これがOnenessの目的でした。Parliamentary debate での論題の見方のように、各フレーズに注目してみましょう。

①次世代の
②アジアの
③リーダーを
④育成する

これらに対する考えを1つ1つ書きたいのですが、これをやるとレポートみたいになるので、別の機会に回すとして、スピーチで言えば良かったと後悔したことを書いていきます。(主に①と③)

『次世代のリーダーとは何か』

Onenessに参加して、参加者の夢とかを聞いていると、"Happiness"とか"世界を笑顔にする"とか"Innovationを起こす"とかが割と多かったような気がします。確かに大事です。是非夢を叶えていって欲しいと思います。
でも、もっともっと自分の足元を見て欲しい。初日の立食パーティーで捨てられていく食べ物。時間が無いからと言ってゴミ箱に捨てられていたお弁当。完璧なんて無理だから、大規模なイベントになるとそういう部分に目をつぶらなきゃいけない時もある。わかっています。でも、ゴミ箱がすぐそこにあるのにコンタクトレンズのゴミを置いていき、誰かが捨てる。(今回はたまたま自分が捨てました。)これがリーダーなんでしょうか。

自分にとってリーダーとは、やっぱり人々の見本であるべきだと思います。優秀な指揮官よりも優秀な掃除のおばちゃんであれ。いま勝手に作りました。そういう1つ1つのことを背中で教え、それについてくる優秀な人も真似をする。そうやって問題は解決されていくのではないでしょうか。例えば、誰かのためのHappinessを達成したとしても、リーダーのちょっとした甘い行動で、誰かがUnhappinessを感じる。これって全く意味ないと思いませんか?

自分も含めて、未来のリーダーになろうとしている方へ言いたいことが3つあります。

①行動で示すこと。
先ほども述べたように、平和を歌うならまず周りから平和にしましょう。食料問題を解決したいならまず、残さず食べましょう。結局、その小さな積み重ねが世界が動かすんです。(よく誰かが言ってますよね。)

②自分のしたことに満足しないこと
高浜 拓也くんが九大の副学長のスピーチ中に、意見を述べました。誰にも真似できない勇気です。さすが京大生とも思いました。リーダーサミットらしいなと思いました。でも、よく考えて欲しかった。確かに、彼の言うことは間違いない。副学長のスピーチは九大自慢で、いくらビッグデータが世界を変えるという着地をしたとしても、それでシエラレオネの子供達は救われないし、食料問題も解決されない。自分もそう思いました。でも、大切なのは、どんなに無駄な話だと思ったとしても、そこから何かを得ようと努力出来るかだと思います。あの副学長の話はよくあることで、個人的に途中からオチは見え見えでしたが、それでもどこかで使える知識があるかもしれない、そういう気持ちで聞いていました。実際に、彼は後半話を聞いていなかったように見える場面がありました。寝てる人多かったですもんね。でも、それでは大事なことを聞き逃します。ソーシャルビジネスの話を伺った時に、イノベーションは掛け算だと習いました。1つのことに精通し過ぎると見える世界も見えなくなる。リーダーは、もっと全体を俯瞰すべきです。だから、常に、何かを得ようとする姿勢でいるべきです。リーダーなら誰しも、自分のしたことは立派だと感じることはあると思います。立派なことをしているのですから。でも、それで終わってしまっては、あと一歩のところで夢を叶えられない気がします。

③徹底的な利他主義でいること
リーダーなんてものは、正しいことさえやっていれば、名誉もお金も入ってくると思います。自分のための何かは、黙っててもついてくると思います。でも、問題なのは、やってることが本当に正しいのか、です。やはり、人のために何かをすることが一番の近道だと思います。少し話は変わりますが、科学技術の進歩によって、パラダイムシフトが起こってきてるよ、って副学長も仰ってましたね。でも、もう一度考えて欲しいことがあります。いま必要なのは本当にモノなのでしょうか。もちろん、10年前では、みんながみんなスマホ片手に電車乗るなんて想像付かなかった。それくらい目まぐるしく変化しました。でも、ならApple Watchはどうでしょう。ついに本当に携帯出来るようになりましたね!でも、売れ行きは全く上がらない。そう、人々はもうモノを必要としていないんです。最低限の便利さがあれば、その先は全てオプションです。今後もどんどん新しい便利なものが増えても、それをどれだけの人が使うのか疑問です。それよりも、もっと目を向けるべき問題は沢山あるんじゃないでしょうか。いま必要なのはモノではなく、ココロです。他人を思いやるココロ、5歳まで生き延びられない子供のことを忘れないココロ、そういうこれから忘れられていきそうなココロをつないでいくことが肝心なのではないでしょうか。

書きすぎたので、この辺でやめときますが、今回のOnenessに参加した方々には、やっぱり考え方をガラッと変えて欲しいと思いました。いろんな着眼点で夢を語る人から自分も多くのことを学びましたが、そういう点を尊敬しているからこそ、もっと真剣に世の中について考えて欲しい。そして熱い議論を交わしたかったです!!

ここまで読んでくださった方がどのくらいいるかは分かりませんが、自分は決して人を批判したい訳でも、自分の考えを正当化したい訳でもないことだけはわかってください。平和ボケしている日本人が危機感を持つためには、いまある幸せを、常識を疑って行くしかないんです。ご意見ご感想お待ちしております。笑

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