ネタの晩酌回顧

こんにちはタモンズ大波です。
単独ライブネタの晩酌が終わり通常運転に戻りました。
たくさんの方が見てくれてありがとうございました!本当に感謝してもしきれないです。

単独ライブは2019年の夏か秋かにやった60分漫才ぶりやから2年ぶりです。
当時は気持ちもどん底でなにやっても上手くいかない状況での単独ライブで、もちろんチケットも売れませんでしたし、無限大ドーム2っていう吉本でも最も小さい劇場で(キャパ50くらいかな)埋めるのに手売り手売りでネタ作るより手売りに労力使う状態で、いわゆる単独ライブ恐怖症に陥りそこから単独ライブから身を引きました。
でもね、気持ちとは裏腹にその60分漫才がめちゃくちゃ出来が良くて、僕ら的にもネタ的にはめちゃくちゃ達成感ある内容で。(その時の60分漫才の中に赤羽のネタや幸せのネタや自動販売機のネタやパパタレのネタの原石がありました)こういう単独ライブを続けていけばいずれお客さんも増えるんちゃうかなという漠然とした手応えがなんかあったのも事実で。
そして迎えたM-12019年その60分漫才でやったネタをやらずいつも寄席でやってるネタをやって敗退。
そこから知る人ぞ知るつき騒動に突入していくんですね。
大宮セブンのみんなのおかげで一命を取り留めましたが、安部と僕が踏みとどまった片隅にはきっとあの2019年の60分漫才があったと思います。
やっと取り戻した感覚があったのに、ここで終わるのはってのがお互いあったと思います。

そして2020年に突入、新生タモンズとして選んだ道は単独ライブじゃなくてMライブでした。
時間もないし手売りに時間を割くことは出来ないし、情けないですけど後輩の力を借りて後輩を通じてもっと知ってもらう道を選びました。
結果それが大正解でした。
ゆにばーすドンデコルテ田畑藤本にはめちゃくちゃ刺激もらったし、もう一度勝負する体力つけてもらった。
嫁の静止を振り切ってこいつらを保険の受取人にするか迷ったくらいです。
結果M-1は準々決勝で敗退しちゃいましたが、納得の敗退で、完全に生気はみなぎりました。

そして迎えたラストイヤー。M-1終わりでのタモンズ会議を経て今年は単独ライブをすることになりました。
理由はキングオブコントへの挑戦を決めたから。
その会議でやっぱり人生は線だという結論に達しました。
マヂカルさんの優勝で幕を閉じたM-12020。もちろんこの大会でマヂカルさんが1番面白かったから優勝しましたが、勝負はずっと前から始まってたと。
マヂカルさんも苦労した時期あってM-1決勝行ってでもダメで、そしたらキングオブコント決勝行って、でもM-1はあと一歩が続きそしたらR-1で優勝して、その勢いのまんまM-1優勝して。(すごい人生やな)
要は時間をかけてマヂカルさんはみんなに面白さを伝えていったんですね。
ニューヨークだってずっと昔から面白かったけど、M-1がキングオブコントを呼びキングオブコントがM-1を手繰り寄せ、でもきっかけはYouTube頑張ったからとかかもしれません。

あくまで目標はM-1ですがそれに向けて全部やることに決めました。
髪を折り曲げてお薬を飲む感覚。三角州の感じ。などを各々イメージしてください。
年末にすべてを集める。
コントは苦手とか漫才師やからとかはやめました。
漫才師になる為にコントも頑張ろうと。
面白いと思ってもらえる媒体は全部やろうと。
YouTubeやらnoteやらstand.fmやらと同じようにコントも頑張ろうと。

単独ライブをやろうと決めたのが11月終わりくらいかな。
そこからネタ作りに入りました。
漫才を6本作り、一個はペンが止まり廃棄、一個はフェニックスライブ行きにしてスタメン4本があっさり決まりました。
が、コントがやはり進みません。
12月はずっとコントのこと考えてました。
漫才とは違うタモンズを見せないとコントやる意味がないと常に思ってました。
2012年ノリで当時やってた漫才をコントにしてキングオブコントにでたら準決勝までいっちゃって名だたるコント師の中に入ってやったらすごい場違いな事になったのが昨日のことのように思い出させるからです。
ハゲヅラの安っぽさ衣装の適当さ動きのなさならダントツで優勝してました。
同じ轍は踏まないと色々考えた結果、ネタの晩酌でやった2本のコントになりました。
監禁のコント(タイトルは監禁です)はですね、思いついたきっかけは大宮セブンライブの僕らの企画回なんですよね。
みんなのすごいところでその人と残り全員で勝負するコーナー。
例えば坂本さんはボケるスピードすごいので坂本さんと残りみんなでスピード勝負する。黒沼やったら自撮りがキモいから黒沼とみんなで自撮り対決とか。安部ってなんやろなーと考えてたらやっぱり僕が思うにリアクションは日本一なんちゃうかなーと思ってその時はビリビリマシーン嫌がり対決にしました。
その時のおもろさが頭に残っててなんかあの要素でコント出来んかなと思って作りました。
漫才やとリアクションってなかなか主軸に出来ないのでちょうどよかったです。

潜入捜査のコントは僕実は無類のコント好きでして、好きなコント師がネタやってる時はほとんど袖で見てて。よく一緒になるGAGさんとかジェラードンとかのコントはほぼできます。ウケはしないと思いますがセリフ流れくらいは頭に入ってます。
面白いコント師は展開がすごいという僕の憧れから作りました。

どちらも目立った失敗もなく出来てよかったです。
漫才も思ったような感じで出来て、この緊急事態宣言化において手売りが一切出来ないという完全に追い込まれた状況から、一転会場は完売、オンラインチケットも予想をはるかに超える数買っていただきました。
奇跡的に単独ライブ2日前に国民的バラエティアメトーークに出て、そのアメトーークに大宮セブンのみんなに連れてってもらって。ラッキーがラッキーを呼んで海物語のマリンちゃんならスーパーラッキーと叫んでました。(知らない人無視で大丈夫です)

終わりで初の試みでお客さんとzoomで打ち上げをしました。こんな状況でも見てくれた方となにか出来ないかと、お客さん同士もなにか繋がれないかと考えてzoom打ち上げをやろうと思ったんですが、タモンズは生粋のコンピューター断絶症候群でして、これも、我らがももD(オープニングVを手掛けタモンズをかっこよく仕上げた天才D)の力でなんとか実現にこぎつけれました。

お客さんとお話ししてるとほとんどがすゑひろちゃんと福井さんの福井トーク企画から僕らに興味を持ってくれた方々でした。

これまででわかるように我々タモンズ目に余るほどの他力コンビです。
自力0でやってます。未だにコマつき自転車です。

大宮セブン、Mライブのメンバー、お客さん、ももD、プロデューサーX、言い出したらキリないほど誰かが支えをやめると倒れるくらいの状態です。

棒倒しの棒、組体操の扇の真ん中、などを各々イメージしてください。

でもそれが線なのかなとも思います。全部一個一個が繋がってるんだなと。みんなに助けてもらってゴールに向かうのもこれまた一興なのかなと思うようになりました。

応援してくれる皆さんほんといつもありがとうございます!おかげさまで今日もお笑いやれてます。
これからもひ弱ですので応援よろしくお願いします。

告知がございます。
2月25日
Mライブ
@大宮ラクーン劇場
18時30分から20時まで
オンラインチケットもあります。
ゆにばーす、ドンデコルテ、タモンズ、ゲストボーイフレンドMC田畑

3月30日
劇場版超熟成ラジオ
@幕張イオリモール劇場
18時から19時
オンラインチケットもあります。
タモンズ2人だけのトークライブです。

是非ともよろしくお願いします!

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