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僕にとってファッションとは

目が覚めて、

服を着て、

鏡を見る瞬間、

僕は毎回、

「あなたは誰なの?」

と聞かれている気がする。

その答えに答えられなければ、服を着替える。
誰かも分からない自分で1日が始まるのはつまらない。

だから、鏡に向かって今日の僕に

「こうやって生きてくんだよ」
「これで最高の一日が始まるよ!」

と言えたら
最高の1日が始まる。
これが僕の服を通したライフスタイルだ。


なぜか。

衣食住という言葉があり、生きる上で僕たちのライフスタイルと切っても切れない関係だからだ。

「美味しいご飯が食べれて幸せ」
「暖かいお家があって幸せ」

は誰しも、思う事だろう。

では「衣」は?

オシャレはしたい人がすれば良い。
センスがないから関係無い。
勿論僕も同意見だ。無理に着飾る必要はない。

では「衣」とは何の為にあるのか。
僕はこう思う。

「自分を表現するもの」

自分を表現するって何?
それは自分を理解する事から始まる。

例えば僕は、
・人とかぶるのが嫌い
・人と別の道に行きたくなる
・直感的
・興味がない事はとことん無い
そう、どこでも書いてある根っからのB型気質だ 笑

そんな僕が、トレンドの誰でも着てる服装が好きだろうか?
流行ってるからと言って、女の子ウケしそうな髪型が好きか?
答えはNOだ。
自分の性格と照らし合せても、似合わないだろう。

似合う服を選ぶとは「自分を知る」事から始まる。

なぜ今食べたものが美味しいと感じたのか。
もしかしたら、味付けの根本が育ててくれた親の味付けに似ていたからかも知れない。

なぜこの場所が落ち着くのか。
もしかしたら、実家の自分の部屋とどこか似た部分があるかも知れない。

自分を知る、
というのは案外育った環境やルーツ、考え方に影響されてる部分がある。


22歳の時、
「何で健太はファッションが好きなの?」と聞かれた時
「オシャレする事が好きで自己主張したいから」と答えたことがあったが
自分の答えにしっくり来ず、考えてみた。

すると、生まれた時から小学校時代、ひたすら母が作る服を着せられていたことを思い出した。小学校の入学式には、周りの皆がネイビーやグレーの晴れ着を着ていたが自分だけ、深緑の晴れ着だった。

母にその時の事を聞いてみたとこ

「皆んなと同じだと個性が潰れてしまうからだよ」

と言っていた時に、ハッとした。
今の自分の考え方は、母のファッションを通しての教育で出来上がったものだと。

自分のルーツを辿る。
現状の自分を見つめる。
未来のなりたい自分を想像する。

その中に「似合う」のヒントがある。

みんなが似合う洋服を着ることができたら、
もっと楽しい世の中が創れる。
人生が辛くても、装いが立ち直るきっかけを与えてくれる。

だから朝着替えたら、鏡に向かって聞いてみて欲しい。

「あなたは誰?」
「今日という1日が楽しくなりそう?」

って。

だから僕はファッションが大好きだ。


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