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2023スプリンターズS考・回顧

展開予想

ジャスパークローネ逃げる、テイエムスパーダ追いつく、モズメイメイ、マッドクールが3、4番手で集団。差が開いてジュビリーヘッド、ママコチャ、ナムラクレア、一番外にキミワクイーンで集団。その後にメイケイエール、ドルチェモア、差が開いてピクシーナイト、オールアットワンス、アグリ。後ろがナランフレグ、ウインマーベル、エイシンスポッター。という、あくまでも予想。

前半は32秒台後半予想。32.7とか32.8とか。テイエムスパーダとジャスパークローネが逃げ争いをするのは当然だが、速さではジャスパークローネに軍配が上がる。テイエムスパーダは前走逃げ切っているものの、前半33.5という緩めの流れを単騎逃げ出来たのが大きかった。富田騎手はハナに拘りそうだが、限界はある。したがって争うとしても、過去20年のスプリンターズSで最速レベルの32.7くらいだろうという予想。率直にスプリント適性が問われるレースになるのではないか。

気になる馬

ナムラクレア

調教は一週前にCW、直前は坂路という好走パターン。その坂路はきっちり加速ラップでラストは11.7。末脚重点で、ヴィクトリアマイル時と似たようなラップ構成。高松宮記念時よりも、さらに磨きがかかったか。スプリント路線に確たる存在がいない、という昨今だが、間違いなくこの馬は上位。

ママコチャ

前走で1200mにも対応。最終追い切りは坂路で、今までで一番良いラップ構成。4歳秋になって充実している上に、鞍上は川田騎手。内で先行しつつなので、もしかしたら下がってくる前の馬たちに手間取る可能性はある。

アグリ

前走は後方に待機して見事に差してきた。先行馬がガラリと一変、という形だったが、一方で1400mで好成績を残している馬であり、緩いペースが利したのは間違いない。香港の経験も活きているだろうし、この馬の取捨はかなり難しい。

マッドクール

調教で右に刺さりまくり、乗り役の慌てる顔が分かるほどに気合が乗っている現状をどう評価すべきか。2走前同舞台で勝鞍があるものの、その時の鞍上はレーン騎手。穴人気しかけているのもどうか。

ジャスパークローネ

非常にリアクションの良い調教で、目下絶好調なのが伝わってくる。中山芝1200は3走して2-0-1-0。逃げ争うのだから馬券からは切る、というにはあまりにも怖い。

キミワクイーン

直前追い切りは併走。一杯に追う古馬2勝クラスの僚馬を見ながら少し仕掛てあっさり先着。前走キーンランドカップは重馬場で他馬が露骨に内を明ける中、枠順のせいかナランフレグと共にじっと内回り。当然伸びるわけもなく見どころのない敗戦となった。ジャスパークローネとモズメイメイに挟まれるような枠順で、どこに位置取りをするかは鞍上次第だが、人気も手頃に落ちそうで狙いたい一頭。

結果


パドック見てナムラクレア軸に、取り上げた馬で3連複なので流石に的中。200円だけ…。

前半33.3と予想外に緩いペースだった。テイエムスパーダ全く抵抗せず。
てことはジャスパークローネ残るか?と思いきや4角辺りですでにママコチャの勢いが良く、川田騎手のペース判断が光ったか。マッドクールは調教の様子でどっちなんだろう…と思ったが、パドックを気分良く周回していたので買い目に入れて良かった。
メイケイエールは5着。強い馬だが、さらに強くなるためのレースを自分の気性から経験出来なかった感じがする。今後も現役を続けるのだろうか。


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