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品川区民になったよ【2020年塩谷的10大トピック⑧】

道産子の私が関東に出てきたのは、別に東京に憧れがあったとかそういうことではない。東京都民になんてなりたくもなかった。大学卒業後も愛してやまない千葉に住もうと思っていた。でもやっぱり職場が近い方がよい気がしたので、泣く泣く、嫌々、身を切るような思いで東京への引っ越しを決めた(これは確実にフリである)。

街道沿いで粘りに粘る

嫌々東京に住むのだから、せめて好きなところに住まわせてよねという感じだ。ということで、物件探しのポイントは3つ。「コンロは二口」、「風呂トイレ別」、「旧東海道沿い」。これだけそろえば正直どこでもいい。なかなか良い物件に出会えず苦労したが、最終的には程よいところで見つかった。お風呂が激セマだけど。湯舟と洗い場合わせて1畳もないくらいなんだからびっくりした。けどそれ以外は全く文句なしだ。

旧東海道にこだわったのは、単に雰囲気が好きだったから。昔の旅人が通ったであろう品川の街道を、今は日常を生きる老若男女が闊歩する。そんなノスタルジーに浸れる、味のあるあの通りが気に入っている。


やっぱり職場は近くて正解

結論、職場が近いのは大正解だった。

まず、自転車で好きな時間にチャリチャリ出退勤できるのが思っていた以上に楽だ。コロナ禍で出勤する機会もそんなに多くはないのだけれど、電車の発着時間を気にせずいられることがいかにストレスフリーなものなのかを思い知ってしまった。

それから、仕事柄、地域で活動する機会がかなり多い。仕事で関わっている地域というだけでなく、自身が暮らす地域にもなってくるとやっぱり愛着がこれまで以上に強くなってくる。この地域を、もっとみんなで愛せるようになりたいという気持ちがますます燃えてくる。

コロナ禍ということもあり地域への入り込みはまだまだできていないので、来年もできる範囲で地域に出ていけるよう頑張る。そう、近くのお囃子連に入りたかったのだ。今年は足を突っ込めるだろうか…。


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