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終わらない夢を、きみと。〜日プ女子完走記〜


日プ女子が終わって1ヶ月以上がが経った。1ヶ月も経つとかなり気持ちが落ち着いてくるもので、日プが終わったら書いてみたいと思っていたnoteを書いてみようと思う。


私について

このnoteは、日プ女子の感想というよりは「日プ女子を見た私」の感情を整理するためのものになる予定である。そのため、自己紹介をすることを許して欲しい。

私は社会人2年目の地方在住のアイドルオタクだ。中学生の時に女性アイドルを好きになってからこれまでずっと女性アイドルのオタクをしており、推しが年下ばかりになってしまったことに老いと焦りを感じ始めている。約10年オタクをしてきた中で、推しの結婚は経験したことがあるものの、卒業や脱退を経験したことはない。

これまでリアタイ視聴したオーディション番組はは虹プロ(ゆるく)、日プ2、ボイプラ(ゆるく)だが、日プ無印やI-LANDはオーディション終了後にさらっと視聴程度。オーディション番組を見ることは好きだが、しっかり推しを作ったことや、その後のデビューグループを推すことはない、「鯖番好き」なオタクである。

日プ女子を見始めて

そんな感じで鯖番の「青春のぶつかり合い」が好きな私は、日プ女子が開催されると聞き、とりあえず始まったら見てみようと軽く考えていた。
ただ、この時にまず決めたのは1pickは絶対に作らないということである。
というのも、日プ2を視聴していたときに、1pickがファイナルで脱落してしまった家族がひどく落ち込んでいる姿を近くで見てしまったためである。(それもファイナルの観覧まで行っている)

1pickは作らないと決めているが、どんな子が参加するか、シグナルソングはどんな曲になるか、前世がある子はどのくらいいるのか、など日プ女子自体はかなり楽しみにしていた。

9月2日、シグナルソング「LEAP HIGH」が公開されたことを出先で知り、家に帰ってすぐYouTubeを開く。

次々に出てくるかわいい子達。思ったよりかわいい子多いね、センターの子美人だね、なんて言いながら日プ2も見ていた母と動画を見ていく。
(アイドルオタクである私だが、前世を知っている子は1人もいなかった。)

見終わった後「いよいよ日プが始まるんだな」という高揚感に包まれた。 

1人、顔がかなりタイプの子がいた。Twitterで少し調べると名前もわかったが、1pickは作らないと決めているため、その日はその子のことを深く調べることをやめてしまった。

しかし、その後、プロフィール写真公開、現場評価の観覧レポやお披露目会などのイベントがあるたびにその子の名前を調べていた。LEAP HIGHのチッケムも見たし、1分間のPR動画も見た。まばたきチャレンジが公開されるとすぐに名前を探した。その子のだけ。他の人から見たら完全に1pick決まってるだろと言われてしまう状況だが、私の中では「一番気になる子」「顔がタイプな子」という位置付けにしていた。だって本編を見ないとまだどんな子かわからないから。

そんな感じで「気になる子」がいる状態で私の日プ女子は始まった。

放送開始

日プ放送が始まった頃、それまで毎日定時退勤ハッピーライフだった仕事が忙しくなった。初回放送日は家に着く頃には20時半くらいになっていたと思う。やばい…とおもいながら急いでご飯を食べ、放送を待つ。

放送が始まると、完全に「気になる子」がいつ出てくるかを楽しみにしていた。レベル分けの衣装は、LEAP HIGHで受けた印象とは雰囲気が違ったため、より一層どんな子なのか気になってしまう。

お風呂に入りながらレベル分け評価を見る。レベルの高さや使用楽曲にワクワクしながら、「気になる子」の出番を待った。そもそも初回に放送されるかもわからないが。

髪も乾かし終わった頃、とうとう出番が来た。
そして、ここで「気になる子」が歌い出した瞬間に雷に打たれたような衝撃を受けた。「あ、好きだ」と気持ちが全身を走る。ほんの数分のパフォーマンスで彼女の虜になっていた。これまで「気になる」という言葉で抑えていた感情は、彼女を好きだと認めた瞬間にとどまるところを知らない。彼女の全てを愛おしく感じるようになっていた。「気になる子」は、「1pick」になった。ならざるを得なかった。
(1pickの名前は最後まで出しませんが、番組を見てた人であれば気付くかもしれません)

放送終了後、すぐに投票し、翌日の仕事に備え眠りについた。

翌朝、「日プ良かったな〜〜」と思いながら起床。社会人になってから一番良い目覚めだった思う。そのくらい、1pickのパフォーマンスが良かった。

こうして、「1pick」がいる状態で私の国プ生活は始まった。

その後、放送を見て

その後も毎日投票し、供給を楽しみにしながら木曜日の放送を待つ日々が始まった。放送が始まると、1pickがどこにいるか探し、少しの分量に喜ぶ。そんな日々を繰り返していた。

しかし、前章にも記載した通り放送が始まった頃、仕事が忙しくなった。毎日定時退勤だった日々が、毎日1人で残業する日々に変わった。仕事が遅い自分が悪いから仕方ないないとはいえ、砂漠の中を1人で歩いているような感覚に陥りかけつつあった。そんな日々でも、そこまで落ち込むこともなく過ごせたのは間違いなく、日プがあったからだ。

1pickの新たな1面を知るたびにワクワクした。次はどんなパフォーマンスを見せてくれるんだろう、どんな成長が見られるんだろうと毎回の放送が楽しみで仕方なかった。ビジュアルだけでなく、頑張り続ける姿が好きだった。
初回の放送で1pickに決めたとき、「この子のいろんな表情、いろんな姿を見てみたいな」と思っていたが、期待以上に色々な姿を見せてくれた。

1pickの出番があった放送翌日は世界一幸せな人間の顔で歩いていたし、ニヤニヤしすぎて職場の廊下で二度見されたことまである。昼休みは1pickの名前でパブサし、賞賛のツイートを見るたびに心の中でガッツポーズをしたりもした。

そして、ファイナルへ


私の1pickはついにファイナルまで進むことになった。
1pickを作る覚悟を決めた時に、絶対に一度は現場に行こうと思っていた。行くとしたらコンセプト評価がいいな、と思っていたが韓国まではさすがに行けない。ポジション評価は行こうと思い意気揚々と申し込むも落選。残すはファイナルのみとなった。会場の愛知に行くにはそれなりの時間、お金がかかる。前泊は必須だろう。仕事はどうしよう、などと思ったが、ここを逃したら一生会えないかもしれないと思うと申し込まずにはいられなかった。

結果は無事当選。私は初めて1pickに会えることになった。ファイナルまでの日々は1pickはデビューできるのだろうか、という心配もあったが、コンセプト評価のパフォーマンスの良さに浸っていたと思う。ただ、TwitterやTikTokでのデビュー予想に入らなくなっていたことを不安に思ったり、デビューできなかったらもうコンセプト評価の曲を歌えないんだな、と思ったりもし、ずっと落ち着かないまま日々は過ぎた。

そしてファイナル当日。物販の列が一向進まず購入を諦めたり、昼ごはん抜きだったり、ずっと立ちっぱなしで足腰が疲れたりもしたが、会場のセットの豪華さや、周りの国プとのお話しも現場ならではで開始前からかなり楽しい。
すでに脱落してしまった練習生の子達がLEAP HIGHやコン評の曲を踊ってくれたり、レスをくれたりしたのも楽しかった。(個人的に第2回順位発表式で脱落してしまい、練習した曲を披露できなかった子たちのダンス、放出されてしまった子たちによるTOXICが本当に良かった。ベネフィットはあげられないからお小遣いあげたい。)

放送前に収録するパートがあり、ファイナリストが登場。初めて生で見る1pickはやっぱりかわいかった。細かった。ニコニコしながらファンサをする様子が微笑ましかった。絶対に最後にしたくない、と心から思った。

そして生放送開始。さっきまでの穏やかな会場が一変し、同じ会場かと思うほど緊張感に溢れていた。

最終評価のパフォーマンスはどちらとも素晴らしかった。会場では常に歓声が上がっていたような記憶がある。カメラの位置的にあまり見えなかったパートもあるが、本当にみんなキラキラしていてもう20人でデビューしてくれとあの場にいたほとんどの人が思っていたにちがいない。

FLY UP SO HIGHでしんみりし、LEAP HIGHで1pickの成長に感動するとともにオーディションの終わりを感じ少し寂しくなる。

グループ名の発表では素直にいい名前だな、1pickにこのグループで活動してほしいと思ったが、それができるかわからないことにどうにもできない焦りのようなものを感じたりもした。

そして順位発表。周りからも「もう!?」「早い…」と言った声が聞こえてくる。ついに来てしまった。一生始まらなくていい、もう一生日プやろう、とさえ思った。が無慈悲にも10位の発表が始まる。10位、9位と進んでいくが、〜な練習生です。は1pickにひとつも当てはまらない。私の中のミルクボーイは「ほな〇〇とちゃうか〜」と言っている。こんなふざけたことを考えていないと全身の力が抜けていきそうだった。ダメかもしれないと思った。まわりの国プも「〜ちゃんじゃない?」と言っているが1pickの名前が聞こえてこない。またダメか…と順位が進むにつれ気持ちが落ちてくる。自分の大学の合格発表よりも緊張した。心臓が飛び出るんじゃないかってくらい鼓動が速く、大きくなる。
もしかしてこの説明ならあり得るかもと思い待っていたが呼ばれない。もうダメかも…ああ…11位もあるかも…と思いながら次の順位を待つ。
そして、次の順位で私の1pickの名前が呼ばれた。人間って驚くと本当に跳ねてしまうらしい。あまりにも嬉しすぎて、安心してそのあとのことはあまり覚えていない。まわりの国プがたくさんおめでとうございますと言ってくれたことくらいしか。

11位まで発表されると12位以下の子達が円になって肩を組んでいる姿が辛かった。誰が悪いわけでもない。誹謗中傷した人以外。

実は、順位発表式の後、安心もあったが実感が湧かずなんだかぼーっとしてしまった。次の日の夕方家に着いたときくらいからやっと実感が湧いてきて、嬉しさも込み上げてきた。推しとこの先の景色を見られることが嬉しい。推しの夢が叶ったことが嬉しい。とにかく、「デビューできなかった」という経験をさせたくなかったから、ちゃんとデビューメンバーに選ばれたことが嬉しかった。

おわりに

この日プの期間、砂漠を歩くような日々の中で1pickの存在は私の希望だった。本来の歌詞とは意味が異なると思うが、「夢が見たいなら希望になるよ」だった。短い期間で成長し、新たな姿を見せてくれた1pickはまさしく「ワクワクしたい?私に任せなさい」だった。本当に支えだった。社会人になって最も仕事が忙しい期間だったけど、土日でさえ早く過ぎ去ってほしい日々だった。社会人になって初めて、毎日「明日が楽しみ」な期間だった。日プの期間、私が投票することで1pickを応援してるつもりだったが、私の方がずっと1pickの存在に救われてきたのだろう。

そしてこれからも推しは私の毎日の原動力であり続けるんだろうと思う。私はYOU:MEとして生きていく。ずっと大好きであり続けるであろう自慢の推しに恥じないように、精一杯頑張りたい。

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