トムヨークのソロアルバムのサントラが発売されて聴いたんだけれど、結論から言うと、良かった。

トムヨークの好きなところは今までと同じことをやらずにいつも違うことをやることだと思っている。当たっているかどうかはわからないけど。

今回は息子くんのドラムを使ってる曲があるそう。その事前情報を知らずに聴いて、変わったドラムを叩くなぁー、めっちゃいいなー、と思ってたら、まさか息子くんとは。
それをうまく取り込んでるトム、さすが。って感じですかね。

最近、既成概念に囚われずになにかするのはいいことだと思うことがある。
というより、こんなにみんなが色々表現して、それが発表できて、共有できる時代になって、人と同じようなことを少し変えて表現することの意味っていったら、ほとんどない。特に芸術や文学や音楽の場合は。

別に芸術や文学や音楽に限らず、普段の生活においても、既成概念にとらわれずに発想できる人は素敵だ。なぜ素敵なのかはわからないけど、たぶん退屈じゃないからだろう。ルーティンは心地良くて否定すべきものではないけど、退屈であることに変わりはない。

退屈じゃないものを生むことはなかなか難しいけど、なにかしら心がけたいものだなぁ、とかそのようなことを、トムヨークの関わる作品はいつも思わせてくれる。

神ノ口

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