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臨床検査技師を目指す学生へスキルの重要性を伝えたい

こんにちは、臨床検査技師のSAIです。
臨床検査技師を目指している学生へ技師の仕事は勉強ではなくスキルが重要という事を伝えていきたいと思います。

臨床検査技師はスキルが重要

検査技師の仕事は
・エコー
・心電図
・鏡検
・輸血
など多岐にわたる検査です。

中でも検査の花形とされるエコーですが、これがまた凄く難しい。

僕が学生の頃、大学でエコーの機会を使って友人の腹部や心臓を描出した記憶があります。

学生の時は「臓器を出す」「臓器の名前がわかる、役割がわかる」で良かったのですが、仕事のエコーは違います。

「僅かな病変を見落とさずに所見としてレポートに記述する」

これが学生のエコーと社会人のエコーの違いです。
こればかりはいくら勉強しても、スキルがないとどうにもなりません。
従って、エコーのサインなど、知識は豊富にあっても見落とすような技量では意味を持たないという事です。

検体検査でも同じ事が言えます。
血液鏡検でも、教科書的にはblastであったとしても、実際には簡単にblastを取る事はできません。
臨床症状をカルテで調べたり、場合によってはDr.に話をしたりして初めてblastを取る事ができるのです。
また、各細胞の鑑別も知識以外に経験がモノを言うところがあります。

スキルを磨ける職場を目指そう

つまり、検査技師として働くのであれば、スキルを磨きやすい大きい病院や、研修の充実した企業を選択すべきです。

中途半端なところを選ぶと、研修がうまく行かず、いつまで経ってもスキルの上達しない半端者になってしまう可能性があります。

臨床検査技師は勉強も大事ですが、何よりも技術と経験が大事です。