自分の魅力に気付き、活かして欲しい

ここ最近は、個別でホロスコープを使った鑑定をやってます。

先日は、オンラインコミュニティ「LIFE ENGINE」の中で、僕と同じく活動をしているHさんと、zoomで通話をしながらホロスコープセッションを行いました。

(本人より掲載許可は頂いております)

このHさんはMCが獅子座で、金星も獅子座にあるので、ずっと自分の内から湧き上がる何かしらの情熱を表現していきたいという気持ちがあったのだと思います。

アセンダントにある木星や、ルーラーである火星蠍座があるため、自分の自我というものがとてもしっかりしていて、ブレることがあまり無い人だと思います。

たぶん、僕が鑑定するまでもなく、自分のやりたい事、進む方向などは自分で決めていたでしょう。


天秤座・蠍座に天体が集まっていることからも、人へのサービス精神などもあり、人に尽くすことができるので、とても好かれるタイプだと思います。
一方で自分の意思をしっかり持っているので、人の中にいても人に振り回されることもなく、安定しています。

実際Hさんは、今まで続いてきた仕事はほとんどが接客業で、人やお客さんと関わる仕事を長年続けてきました。

天秤座や蠍座にアセンダントがあり、そこに天体が多い人は、人と関わりながらも自分の軸がブレないので、人と関わる仕事に非常に向いている気がします。


この人の主な相談事は、
「作家として創作するのが好きで、作家業に注力して食べていきたい」
という話でした。

本業は夫の事業であるネットカフェの経営を手伝いつつ、作家として細々と活動をしている人です。

よく話を聞いてみると、夫は自分で事業を営んでいる人であり、今までも自分で何かしらの事業をやっている人との縁が多かったようです。


アセンダント・火星・木星などが集まっていて、蠍座の影響がとくに強く出ている人です。
蠍座が強い人は、誰かに付き従い、影響を受け、その想いを継いでいくことが得意な人が多いです。

この人は作家を目指していましたが、その作品やこれからの活動の方向性も、自分自身を活かしたり、自分自身の体験や経験、あるいは自分が関わっている周りの人などからヒントを得て、より現実の生活からヒントを得ていくのが良さそうだと思いました。


加えてこの人は乙女座の太陽を持ち、さらに天秤座にも水星や土星があります。
乙女座・天秤座・蠍座あたりに共通することは、「他人軸」であるということです。
乙女座・天秤座・蠍座の人は、相手の立場や気持ちを考え、配慮することが自然にできる人が多いです。


乙女座は人の役に立とうとするために、自分個人の能力の精度を高めていくのが得意な人たちです。
乙女座に太陽がある人は、より良く、より完璧に物事を整えたりすることが好きな人が多いです。


天秤座は、人や場の状況から全体像を把握し、その中で自分は何をするのか? どうすればこの場をより快適に、バランス良く整えることができるのか?
といったことを考える人たちです。

「バランス」は天秤座のキーワードで、天秤座が強調されたチャートを持っている人は、ウケがよく、人当たりが良い傾向があります。

この人は水星と土星が天秤座にあるので、思考が比較的整理され、整っているほか、自分の内面(12ハウス)が安定していて、気品があるように思えました。
(土星天秤座はエグザルテーションを獲得しているディグニティ)


そして蠍座は、先ほども書いたように、人や興味を持つ対象物に深く入れ込むことができるサインです。
この人の場合、(蠍座のルーラーである火星がそのまま蠍座に入っているため、)自我や自意識や容姿といった部分が安定して整い、蠍座らしい高い集中力や深い魅力といったものが良い感じで表に出やすい人なのだと思いました。

実際Hさんは、今まで続いてきた仕事はほとんどが接客業で、人やお客さんと関わる仕事を長年続けてきました。
それも、天秤座や蠍座の人に配慮できる能力を生かし、もともと備わっている魅力があるからだと思います。

作家という仕事で求められるもの

次にこのホロスコープで気になったのが、この人は作家という仕事に何を求められているかという部分でした。

職業や、自分が活躍する舞台、掲げる看板や肩書きといったものは10ハウスを見ます。
Hさんの10ハウスは獅子座です。その10ハウス獅子座には金星があります。

獅子座は創造的・自分のインスピレーションから生み出すのが得意な人たちなので、想像する情熱を仕事にする作家という仕事は、すごく10ハウス獅子座らしいと思います。


作家というものを仕事にする場合、自分の創作への情熱が大切なのはもちろんですが、現実に食べていったり、稼いでいくことを考えるとなると、自分の思い描く世界や表現だけで食べていける人は、ごく一部です。

創作をある程度、現実での仕事にしていくためには、自分らしい作品を作る一方で、それを読む相手にとって価値のあるモノを生み出さないと、受け入れてもらえません。
(獅子座が強調されているホロスコープを持つ人は、この「相手にとっての価値を生み出す」という部分を疎かにしがちだったりします)

その作品を読む相手のことを考えていくことが大事になります。
(あくまで、作家業を現実的に「食べていく」仕事にする場合は、です)


聞いてみると、Hさんは今まではライトノベルを中心にして、かなりコア向けな作品をいくつか出していたみたいですが、最近は担当者と相談して、少し大衆に寄った作品にも挑戦してみようと考えていたみたいです。

本来はHさんは、MCが獅子座ということもあって、自分で思い描いた世界を表現することを好みます。
でもその一方で、太陽の乙女座の性質もあり、
人や誰かの要望に答えて作り上げていくこともでき、そういった人の要求や、自分の仕事をやっていく中でさらに自分の世界観を作る事ができる人です。


さらにHさんは、金星が4ハウスの月とオポジションを形成しています。
4ハウスの水瓶座の月を持つ人は、私生活に独特の価値観や拘りをもっている傾向があります。
この月と10ハウスの金星がアスペクトをもっているHさんは、自分の生活もひっくるめた自分そのものを表現したい気持ちがあるのではないかと思いました。

また金星は、月のほかにも、天秤座の土星や冥王星、射手座の海王星とのソフトアスペクトをもっていることから、
創作に対するインプット、感性のアンテナが幅広く張ってある感じがします。

実はとても個性的な人?

滲み出る魅力というものをこのホロスコープからは感じるので、密かに興味を持っている人はたくさんいるのだと思います。

作品というより、この Hさんの価値観、考え方や雰囲気に、この人の表現や作品の肝があると思います。
月も水瓶座で、自分の考え方も結構独特なものを持っていますからね。

それから、Hさんの2ハウスは射手座で海王星があるということを考えると、お金や物欲に関しては曖昧で、金銭管理などは苦手としているのではないかと思いました。
聞いてみると、やはりネットカフェ経営の中でも、お客さんとの対応がメインで、金銭管理は苦手だから全部専門家に任せているみたいです。


作家の方向性という面から考えた時、この人は蠍座や水瓶座の影響も強いので、深いこだわりや価値観、あるいはそんな個性的な人との関わりの中で自分の創作欲が掻き立てられるのだと思います。

また、(2ハウス的な)物欲も弱く、(12ハウス的な)精神的な分野を重視することなどから、(4ハウスが水瓶座であることで)住環境や生き様自体がなかなか無い個性をもっているように思います。

自分の当たり前を表現できるようになると、かなり面白い作品を残せるんじゃ無いかと思います。
日常や周辺の人間から生まれるドラマなどの当たり前をエッセイ的に書いてみたら面白いんじゃないか、と感じました。

活動範囲を広げる

自分なりの滲み出る個性を持ちながらも、仕事もできる人だと思います。

Hさんの中には、よく掘り出していけば面白い要素が沢山あるように感じたので、自分の何かを表現し、交流できる機会を積極的に持っていくのがいいように思いました。


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