HiGH&LOWを観て上京するまでの話
タイトル以上でも以下でもありませんが、オタクがHiGH&LOWとLDHに人生を変えられた話です。
先日の三代目 j soul brothersの10周年ライブツアーTHIS IS JSBの東京ドーム公演で泣きながらランニングマンをしているときに「ああ、ランニングマンをする側の人間になれて良かったなあ」としみじみ思ったので記録も兼ねて沼落ちと一人のオタクの転機について書きます。長いです。
2016年、私は田んぼに囲まれ最寄り駅は徒歩25分・電車は1時間に1本あるかないかの田舎にある実家で不便だけどいろんなことを諦めてフリーランスのイラストレーターをしていました。
「こんなことになるとは思わなかった」
オタクが勢いよく新しいコンテンツに落ちたときの鳴き声。周囲が続々とこの鳴き声を上げるのをTLで観測していたんですが、彼女たちがハマって「こんなはずじゃ…？」となっていたのがHiGH&LOWです。
今でこそ私はLOVE DREAM HAPPINESS…のマインドで生きてるんですけど、当時の自分からしたら何でEXILE？？？だったんですよね。メジャー・インディー問わずいろいろなアーティストのオタクだったので音楽番組もよく観ていたんですが、潜在的にEXILEに苦手意識があり彼らが出てくるとチャンネルを変えたり他の事をしたりなど完全に避けていました。
後になってLDHに落ちた友人たちと何度も話しましたが「EXILEに故郷の村を焼かれた」と思い込んでいる状態だったんですね。
そういう苦手意識もあってか周囲がバチバチにハマっているなか、私はなかなかハイローに手を出せずにいました。
そして2017年10月、映画4作目である「HiGH&LOW THE MOVIE 3 / FINAL MISSION」の上映が迫るなか、毎日Twitterで狂いを受動喫煙していたせいか私のLDHへの警戒も少しずつ解け始めていてこの頃には「ハマったらヤバそう」に変化していました。
（8月に金曜ロードショーで特別版として放送された「THE RED RAIN」はオタクたちが「これは違うの！！！！観ないで！！！！！！裏でやってるミニオンを観て！！！！！」と叫んでいたため途中で観るのをやめました）
FINAL MISSIONの公開に合わせてBSでドラマ版の再放送があり、今だなと腹を括りました。
※何話か録りためて一気に観たっぽい。
当時のツイートを抜粋します。
「この丁寧なチームの紹介、ダイナミックコードに見習わせたい」
「コブラって意外と声低いんだな」
「ホワイトラスカルズって想像の5億倍いい団体じゃん」
「ノボルのこと車に轢かれるだけの人と思ってたけど、こんな可哀想な過去があったの！？」
「え！？コブラ甘党なの！？」
「毎回丁寧なあらすじで海馬がイカれてても観れる」
「山王連合会の感動シーンをおとなしく見てるイカツイ人たちかわいい」
当時のツイート見たらほぼダイナミックコードとハイローの実況しかしてなかった。
ドラマS1完走後、ドラマS2へ。以下抜粋。
「同じ文章ツイートできるTwitterだったら「こんなん絶対好きでしょ」を毎秒ツイートしてる」
「村山くん美少女すぎて心配だから外出するときは絶対にバンダナして」
「ヒャァァ…みたいな声がずっと出るS2の8話」
「いやもう大量の人間がオラァ～～～～ってケンカするところ、はたらくくるまがカッコイイ！！！っていう男児と同じ反応してる」
「一方その頃、マイティーウォーリアーズは？が毎回唐突で好き」
そのままレンタルでTHE MOVIEとTHE RED RAINを履修。
以下、抜粋ツイート。
「全軍でカチコミに行くところ最高すぎて２回観た」
「あ！そうかザム2がエンドオブスカイでレッドレインは別なのか ややこしい。多分これからスピンオフが増えてマーベル映画みたいにどこから観たらいいかわからなくなるから、今の段階で手を出しておいて良かったかもしれない」 （正解！！！！！！）
「レッドレイン観てから、またザム観てしまった エモい あと雨宮兄弟の曲（SIN）がなんか好き」
もうこの時点で結構好き！になってたんですが、タイミングよくアベマでHiGH & LOW THE LIVEっていうハチャメチャに景気の良いライブの放送がありまして。
以下抜粋。
「旗だ！！！(感動)」
「つよそうな男の人達の後ろで車が走っててかっこいい(小学生男児)」
「サブリミナル的にイキイキfeel so aliveってワードが刷り込まれてて、これかあ～～～！！！ってなったの草」
「ハイローなかったらこんなに一生懸命に顔を見ることなかっただろうな･････と思うと感慨深いものがあるな」
「ルシファー 初見には刺激が強すぎるから先に言っておいてくれ」
「始まる前は5時間もあるのか･･･って思ってたけど、今となってはあと1時間しかないの～？？って思う」
「ハイローで少しずつ耐性をつけられて、いよいよハイロー以外の曲もニコニコしながら見てるのに気付いたときはもう」
「この自由演技のワチャワチャはオタクに効く」
「ここの人たちみんな礼儀正しい」
「楽しみにしてたけど、想像の５億倍楽しかった」
「新規も心を打たれる丁寧な茶の間レス 本当にありがとうございます」
もう好きじゃん。
THE LIVE視聴以降「HIGHER GROUNDが頭から離れなさすぎて、鍋の残りで雑炊作ってても祭感出てくる」など、生活がハイローに侵されていきます。
残すは映画2作目のEND OF SKYと最新作であるFINAL MISSIONのみとなりました。が、END OF SKYは上映が終了しているためどうしたものかと思っていて。
そしたら東京でハイローカフェなるものが開催中で衣装展示やカフェのほかにEND OF SKYの上映もやっていたんですよね。ちょうど月末に上京する予定があり、それに合わせてハイローカフェでEND OF SKYを観て直後にFINAL MISSIONをキメる計画を立てました。
当日、ハイローカフェに入場し達磨一家がシノギで焼いたたこ焼き（概念）を注文して360度上映のシアターへ着席。平日だったのでほぼ貸し切り状態。本当にスクリーンが席の周りを囲んでいて人多っ…が6倍になったりしましたが、噂の車が縦に回転するアクションやジェシーのあまりにもオタクに刺さるキャラにブチ上がり最後のコブラの台詞からのエンドロールにしびれたりなどもうハイロー最高を叫びたくなるくらい心を掴まれてました。放心でカフェを出たら、エレベーターから全身ヒョウ柄の女が出てきて楽しかった。
その後、ピカデリーでFINAL MISSIONをキメて無事TLでオタクたちにハイローオタク誕生の祝福を受けました。やさしい！
ツイートで「全員主役なら全員推しでも良いはず」って言ってるんですけど、なんとなく日向推しではありつつSWORD全体を推していたんですよね。彼らのどうにもならないような圧倒的な力に立ち向かう気持ちを推してました。
現時点で観られるものすべてを履修して、俗にいうハイローに脳を焼かれた状態になっていたのでFINAL MISSIONはかなり周回しました。
私「土日ハイロー観に行こ」
友「土曜は友達とハイロー観に行くから日曜でいい？」
周囲が狂ってると安心して狂える。
映画を周回しながらHuluのノーカット版で肉を吐き捨てる日向に狂いそうになったり、友人に勧められてナイトヒーローNAOTOを観たり、「銃よりも拳のほうが強い」と認識を改めたりなどしていました。
そして数日後にはこうです。
以下、当時の抜粋ツイート。
「いま私の中で「なるほど食わず嫌いだったんだな」派と「全身の血が入れ替わるこの感じが怖い」派と「まあすぐロキノン厨に戻るよ」派と「だからハイローに手を出すのはやめろって言ったんだ」派と「東京パーリーピーポ〜〜〜〜〜〜」派に分裂し脳に負荷がかかっているため二桁以上の足し算ができない」
「LDHがあまりに自分と縁が無さすぎたせいで「先日Apple Musicですごく良い曲を見つけてしまったんですよ R.Y.U.S.E.I.って知ってますか？」ってナイツの漫才みたいになる」
「ラブドリームハピネスのアッパー系シャブをこのまま点滴され続けたら、陰キャサブカルクソ女とシャブシャブパーリーピーポーが私の肉体でシェアハウス始めちゃうんだよ」
「（ゆずの夏色を歌う今市隆二を観て）駐車場のネコはあくびをしながら～♡って歌う感じではないじゃない！！！サバンナの虎は獲物を探しながらって感じだろうが！！！」
すごい楽しそう！！！！！！
いまTLにこうなってる人がいたら手叩いて喜んじゃう。いいですね。
ワーーー！っとMV観たりテレビ出演を追ったりSNSを観たり（ジャニオタやってたからSNSが新鮮だった）ラジオを聴いたりして、楽曲とパフォーマンスの力強さと本人たちのあまりにもギャップのあるカワイイ振る舞いやワチャワチャにやられてました。それから当然、長時間の音楽特番は余すことなく楽しくなるし、本人たちの解像度が上がることでTHE LIVEがさらに楽しくなっていることに気付いた。何回楽しめるんだ！？
あとYEAH!!YEAH!!YEAH!!のおかげで冬季うつがなかったんです。すごいことよ。
一年中最高の夏を楽しめるMV。ドバドバセロトニンが出る。
EXILEは故郷の村を焼いていなかったんですよね。楽しくバーベキューしていただけだった。
この頃、ズブズブの毎日を過ごしながら東京で社内イラストレーターになることを考えて求人を探していました。きっとこのままズブっていたらライブに行きたくなるはずだけど交通費のことを考えるとあまり頻繁に行けるとは思えず、金銭面でいろんなことをあきらめたくなかったんです。求人サイトで未経験でも採ってくれるところを探して何社か応募しました。
結果、応募したうちの一社から年内に返事があって1月に面接を受けることになりました。
決心がブレると思って面接が決まってから初めて家族に相談したんですが、最初こそ驚いていたものの（それはそうなのよ）応援してくれました。
年末年始のアベマLDH祭や歌番組を観ながらポートフォリオ用に雨宮広斗を描いたりして面接の日を待ちました。（このときのLDH祭でセカンドのWILD WILD WARRIORS初見だったんですけど、あまりに良すぎて腹痛を起こして胃腸薬飲みながら観た）
年も明け、
まず一社目の面接前日にアベマでAMAZING WORLDを観て、
HIGHER GROUNDを聴きながら面接会場に向かい、
面接直前にトイレでHard Knock Daysを踊り士気を高める（？）
…などして面接に挑み2日後、
一社目で内定が出ました。
2017年12月4日にEND OF SKYとFINAL MISSIONをハシゴして脳を焼かれて2018年1月10日に内定が出た。人生ってすごいスピードで動くんですね。
この時結構長めに東京にいたので物件を決め、中目黒に初上陸してアメコ（AMAZING COFFEE、EXILE TETSUYAさんのプロデュースしているコーヒー店）に行ったり、EXILE THE SECOND LIVE TOUR 2017-2018 ROUTE 6・6の横アリ公演でLDH現場デビューをキメたりしました。
初めて振るフラッグ、ステージ上にあらわれる車、天井からぶら下がるマイク、高速で回転するステージ、彫刻が動いてるのかと思うほど美しい橘ケンチ、落とした財布が無事に戻ってきたことに感謝するAKIRA、日本の治安の良さに感動するSHOKICHI。 こんなに楽しくていいのか～！？
欲深すぎて両日入った。同行してくれた人（初対面）が新規に優しくて本当に嬉しかったな。横須賀推しなのを伝えたら、ガチャのてつやさんバッジをくれたりしました。なんて優しいんだ。
これはいろいろを終えて実家に帰る途中のSAで朝日を浴びてNEW HORIZONを聴きながら食べた牛串です（何？）
希望は音に変換するとこうなる。
このあと2月から東京で暮らし始め今年で3年が経ちました。
オタクが全員ここまでされたんだぞと悲鳴を上げながら映画館から出てきたHiGH&LOW THE WORSTでJr.EXILEたちにもハマり、事務所箱推し状態で現在まで楽しくオタクをしています。
そして冒頭に書いたTHIS IS JSB東京ドーム公演で上記の5000字くらいのことが走馬灯になったんですよね。ちょうどMIGHTY WARRIORSが4年ぶりに再始動したのもあり、R.Y.U.S.E.I.のパフォーマンスを観ながら、ああ、あのときハイローを観て、LDHに落ちて、本当に良かったな～～～～～って思いながらランニングマンやってました。LDHが人生になっちゃった。
引っ越ししてすぐ玄関に飾ったアカシアを貼っておしまいにします。
ありがとうございました！
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