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【開催レポート】PMI Legal Community 12月 Lab開催!

2020年12月22日(火)、PMI Legal Community2回目のLabをオンラインにて開催しました。弁護士、司法修習生、ロースクール生等、約40名の会員の方にご参加いただきました。

まずはじめに、齋藤貴弘 弁護士に「ルールメイキングにおいてリーガルパーソンが発揮できる価値」というテーマで講演いただき、その後ブレイクアウトルームに分かれて会員メンバーでディスカッションを行いました。

ダンスやナイトエンターテインメントを規制する風営法改正をリードされた齋藤先生のご経験を踏まえて、ルールメイキングのプロセスについて説明いただきました。
そして、そのプロセスにおいて具体的にどのような活動を行い、それぞれの活動における重要なポイントは何かを風営法改正の例を交えながら解説いただきました。

齋藤先生が執筆された「ルールメイキング - ナイトタイムエコノミーで実践した社会を変える方法論」も是非参考にお読みください。ルールメイキングのプロセスをナレッジとして集約し、新しいルールメイキングの方向性について書かれています。

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問題を適切に定義して政策アジェンダをセッティングすることで、幅広いステークホルダーを巻き込んでルールメイキングを進めていく、"ルールメイキング2.0"のあり方を学ぶことができました。

さらには、ルールメイキング後の新ルール下における政策実装の取り組みについて、多様な民間プレイヤーを起用していく新しい官民連携のあり方など、出版後現在進行形で取り組んでいる事例の紹介もありました。

公益性や客観性といった法律家の立ち位置、そこからの大局的視点にもとづくステークホルダーの利害調整、ファクト・エビデンス・ロジックによる主張立証等のリーガルスキルなど、法律家ゆえにルールメイキングにコミットできる可能性、法律家が持つ潜在的な活動フィールドについて齋藤先生ご自身の経験をもとにした考えが示されました。

講演の後は、4-5人のグループに分かれて「ルールメイキングの各プロセスにおける法律家の役割は何か?」「ルールメイキングにおいていかすことのできるリーガルパーソンの専門性は何か?」についてディスカッションしました。

講演で学んだことを実際にどうアウトプットできるのか会員同士で活発に議論しました。

12月Lab__

今回のLabが年内最後のPMI Legal CommunityのLabとなります。

来年1月のLabは、1月20日(水)に石原遥平弁護士に「シェアリングエコノミーとルールメイキングから学ぶ共同規制モデルの可能性」というテーマで講演いただきます。

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現在第一期の会員を締切っておりますが、募集再開のタイミングでご連絡をさせて頂きますので、PMI Legal Communityに興味のある方は、是非こちらのフォーム記入をお願い致します。
(※本フォームは正式申込ではございません)

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