なぜ医師になりたいのか?この時期にあらためてみる

これから医学部受験を考えている人に〜志望動機について

医学部受験の過程では、「あなたがなぜ医師になろうと思うのか」という志望動機について願書、小論文、面接で繰り返し聞かれます。志望動機について聞かれたとき、どういったことに気をつければいいのでしょうか?


今回のnoteは、志望動機で伝えるべきことを4つに分けてお伝えします。

1.志望動機で聞かれることは4つ

志望動機で伝えたいことは次の4つです。

・なぜ医師になりたいのか?

・将来はどんな医師になりたいのか?

・なぜこの大学を志望するのか?

・大学での展望は?

1−1.なぜ医師になりたいのか?

あなたはどうして医師になりたいと思ったのでしょうか?

よくある志望する理由としては、「家族の死」というきっかけから「病気の人を助けたいと思った」という理由があります。しかし、この理由だけでは、「他の医療従事者でもいいのでは?」というツッコミが入ってしまい、医師でになりたい理由としては弱いです。

弱くならない志望理由にするコツは、「そのきっかけから何を考えたのか」を深堀りすることです。例えば、「祖母が亡くなったきっかけから、医師について調べた結果、地方の医師不足を知り、助けを必要としている場所で力になりたいと考えた。」のように、きっかけにプラスして医師でなければならない理由を述べましょう。

1−2.将来はどんな医師になりたいのか?

医師になりたい理由の次は、将来の自分の医師像について伝えましょう。

・あなたは将来、どんな医師になりたいですか?

・医師になってどんな活動をしていきたいでしょうか?

・様々な診療科がある中で、どうしてその診療科で働きたいと思っているのでしょうか?

・どの地域・海外で、どのような活躍をしたいですか?

具体的な仕事内容はわからないと思いますが、どんな働き方をしたいのか考えておくことは大学の志望理由にもつながるので、大切な部分です。将来像が決まっていない方は、上記の質問の中から考えてみてください。

1−3.なぜこの大学に志望するのか?

医学科がある大学は多くあります。その中で、あなたが第一志望としてその大学を選んだ理由は何でしょうか?

上記で考えた将来の自分の医師像を達成するためには、この学校でなければ達成し得ないという理由を伝えられると良いです。

しかし、「なんとなくこの大学なんだよなぁ」と思っている方は、その大学が「どのような医師を育成しているのか」を把握するために以下を調べることをオススメします。

・大学の教育理念、学是、教育方針、求める学生像

・大学病院の運営方針、診療科の充実度

・オープンキャンパス、説明会やパンフレットからの情報

これらのことを調べ、この大学でしかできないことを探し、将来の医師像と繋げましょう。

1−4.大学での展望

入学したら、医師になるにあたってどんな大学生活をおくりたいかを最後に伝えましょう。サークル活動でも、ボランティアでも、授業でも、将来の医師という職業につながる伝え方をすることがポイントです。

具体的な大学生活をイメージするのは難しい方は、オープンキャンパスに参加したり、大学の先輩に話を聞いて、大学生活のイメージを掴みましょう。

2.さいごに

以上の4つについて考えたら、うまく伝えるためにも面接練習や志望理由書の添削を行ってください。

志望理由を考えることは、自分と向き合う良い機会になります。時間をかけ、自分の深掘りをしていきましょう。

医学部受験情報はプレメディで

https://igakubu-yobikou.net/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?