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岩井俊雄ディレクション「メディアアート・スタディーズ 2023 :眼と遊ぶ」

事務局の本間健太郎です。渋谷に新しくできた東京アーツカウンシルが運営するCCBTシビック・クリエイティブ・ベース東京にて、メディアアーティストのさきがけ岩井俊雄さんがディレクションするイベント「眼と遊ぶ」が行われています。その視察報告です。

動画の仕組みを紐解いた面白アートがいっぱいでした。アナログだけど、デジタルのことをもう一度考え直すきっかけになる素敵な展示です。

ところでみなさんCCBTはご存知ですか? 
東京都の東京アーツカウンシルが、デジタルテクノロジーの活用を通じて、人々の創造性を社会に発揮するための活動拠点として作ったスペースで、渋谷の東武ホテルの宴会場を改装してつくられました! 
柿落としでは明和電機さんの個展などもやっていましたよ!

今回の「メディアアート・スタディーズ2023:眼と遊ぶ」は、メディアアーティスト/絵本作家の岩井俊雄がディレクションし、昨今では巷に溢れている「映像」の仕組みと原理を体験、発見、制作するための遊び場です。

視覚装置がどのように進化してきたかを体験しながら、メディアアートの代表作を発見し、さらにワークショップでは自分でも映像をつくれます。

19世紀に発明された様々な視覚装置を実際に触って体験

視覚装置のレプリカ約20種類(ソーマトロープ、フェナキスティスコープ、プラクシノスコープなど)パラパラ漫画のような動画などがいろいろ展示されて、動画の仕組みについて説明されています

ハンドルを回すと連続写真がパラパラ漫画のように動いて見える

動画をいろいろなアナログ的手法で作ろうとしているのがとても面白いです。

細いシマの裏に絵が通っていくと絵が動き出す
同じ原理で目が瞬きするカードなども展示されてました。

また、これらの機器を岩井俊雄さんが独自に発展させた作品「時間層Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ」なども飾られていました!

約25年ぶりに公開メディアアート史を革新した代表作「時間層」

3つあったうちの一つです。動画(限定公開)でお楽しみください。

岩井さんの絵本「100かいだてのいえ」の立体化作品「かがみの100かいだてのいえ」も特別展示。合わせ鏡を使って模型の部屋が無限に広がるように見えます。

上を覗くとさらに続いていきます

動画作品が多く、文章ではなかなか全て伝えきれないので、ぜひお時間ある方は行ってみてください!
お子さんのワークショップなども有ますので、大人も子供も楽しめるスペースです!

会期:2023年7月7日(金)~8月20日(日)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌平日)
開館時間:13:00~19:00
会場:シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
観覧料:無料

オフィシャルフライヤーより
オフィシャルフライヤーより

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