属性タイプの概要/中級編

細かい分類分け/才編

才は性、愛、夢の3つのタイプに分かれており、性と愛はそこから2つの派生がある。どんな特性を持つか解説して行こう。


【才-性】(さいのせい)


才-性は、比較的他人に奉仕的な面があり、尚且つ見返りを求めない。
そして、皆との団欒より個人とのゆったりした時間を好む傾向にある。故に、都合の良い存在と思われやすい、相手から理想の恋愛対象とされやすいタイプだ。中には、男女問わず性的被害に遭いやすい人も居る。
本人としては平穏を望んでおり、自分がそうしたいからそうしているのだが、その姿勢が人ウケするのだろう。
しかし、意外と頑固な面を持ち合わせており、これと決めた人間に対しては、過剰な程に愛を注ぐこともある。

才-性は、さらにここから2つの分類に分けられる。

》才-性/母(さいのせいぼ)
才-性/母は、才-性の中でも母性的で、人当たりが良いタイプだ。
他のタイプがつい甘えたくなってしまう雰囲気を出しており、また、才-性/母自体も甘えられるのが嫌いな訳では無い。少しの理不尽くらいなら叶えてやりたいとも思うだろう。
しかし、その態度が周りから見れば特別な対応に見え、勘違いされる事が多い。


》才-性/父(さいのせいふ)
才-性/父は、才-性の中でも父性的で、クールな価値観を持っている。
基本的に自立志向であり、自我というものを強く持つ事で他人との距離を置いている。
相手のためにならない、もしくは自分の不利益になる人間関係はスパッと切ってしまうこともある。
所謂サバサバ系であり、例え明るくて優しくとも、才-性/父ならどこか自己完結の精神が見えるだろう。


【才-愛】(さいのあい)


才-愛は、一言で言うなら人気者のスターだ。いつも周りに人が居て、友達と笑い合える環境を好む。
博愛主義的で、人間臭いエゴも多く見られるだろう。
家族、友達、恋人を皆仲間だと思っており、困っているなら助けるという全体主義的意識が強い。
それ故か板挟みや対立に合うことが多く、才-愛にとってはそれが悩みの種になるだろう。
人と楽しみたい意識が強いので、自らいじられキャラになる事も多い。

才-愛は、さらにここから2つの分類に分けられる。


》才-愛/鋭(さいのあいえい)
才-愛/鋭は、才-愛の中でも比較的攻撃性のあるタイプだ。
自分の仲間と認めたもの以外に攻撃的で、過激な発言もあるだろう。
仲間の為に身体を張ることが苦ではなく、基本的に人当たりは良い。
ただし、その攻撃性を振りかざすが故の人間トラブルは多く、周りの空気を乱す存在には容赦がない。


》才-愛/信(さいのあいしん)
才-愛/信は、才-愛の中でもより博愛的なタイプだ。
目につく人は皆仲間であり、仲良くなれると信じている。
困っている人を放っておけず、誰にでも優しいのだが、その優しさが自他にとって仇となってしまう事が多い。
所謂"いい人止まり"であり、深い関係を築くのは苦手である。


【才-夢】(さいのゆめ)


才-夢は、所謂人とは違う世界で生きているタイプの人間だ。
価値観や感覚が普通の人とは違うので、よく"変わった奴"とネタにされやすい。
周りの環境に適応的であるため、ある意味で純粋であり、自我が無い。
基本的に自分が楽しければそれで良く、面白そうだから、が行動原理としてよくある。
環境や概念に執着しがちで、無意識で人の本質を理解しようとし、その人が求める自分を追求する癖もある。


・細かい分類分け/努編

努は写、妄の2つのタイプに分かれており、妄はそこから2つの派生がある。どんな特性を持つか、解説していこう。


【努-写】(どのしゃ)


努-写は、全属性タイプの中で一番数が多いだろう。
大体、社会における基本的な価値観とされている。
他人に自分を見せる事に拘りがあり、ある程度理想の自分を持って生きているが、そこにギャップが発生してることも多い。こう思われたい、が先走って裏目に出ることもある。
自他に対して厳しい面があるが、その実行動は甘かったりと矛盾した感性が表面化されている事も多い。
社会の中に居ないと大きな不安を感じてしまう。情緒量が多い傾向にある。


【努-妄】(どのもう)


努-妄は、全属性の中で最も献身的であり、最も偏りがあると言えるだろう。
これと決めた相手のためなら、自分を極限まで削りがちだ。
しかし、才-性が極限まで搾取されると関係を切るのに対し、努-妄は切れずにずるずると引きずる癖がある。
コントロールの幅が振り切れている為、0か100か、という価値観をしていることも少なくない。


努-妄は、さらにここから2つの分類に分けられる。


》努-妄/全(どのもうぜん)
努-妄/全は、基本的にふんわりと皆の幸せを願うタイプだ。社会貢献に意欲があるとも言える。
他者が助かるなら、後先考えずに自分を犠牲にすることもある。
しかし愛/信よりかける思いが重い為、フットワークが軽い訳では無い。
主人公を待つヒロインタイプとも言えるだろう。


》努-妄/個(どのもうこ)
努-妄/個は、ただ一人に対して深く盲信するタイプだ。
一度決めたら全体重を相手に乗せる勢いで身を差し出して来ることから、感情は重ためである。
その一人に対して全体重を預けているからか、その不安定さが見えない側からすれば普通の良い人に見えてしまうという特徴もある。


・細かい分類分け/離編

離は、他の属性タイプとは少し毛色が違う。サブタイプと言っても過言では無いが、それがメインタイプとなる人も勿論居るだろう。


【離-化】(りのげ)


離-化は、一見すると属性タイプが判別しにくい。
というのも、この属性タイプを持つ人は才-夢より環境に適応的であり、基本的にその場に合わせて変貌するからだ。
勿論、人間にはペルソナと言って多面的な人格を使い分ける節はあるが、離-化は単にペルソナであるとも言えない不一致さがある。
全ての属性タイプが薄く併発しているタイプもある。
才とも努とも言い切れない、どの属性とも言い切れない、そんな人は離-化に当てはまるだろう。


【離-別】(りのべつ)

離-別は、ハッキリとした多面性を持つ。そしてその他面的な面に名前が付いている事が多い。
然し、それは自分自身であるという自覚があり、解離性同一性障害とはまた別である。
所謂、場所が変われば全く別人の様に振る舞う特性を持つ。
もしくは、自分の中の脳内会議が行われている時に名前や姿や考え方の違う自分が固定化されている、といった状態にある人はこの属性タイプを持っているだろう。
この特性故に、様々な属性タイプの自分が居る、といった状態から、自分がどの属性か判別できないこともある。

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