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生成AIは止まらない

世間を賑わせている生成AI。

非常にハイクオリティで微細なイラストを、比較的手軽に量産できる優れた技術だ。
イラスト界隈に革命を起こしたそれは、ルールの制定よりも先に利用者が爆発的に増加してしまった背景もあり、イラスト界だけにとどまらず世の中全体で混乱を生み出している。

使うのは悪か?
存在するだけで罪か?
全てなかったことにして歴史の闇に葬るのが正解か?

生成AIに対して、筆者は6:4くらいの気持ちでやや肯定よりのスタンスである。
ただ、肯定と言っても、今抱えているトラブルや問題点を無視する気は毛頭ない。
生成AIによって苦しんでいる元イラスト権利者達がいることは知っているし、それを嘲るように追い込んでいく生成AI利用者の惨状も目の当たりにしている。
それを知ったうえで肯定するのか?と思われるだろう。
肯定と言うより黙認に近い。筆者は生成AIを全面支持していない。
ただ車や包丁や銃と同じで、人を傷つけるが存在を許されたものになるだろうと予測している。
どちらかと言えば、諦めからくる肯定なのである。
一度進み始めた技術はそう簡単に無くならない。
危険物を扱うのに必要なのは封印することではなく、使用制限と規則と罰則である。

これから書くものはすべて、筆者の個人的な思想だけで構成されている。
バックになんらかの組織があるわけでもないし、データを集計したわけでもないし、マス…のように印象操作をしたいわけでもない。
いわゆる感想文である。
読者が自身のなんらかの主張のためにこの記事を引用するのは自由だが、これは論文でも新聞でも専門書でもないぞということだけ明記しておこう。

生成AIが抱えている問題点、それは大きく以下の3つになるだろう

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