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5/20新音源配信開始です。

新作は人間歌唱

人間歌唱、って言い方もどうかとは思うが、合成音声に歌わせてばかりだったので、こう書くしかないかなという気がする。
ボカロ・合成音声界隈を卒業した気は全然無いんだけど、ちょっと人間相手でやりたくなった、というのが大きな理由。

バンドを辞めてボカロ始めた頃は「もう人間が歌うのはいいよ……」と本当に思っていたんだ。
散々やってきたし。
ちょうどその頃にAUTO-TUNEのケロケロボイスが流行り始めていたのもあって、オレは人間味を排除したものがやりたかったから。

で、1周回って今は割と人間の歌の力が好きになっていたりする。
人間の歌って、情報量が多いんですよ。
これはボカロで調声をしたことがある人はわかってもらえると思うんですけど。
ボカロの歌唱に人間並みの情報量を持たせようと思ったら、とてつもない時間を費やした調声が必要になります。
たとえば、伴奏が8ビートのドラムとルート弾きのベースだけでも、人間の歌なら間は保つんですよ。
けれど、それがボカロだと……少なくともオレは「これは無しだな」と感じてしまう。情報量が少な過ぎて間が保たない様に聴こえてしまうんですよね。
正直なところ、合成音声系ではSynthesizerVだけじゃないですかね、人間歌唱並みの情報量を持たせられるのって。
あ、小岩井ことりさんがやってるヤツもいけるかな、アレ凄かった。

で、ここ数年は情報量の多い歌唱で曲を書いてみたい気持ちの方が強くて。
なので、SynthesizerVに切り替えてしまったわけなんですが。

新作は『6DAYS WONDER』(タイトルもユニット名も)

で、新作のお話。
ボーカルは元地下アイドルの方に担当してもらっています。
前世アリ、ってヤツですな。
今回「もらる」名義でやってもらってます。
元から知り合いで、話の流れで音源出すか、ってなった。
ユニット名の「6DAYS WONDER」は、彼女と話しているときに


オレ「神様は6日で世界作って、1日休んだらしいぞ」
もらる「でも、その後何もしてないじゃん


という会話にオレがいたく感銘を受けたことから付けた名前です。
そっかー、神様は6日で世界作って、その後何もしてないのかー、マジかー、という気付きが電撃のように走りましたね。
そういう考え方はなかったので、すげぇなお前、と普通に感心しました。

つまり6日働けば後は休んでていいんじゃね? 神様でさえそうなんだから、況や人間をや(反語)という意味合いで「6DAYS WONDER」と付けさせてもらいました。

  1. スケープゴート

  2. Pretty Vacant

  3. 星に願いを

  4. ルサールカ

4曲目だけ既発表曲ですが、他3曲は書き下ろしです。
曲解説は特にしません。
感じた通りだと思うので。

配信ディストリビューターさんから5/20から配信、という風に聞いています。
apple music, spotify, amazon musicなどなど各種音楽サブスクサービスで聴けると思います。
どうかよしなに。

おそらくその1週間後くらいに、地下アイドルさんに提供した2曲もサブスク配信されると思いますので、またお知らせいたしますー。
ばいちゃ。

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