はじめの一歩はなんと…

日々考えていることを書き留めておこうと思ってから、あっという間に数年がたっていました。

手帳なのか、テキストデータなのか、携帯のメモアプリなのか。
子供に金融リテラシ―を届ける活動の一環で、「コミュニティ」について教えていただこうとお時間をいただいた方にnoteをおすすめされてから、またあっという間に一年がたっていました。
なんて腰の重い私。自分でもちょっとびっくりしてしまいます。

「書き留めることをスタートできない」この点だけ見るとほんとうに怠惰な私です。書くだけなのに。やりなさいよ。
（ああ、何度そのセリフを息子に言い放ったことか。ごめんね。）

だって、忙しいんだもん。

部活の朝練に行く息子を早朝に起こして見送り、洗濯スイッチオン！娘のお着換え！朝ごはん！お仕度！天気予報確認！時間差で息子の朝ごはん！すきまで自分の支度！兄妹けんかすな！洗濯機ピーピー言ってる！洗濯物を干す！息子、いま妹に読み聞かせすな！最悪わたし朝食なしで！

全員の定刻出発に向けた嵐の3時間で始まる朝です。
息子を「忘れ物なく」「放課後の予定を確認して」送り出し、娘を保育園に送る。午前8時00分、誤差なし！

夕方6時30分までに保育園に滑り込み、帰宅したら手洗いうがい！兄妹けんかすな！息子の宿題チェック！娘の相手！しながら夕飯準備は10分かけない！洗濯物たたんで片付け！食器洗って！明日の準備！お風呂！息子、妹に科学実験の授業お風呂ですな！娘のスキンケア！漫画片付ける！ドライヤー！トイレ行って！絵本は2冊まで！お休み！午後9時00分、誤差なし！

定刻就寝に向けた怒涛の2時間半です。母業閉店。
なんというか、この後は「ものを書く」とか建設的な活動をするエネルギーが少しも残っていません。まさに枯渇。

ビールのプシュッ！を合図に、ひたすら「ひとりの時間」を噛みしめます。何も考えず、何も感じず、「おかあさん！」「見て！」「おかあさん！」「聞いて！」と誰からも声をかけられず、ビールを流し込んでひたすらぼーっとします。悲しいことに、これが「明日への活力」です。あ、晩ご飯食べるの忘れた。

忙しいんだもん、と言い訳しながら、頭の中にも心の中にも、書き留めていきたいことはどんどん増えていきます。
え？夫？存在しているけど、家庭生活には、常駐していないものと思っています。たまに来るシッターさん的な。ありがたや。

家事・子育てはもちろん、家族の資産形成や家計管理、金融商品の選定から決定・手続き、修繕、保育園・学校・病院・塾・部活・習い事、その他いろいろ。全ての対応は私が担当です。
夜ベッドに入ったら、子供たちと「今日あったいいこと３つ」を見つけて、時には「お悩み相談室」も開設するのだけど、私も毎日きつくて、たまに子供をぎゅーってしたまま一緒にわんわん泣いてしまいます。

誰かに聞いてほしい、味方になってほしい。
ああ、そうか、書かなきゃ。でも忙しいんだもん。

そんな風に毎日を過ごしていたら、倒れました。急に強烈な痛みが内臓を貫いて、文字通り、倒れこみました。
あっという間に救急から入院送りとなり、点滴に次ぐ点滴、安静の日を過ごすことになりました。
そういえばつい1週間ほど前、疲れに任せて「いっそのこと入院したい…」と思ったのでした。現実になってしまった。
原因はまさかの「極度のストレス」。直球ですね先生。私そんなにストレス感じないタイプなのですが。

仕事をしつつも、何日もベットでぼーっとしていると、いやでも空白の時間がやってきます。

そんなわけで、ついに初めの一歩を踏み出すことになりました。
いつか書き始めるつもりではいたけれど、まさか入院先のベッドからその一歩が始まるとは思いませんでした。
私の身体。私に休養と、新しいことを始めるきっかけをくれて、ありがとう！Good job！You’re so awesome！

というわけで、これからどうぞ、よろしくお願いいたします。

画像は、みんなのフォトギャラリーの「朝焼け」から、白水桃花さんの写真をお借りしました。大好きな海の、大好きな朝焼け、今一番私が見たかった風景だったので、心が動かされました。ありがとうございます！